山形大学附属小学校に出願しました。
12月の選考に向けて、口頭試問や面接でどんな準備をしておけばよいか知りたいです。
【山形大学附属小学校】はどんな学校?
山形大学附属小学校は、山形市松波二丁目にある国立大学附属の小学校です。山形駅から約3km、バスの県庁線で「附属学校園前」が最寄りの停留所です。近くには附属幼稚園や附属中学校もあります。
学校紹介では、「共に生き・一人ひとりが挑戦できる附属小」という言葉が掲げられています。子ども・教師・保護者の三者が、それぞれ「共創・挑戦・調和ある自分の姿」をめざして学び続け、魅力ある教育の場を一緒につくっていくという考え方です。保護者も学校づくりの一員として位置づけられている点は、受験を考えるうえで押さえておきたいところです。
国立の附属小学校は、教育研究や教育実習を担う学校です。その性格や公立・私立との違いは、国立小学校とは?公立・私立との違いで詳しく解説しています。
校章の「六稜」は雪の結晶を表していて、北国・山形でたくましく清らかに、希望をもって育ってほしいという願いが込められていると紹介されています。
【山形大学附属小学校】の教育の特色
研究のページでは、学校がめざす子ども像として「自ら問題解決を進める子ども」が示されています。子どもは人やもの、ことと関わる中で「よりよい自分になりたい」という思いをもっている、という考え方が土台にあります。そのうえで、次のような学びの環境づくりを大切にしています。
- 自由度と遊び心をもって、対象とじっくり関われる時間と環境を保障する
- 子どもが自分で選んだり決めたりする場をつくる
- 問題解決を急がせず、考えを深めるための時間を十分にとる
学校生活の大きな特色が「みのり班活動」です。学年をこえた縦割りの班で、5月の結成から、6月のみのり遠足、10月のみのりスポーツフェスティバル、11月のみのりさんぽ、1月の引き継ぎ式、3月の6年生を送る会まで、1年を通して異学年で活動します。1・2年生は「なかよしペア」をつくり、なかよし遠足やなかよし給食などを一緒に経験します。
もう一つ珍しいのが「学年の木」です。学年ごとに木が決められていて、その木が学年の名前として使われます。たとえば令和8年度の1年生の木は「れもん」です。
【山形大学附属小学校】の募集人員と出願資格
令和9年度(2027年度)第1学年児童募集要項(令和8年8月24日公示)によると、募集人員は84人で、附属幼稚園からの連絡入学予定者22人を含みます。最新は募集要項でご確認ください。
出願資格は次のとおりです。
- 令和2年4月2日から令和3年4月1日までに生まれたお子さま
- 在学中、山形市で保護者と同居して生活すること
- 通学に支障がないと見込まれること
通学区域を町名などで細かく区切る書き方ではなく、山形市での生活と通学に支障がないことが条件になっています。学校に駐車場はないため、通学の方法も含めて考えておきましょう。
【山形大学附属小学校】令和9年度の入試日程
令和9年度の主な日程は次のとおりです。
- 令和8年8月28日(金)〜9月3日(木):オンライン学校説明会(動画配信)※終了
- 令和8年9月30日(水)〜10月16日(金):願書配布(事務室)※終了
- 令和8年10月5日(月)〜10月16日(金):出願(保護者が直接来校)※締切済み
- 令和8年12月23日(水):選考(一般の幼稚園・保育園のお子さま)
- 令和8年12月24日(木):附属幼稚園からの連絡入学希望者の保護者面接
- 令和8年12月25日(金)10時〜15時:合格発表(本校ホームページ)
検定料は3,300円で、郵便局の窓口で払い込む形でした。合格者には後日、保護者あてに合格通知書が送られます。また、1月末日までに入学辞退者が出た場合は、追加合格の可能性があると要項に書かれています。
【山形大学附属小学校】の選考内容と当日の注意
一般の幼稚園・保育園に通うお子さまの選考は、「幼児への口頭試問」と「保護者面接」で、受検番号の順に行われます。受検者と保護者が一緒に来校し、面接は原則として両親で受けるとされています。要項には抽選の記載はありません。国立小の抽選の考え方は国立小学校の抽選の仕組みで解説しています。
要項には、当日の注意として次のような点が書かれています。
- 受付は8時30分〜8時45分。受付時間内に受付できない場合は、原則として辞退の扱い
- 受検者以外の子どもは同伴できない
- 保護者と受検者は上履きを用意する(受検者は内ズック)
- 運動しやすく、防寒着を脱いでも寒くない服装で来校する
- 受付後から選考が終わるまで、携帯型の端末は使えない。筆記用具は不要
- 受検番号73番以降は、終わりが昼過ぎになる場合がある
口頭試問では、質問をよく聞いて、自分の考えを自分の言葉で答えることが大切です。正しい答えを覚えさせるより、日々の生活の中で「どう思う?」「なぜそうしたの?」と問いかけ、お子さまが考えて話す機会を増やしてあげてください。学校が大切にしている「自ら問題解決を進める」姿にもつながります。
