長沼町のまおい学びのさと小学校が気になっています。
どんな学校で、入学するにはどんな選考があるのでしょうか。
まおい学びのさと小学校は、2023年に開校した北海道認可の私立小学校です。筆記試験はなく、2日間の体験入学と親子面接で、お子さまの「この学校に行きたい」という気持ちと、ご家族の理解を確かめる選考になっています。
大切なのは、以下の3点です。
・2027年度の出願は2026年10月25日(日)必着で締め切られること
・お子さま本人の入学の意思がもっとも重く見られること
・通学手段(送迎・スクールバス)を入学前に具体的に決めておくこと
まおい学びのさと小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
まおい学びのさと小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【まおい学びのさと小学校】どんな学校?基本情報
まおい学びのさと小学校は、北海道夕張郡長沼町にある私立小学校です。設置者は学校法人学びのさと自由が丘学園で、2022年11月に学校法人と小学校の設立が認可され、2023年4月に開校しました。2026年には同じ校舎でまおい学びのさと中学校も開校しており、公式サイトは「まおい学びのさと小中学校」の名前で運営されています。
公式サイトのQ&Aでは、北海道知事に認可された正規の私立学校であり、「いわゆるフリースクールではありません」と説明されています。また、不登校のお子さまのための学校ではなく、体験的な学びや自分で決めることを大切にする教育理念に共感した子どもと保護者が選ぶ学校である、という位置づけもはっきり示されています。
- 設置者:学校法人学びのさと自由が丘学園
- 所在地:北海道夕張郡長沼町
- 開校:2023年4月(中学校は2026年に開校)
- 教育スタッフ:児童10名に1名の体制
- 登校・下校:9時登校、15時30分下校
公式サイトでは、宿題もテストもチャイムもなく、「先生」と呼ばれる大人もいない学校であると紹介されています。中学校までつながる学びを考える方は、私立小学校の内部進学の記事もあわせてご覧ください。北海道のほかの小学校と比べたい方は、北海道の小学校一覧が参考になります。
【まおい学びのさと小学校】教育の特色
まおい学びのさと小学校の学びは、大きく4つの柱で組み立てられています。
1. 教科を横断するプロジェクト
子どもたちは、ものづくり・料理・演劇・農業・工芸などのプロジェクトから一つを選び、1年間取り組みます。プロジェクトのグループがそのままクラスになり、原則として1年生から6年生までの異年齢で構成されます。長沼町の自然を生かしながら、調べる・体験する・つくる・まとめる・発表するという流れで学びを深めていきます。
2. ことばとかずの基礎
ことば(聞く・話す・書く)とかず(大きさ・量・計算・図形)は、プロジェクトと結びついた独自の教材で学びます。お子さまの発達に応じて、必要なときには学年別の基礎学習も行われます。
3. 芸術・運動・外国語の選択
前期と後期にそれぞれ、図工・音楽・ダンス・運動・電子工作などから2つずつ選びます。「国際」の時間には、英語や世界の文化に体験を通してふれます。
4. 子どもが学校のことを決める
週に1回、小学生と中学生がいっしょに全校ミーティングを開き、きまりや困りごと、行事について話し合います。合意をめざして話し合い、採決が必要なときは子どもも大人も同じ1票です。民主主義を「教わる」のではなく、日々の生活の中で実際に経験する場になっています。
【まおい学びのさと小学校】入試日程・募集人員(2027年度)
公式サイトには、2027年度の新入学募集要項が掲載されています。募集人員は20名で、2027年度に小学1年生になり、2027年4月から通学できる地域に住むお子さまが対象です。
- 出願期間:2026年9月14日(月)〜10月25日(日)必着(WEBまたは郵送)
- 体験入学(2日連続・宿泊なし):11月5日(木)・6日(金)主に道内近隣の方/11月12日(木)・13日(金)主に道外・道内遠方の方/11月19日(木)・20日(金)予備日
- 親子面接:11月21日(土)、11月28日(土)(対面のみ)
- 合否の連絡:2026年12月上旬までにメール
出願には、申込フォーム(または入学申込書)のほか、写真と、選考課題2項目を含むアンケートの提出が必要です。2026年10月23日時点では出願期間中ですが、締め切りが目前ですので、検討中の方はすぐに募集要項を確認してください。定員に満たない場合は2次募集を行う可能性があるとされています。
