仙台市のろりぽっぷ小学校について調べています。
どんな子どもが通う学校で、入学にはどんな流れがあるのか知りたいです。
ろりぽっぷ小学校は、仙台市太白区坪沼にある私立の「学びの多様化学校」(いわゆる不登校特例校)です。一般的な私立小学校の入試とは性格が異なり、見学や面接などを通して「この学校の学び方がお子さまに合うか」を学校と一緒に確かめていく入学の流れになっています。
大切なのは、以下の3点です。
・不登校、またはそれに近い状態にあるお子さまを対象とした学校であること
・学力試験はなく、面接などの入学検定で本校の学びが合うかを見ること
・2027年度の募集要項は、公表されてから内容を確かめること
ろりぽっぷ小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
ろりぽっぷ小学校への入学を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【ろりぽっぷ小学校】どんな学校?基本情報
ろりぽっぷ小学校は、学校法人ろりぽっぷ学園が運営する私立小学校です。所在地は仙台市太白区坪沼で、市の中心部から車で30分ほどの、山と田畑に囲まれた里山の地域にあります。公式サイトでは、令和5年度(2023年度)に「不登校特例校」として歩みを始めたことが紹介されており、現在は「学びの多様化学校」として案内されています。
学びの多様化学校とは、不登校のお子さまの実態に合わせて、特別な教育課程を組むことが認められた学校のことです。ろりぽっぷ小学校の入学案内でも、対象は年間30日以上欠席している不登校の児童、または不登校に近い状態にある児童とされています。
一方で、公式サイトの概要では「学校に行けない子どものための学校」ではなく、子どもが自分に合った学びの場を選べる「選択肢の一つ」でありたいとしています。めざしているのは、関わるすべての人にとって「明日また行きたくなる学校」です。
- 設置者:学校法人ろりぽっぷ学園
- 所在地:仙台市太白区坪沼
- 学校の種類:学びの多様化学校(私立小学校)
- 定員:6学年合計85名
宮城県のほかの私立小学校と比べてみたい方は、宮城県の私立小学校のまとめもあわせてご覧ください。
【ろりぽっぷ小学校】教育の特色
ろりぽっぷ小学校の教育課程は「ろりぽっぷプラン」と呼ばれています。学園が大切にしてきた「大人も子どもも育ちあう」という考え方に、オランダの「イエナプラン」の考え方を組み合わせたものです。お子さま自身が選び、決め、取り組むことを大切にし、興味のある内容を自分に合った学び方で学べるように工夫されています。
イエナプランでは、教科ごとに区切った時間割ではなく、「対話」「遊び」「仕事」「催し」という4つの活動をリズムよく循環させながら学びます。学年の枠をこえた異年齢のグループで過ごし、公式サイトでは1〜3年生と4〜6年生の編成が紹介されています。子どもの問いから始まる探究の学びと、国語・算数・理科・社会などの教科の学びを結びつけ、「なぜ学ぶのか」を感じられるようにしているのが特長です。
ろりぽっぷプランには、次の3つの柱があります。
- 「人間・キャリア科」:心理教育の考え方を生かし、コミュニケーションや人との関わり方を学ぶ。保護者向けの機会も計画されている
- 「個別学習」:在籍する学年にとらわれず、前の学年の単元や先の単元にも、自分のペースで取り組める
- 多様な人との交流と体験:地域と学校が一緒に運営するコミュニティ・スクールとして、畑づくりや動植物とのふれあいなどの体験を重ねる
坪沼地区は、環境省の「生物多様性保全上重要な里地里山」にも選ばれている地域です。染め物や、地域からいただいた稲を使った食育、川での魚とりなど、自然そのものが学びの場になっています。宿題は、お子さまと個別に相談して必要な場合にだけ用意するとされています。
【ろりぽっぷ小学校】入学の対象と流れ
2026年10月23日時点で、2027年度の募集要項は公式サイトでまだ確かめられません。ここでは、公式サイトに掲載されている令和8年度(2026年度)の入学案内をもとに、流れを紹介します。
- 募集:小学1〜4年生は各学年8名程度、5〜6年生は各学年5名程度
- 学校見学会:2025年10月25日(土)、11月15日(土)の10時〜12時(オンライン参加・個別見学も可)
- オンライン説明会:2025年11月1日(土)