【山形大学附属小学校】よくある質問
Q. 両親で面接に出られない場合は?
要項では「原則として両親での面接」とされています。どうしても都合がつかない場合は、早めに学校へ相談しましょう。ご両親で受ける場合は、志望の理由や家庭の方針について、二人の話がそろっていることが大切です。答えの準備に不安があれば、面接対策もご活用ください。
Q. 口頭試問はどんな練習をすればよいですか?
口頭試問の具体的な内容は要項には書かれていません。ご家庭では、絵本を読んだあとに「どの場面が好きだった?それはどうして?」と聞いてみる、お出かけのあとに出来事を順番に話してもらう、といった会話がよい練習になります。答えが短くても、最後まで聞いてもらえた経験が、初めての大人の前で話す自信につながります。
Q. 12月の選考に向けて気をつけることは?
選考は冬の時期に行われ、受付は朝8時30分からです。早起きのリズムを少しずつ整え、当日と同じ時間に起きて朝ごはんを食べる練習をしておきましょう。要項にあるとおり、防寒着を脱いでも寒くない服装を前もって試しておくと、当日あわてずにすみます。体調を崩したときの学校への連絡方法も確認しておくと安心です。
Q. 来年度の受験に向けて、願書で気をつけることは?
令和9年度の要項では、願書と幼児環境調査書は保護者本人が黒のボールペン(消えるインキは不可)で楷書で書き、訂正は二重線と訂正印で行うこと、修正液や修正テープは使わないことが示されていました。氏名は戸籍どおりに書きます。下書きをしてから清書し、写真の規格も早めに確かめておきましょう。書く内容に迷う方は願書作成サポートもございます。
Q. 不合格でも追加合格の可能性はありますか?
要項には、1月末日までに入学辞退者が出た場合、追加合格の可能性があると書かれています。結果を受け止めながらも、ほかの進路の手続きを進めつつ、学校からの連絡を待つ形になります。
Q. 国立小の受験に塾や模試は必要ですか?
ご家庭の状況とお子さまの性格によって答えは変わります。国立小学校受験に塾は必要か、国立小学校受験に模試は必要かで考え方をまとめています。
Q. 学費はどのくらいかかりますか?
国立小学校なので授業料はかかりませんが、給食費や教材費などは別にかかります。本校の具体的な金額は、筆者が確かめた範囲の公式情報には載っていませんでした。学校にお問い合わせください。
Q. 転入学の募集はありますか?
入学案内のページには、令和9年度の転・編入学児童(現3年生対象)の募集要項も載っています。対象となる方は要項でご確認ください。
Q. 国立小だけを受ける場合の準備は?
国立小の専願受験は、私立とは準備の重点が違います。国立小学校専願受験の進め方もご参考にしてください。
▶ 国立小学校の特殊性と対策の進め方をまとめた『国立小学校 専願受験専用マニュアル』(PDF)は、筆者のオンラインショップで販売しています。
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