公式サイトでは、できるかぎり事前に学校見学に参加してから申し込むようすすめています。見学は毎週月曜日に受け入れており、原則として2週間前までの申し込みが必要です。日程は変わることがありますので、最新は募集要項でご確認ください。
【まおい学びのさと小学校】選考の内容と準備
選考は、保護者同伴の面接と2日間の体験入学で行われ、筆記試験はありません。体験入学ではお子さまの行動観察が行われます。募集要項では、重視するのは「お子さまの入学意思」と「ご家族の学校の教育理念への理解」であると明記されています。
また、不登校であったことは判断材料にしない一方で、日常的に身体的・精神的な個別の支援が必要な場合は対応できないとされています。校舎はバリアフリーではないことも、Q&Aで説明されています。選考の経緯や判断の理由についての問い合わせには答えられないとされています。
定員を超えた場合に選考外となったときは、入学待機リストへの登録を希望するかどうかを確認され、待機の順位は学校から伝えられます。
準備としては、次のような点が大切です。
- 見学や体験を通して、お子さま自身が「行きたい」と感じているかを確かめる
- アンケートの選考課題に、家庭の考えを自分の言葉で書く
- 自由な環境が合うのか、枠のある環境が合うのか、お子さまの様子をよく見ておく
- 親子面接では、ご夫婦で教育観をそろえて話せるようにしておく
Q&Aでは、枠組みのある環境のほうが合うお子さまには居心地が悪い場合もあるため、選考のときに保護者から詳しく話を聞いていると説明されています。アンケートや面接で伝える内容を整理したい方は、面接レッスンも活用してください。
【まおい学びのさと小学校】学費・通学・昼食
2027年度の新入学募集要項に示されている費用は次のとおりです。
- 入学選考料:10,000円
- 入学金:200,000円(2026年12月に納入)
- 授業料:月額34,000円
- 施設教材費:月額8,000円
- 冬期間暖房費:月額5,000円(11月〜3月)
- 預かり金:30,000円(卒業時に返金)
兄弟姉妹の入学による割引はなく、諸般の事情で改定されることがあるとされています。金額はいずれも2027年度入学の募集要項にもとづくもので、最新は募集要項でご確認ください。
通学
寮はなく全員が通学生で、公共交通機関だけでの通学は難しいとされています。保護者の送迎か、スクールバスを使います。スクールバスは予定として2ルート(厚別・新札幌・上野幌・北広島方面から長沼町市街地を通るルートと、千歳・恵庭・恵み野方面からのルート)があり、朝7時40分ごろ出発、帰りは15時30分に学校を出ます。利用料は月額15,000円程度(長沼町内は6,000円)です。ルートは入学者の住まいによって変わることがあります。
昼食
給食はなく、お弁当を持参します。週2回、地域のNPOによる一汁一飯の配食(有料)があります。
【まおい学びのさと小学校】よくある質問
Q. 制服はありますか?
制服、指定の運動着、鞄の指定はありません。校舎内では上履きが必要です。
Q. 放課後や長期休みの預かりはありますか?
事前に申し出れば17時30分まで校舎に残れますが、学童保育ではありません。長期休業中の預かりもありません。Q&Aでは、長沼市街地の公立学童と北長沼地区の学童クラブが紹介されています。
Q. 遠くから移住して通うことはできますか?
通学範囲の指定はありませんが、お子さまに極端な負担がかからないよう配慮が必要で、通学が難しいと判断される場合は入学を断ることがあるとされています。募集要項では、長沼町内や学校の近くは戸建ての物件が少ないため、仮住まいや近くの都市部への移住も視野に入れるようすすめています。
Q. 1年生以外からの転入はできますか?
募集ページでは、定員に空きがある場合、小学1〜4年生は転入学ができるとされています。Q&Aでは、体験的な学びの環境に慣れて力を発揮するまでには時間がかかるため、転入はなるべく早い時期が望ましいと説明されています。
Q. 1日の時間はどうなっていますか?
9時に登校し、小学校の授業は15時に終わります。スクールバスは15時30分に学校を出発し、保護者の送迎は16時までとされています。朝の登校時刻がゆっくりなぶん、遠くから通うご家庭でも生活リズムを整えやすい一方、帰りの時刻は早めです。共働きのご家庭は、放課後の過ごし方を入学前に決めておくと安心です。
Q. 入学の手続きはどうなりますか?
学校が発行する入学承諾書を、いま住んでいる地域の教育委員会に提示して手続きを進めます。
学校選びの段階から相談したい方は、オンライン個別相談もご利用ください。
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