- 入学願書の受付:2025年11月17日(月)10時から専用フォームで受付(検定日時はメールで通知)
- 入学検定:2025年12月13日(土)
入学検定について、公式のQ&Aでは、学力試験はなく、面接などを通して本校での学びがお子さまに合うかを判断すると説明されています。障害の有無で入学を決めるのではなく、そのお子さまにとって本校での学びが最善かどうかで判断するという考え方も示されています。定員をこえた場合は、その学年に空きが出るまで待機となります。
年度の途中からの入学もできるとされており、見学や相談は随時受け付けています。2026年10月には令和8年度の第8回見学会の案内も出ています。2027年度の日程は前年と変わる可能性がありますので、最新は募集要項でご確認ください。
【ろりぽっぷ小学校】学費と通学
令和8年度(2026年度)の入学案内に示されている費用は次のとおりです。
- 入学検定料:10,000円
- 入学金:50,000円
- 施設整備費(入学時):40,000円
- 授業料:月額22,000円
- 教育充実費:月額13,500円
- 施設整備費:月額3,000円
- デジタルワーク教材費:月額2,000円
- スクールバス代:月額15,000円(利用者のみ。片道のみの利用は半額)
- 昼食費:月額9,850円(希望者のみ。お弁当の持参も可)
金額は2026年度のもので、2027年度は変わる場合があります。最新は募集要項でご確認ください。
通学
坪沼地区には公共交通機関がないため、スクールバスか保護者の送迎で通います。スクールバスは「沖野・長町・坪沼」と「泉中央・坪沼」の2ルートで運行しています。
仙台市の支援
仙台市では、市内に住み、ろりぽっぷ小学校に通う児童の保護者を対象に、通学費の補助(自宅から学校まで片道3km以上で、スクールバスか送迎で通う場合)と、市立学校と同じ就学援助の制度を案内しています。どちらも年度ごとの申請が必要です。
【ろりぽっぷ小学校】入学を考えるご家庭へ
ろりぽっぷ小学校への入学は、「合格するための準備」をするものではありません。大切なのは、お子さまがこの学校の空気の中で安心して過ごせるか、学び方が合うかを、親子で確かめていくことです。
検討を始めるときは、次のような順番で進めるとよいでしょう。
- まず見学会やオンライン説明会に参加し、学校の様子を知る
- 可能であれば、お子さまと一緒に見学し、表情や反応をよく見る
- 通学方法(スクールバスか送迎か)と、毎日の負担を具体的に考える
- いま在籍している学校や、相談先とも情報を共有しておく
面接などの入学検定では、これまでのお子さまの様子や、ご家庭が学校に望むことを率直に伝えることが大切です。うまく話そうとするより、お子さまのよいところや、つまずきやすい場面を具体的に伝えるほうが、学校もお子さまに合った関わり方を考えやすくなります。進路の選び方に迷うときは、オンライン個別相談で一緒に整理することもできます。
【ろりぽっぷ小学校】よくある質問
Q. 宮城県外から入学できますか?
公式のQ&Aでは、県外からも受け入れており、移住を考えている方には個別に相談に応じるとされています。
Q. 卒業後の進路はどうなりますか?
公立または私立の中学校への進学をサポートするとされています。公式のQ&Aでは、ろりぽっぷ中学校が開校するまでは、学園のフリースクール「ろりぽっぷスクール」の中学部に通うこともできるものの、籍を置くのは公立または私立の中学校になると説明されています。小学校から先の進路の考え方を整理したい方は、私立小学校の内部進学の記事も参考になります。
Q. 登校に不安があるとき、保護者が付き添うことはできますか?
公式のQ&Aでは、保護者の送迎ができ、校舎の2階に保護者の待機場所があると案内されています。お子さまが慣れるまでの過ごし方は、見学や相談のときに学校と話し合っておくと安心です。
Q. 途中で公立の小学校に戻ることはできますか?
公式のQ&Aでは、公立小学校へ転学することもできるとされています。
Q. 2027年度の日程はいつ分かりますか?
2026年10月23日時点では、公式サイトで2027年度の募集要項は確かめられません。前年度は10月から11月に見学会と説明会があり、11月中旬に願書の受付、12月に入学検定という流れでした。公式サイトのお知らせを確認するか、学校に問い合わせてください。
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