盛岡市に住んでいて、岩手大学教育学部附属小学校の受験を考えています。
どんな学校なのか、令和9年度の入試の流れも知りたいです。
【岩手大学教育学部附属小学校】はどんな学校?
岩手大学教育学部附属小学校は、盛岡市加賀野二丁目にある国立大学附属の小学校です。沿革によると、明治10年に盛岡師範学校附属小学校として始まり、昭和18年に現在の加賀野へ移り、昭和41年から今の校名になりました。
学校の概要では、本校の役割として、学習指導要領に沿った6年間の教育に加え、学部と連携した実践的な教育研究、学部学生や教職大学院の実習の受け入れ、岩手県を中心とした地域の小学校教育への貢献が挙げられています。国立小学校の役割そのものは、国立小学校とは?公立・私立との違いでも解説しています。
学校教育目標は「未来を切り拓く人間の育成」です。最も重点を置く子ども像として「するどく感じ よく考え つくり出す子ども」を掲げ、あわせて「健康で 元気な子ども」「心が あたたかく 広い子ども」「ものごとに 進んで取り組み やりぬく子ども」「力を合わせて よく働く子ども」を重点としています。
【岩手大学教育学部附属小学校】の教育の特色
学校の「本校の特色」には、次のような取り組みが紹介されています。
- 教育学部との共同研究で、「愉しむ力」を中核にした教育課程づくりに取り組んでいる
- 3・4年と5・6年に複式学級があり、1学年8名(男子4名・女子4名)の2学年分、計16名で1学級をつくることを基本としている
- 1年生からネイティブスピーカーによる英語の学習を計画的に行う
- 1人1台の端末を使い、プログラミングや情報モラルも計画的に指導する
- 2学期制をとっている
- たてわり活動「たけのこタイム」で、異学年の交流を続けている
- 合唱部・吹奏楽部の特設クラブがあり、11月にわかたけコンサートを開く
- 平成14年度から中国の北京大学附属小学校と交流している
複式学級は、岩手県ならではの教育課題に応える取り組みとして位置づけられています。異なる学年が一緒に学ぶよさを生かし、自分の学びを表現して振り返る力を育てる、という考え方です。
1年間の行事には、5月の運動会、4年生の宿泊学習、5年生の林間学校、11月のわかたけ文化祭、低学年のスケート教室や中・高学年のスキー遠足などがあります。安全面では、防犯カメラやオートロック、警備員による入校者の確認などに取り組んでいると紹介されています。
【岩手大学教育学部附属小学校】の募集人員と出願資格
令和9年度(2027年度)の新入学児童募集案内(令和8年10月1日公示)では、募集人員は72名(岩手大学教育学部附属幼稚園からの連絡入学予定者を含む)とされています。最新は募集要項でご確認ください。
出願資格として、次の点が示されています。
- 令和9年度に小学校第1学年の学齢に達するお子さまであること
- 在学期間中、保護者と同居して盛岡市内に住むこと(平成18年1月9日以前の盛岡市の範囲に限る)
- 徒歩または公共交通機関で通学できること
- 入学後は、住んでいる地区の子供会に入会すること
「盛岡市内」でも対象となる範囲が限られている点に注意が必要です。ご自宅や転居予定の住所が範囲に入るかどうかは、募集要項で確かめ、分からない場合は学校にお問い合わせください。また、駐車場がないことが繰り返し案内されているため、送迎に頼らない通学の方法も考えておきましょう。
【岩手大学教育学部附属小学校】令和9年度の入試日程
学校ホームページで公示された令和9年度の日程は、次のとおりです。
- 令和8年10月1日(木):新入学児童の募集案内を公示
- 令和8年10月21日(水)10:00〜11:20:受検希望保護者説明会(岩手県高校教育会館3階大ホール)※実施済み
- 令和8年10月22日(木)〜28日(水):募集要項の配付(土日を除く、9:00〜12:00・13:00〜16:00、附属小学校事務室)
- 令和8年12月4日(金):選考日
説明会は各家庭から保護者1名のみの参加で、お子さま連れでは参加できない形でした。募集要項は説明会の会場で配付され、その後は上記の期間に附属小学校の事務室で受け取れます。2026年10月23日時点では配付期間中ですので、受け取りがまだの方はお急ぎください。
出願は郵送で受け付けると示されていますが、出願期間と郵送の方法は募集要項に書かれています。選考の具体的な内容、検定料、合格発表の日時や方法も、Web上の案内には書かれていませんでした。配付される募集要項でご確認ください。
【岩手大学教育学部附属小学校】の選考に向けた準備
選考内容はWeb上では公表されていないため、ここでは国立の附属小学校の受験で土台になる力を、ご家庭でできる形でご紹介します。
- 大人の話を最後まで聞き、言われたことを順番どおりに行う
- 初めて会うお友だちとも、順番を守って一緒に遊べる
- 名前や好きなことなどを、自分の言葉で答えられる
- 身の回りのことを自分で行い、物を大切に扱う
学校が最も重点を置く「するどく感じ よく考え つくり出す子ども」という姿は、日々の遊びや生活の中で育ちます。季節の自然にふれて気づいたことを話したり、家にある材料で工作をしたりと、お子さまが自分で考えて形にする経験を大切にしてください。
国立小の中には抽選を行う学校もあります。本校の令和9年度の選考で抽選があるかどうかは、Web上の案内からは確かめられませんでしたので、募集要項でご確認ください。国立小の抽選の一般的な仕組みは国立小学校の抽選の仕組みで解説しています。
【岩手大学教育学部附属小学校】よくある質問
Q. 国立小の受験に塾や模試は必要ですか?
ご家庭の方針やお子さまの性格によって答えは変わります。国立小学校受験に塾は必要か、国立小学校受験に模試は必要かで考え方をまとめています。家庭での学習の進め方に迷ったら、家庭学習サポートもご利用いただけます。
Q. 学費はどのくらいかかりますか?
国立小学校なので授業料はかかりませんが、教材費や給食費、PTA関係の費用などは別にかかるのが一般的です。本校の具体的な金額はWeb上では確かめられませんでしたので、説明会の資料や募集要項でご確認ください。
Q. 保護者説明会に参加できなかった場合は?
募集案内では、募集要項は説明会の会場で配付したあと、10月22日(木)から28日(水)まで(土日を除く)附属小学校の事務室でも配付するとされています。附属小学校にも駐車場がないため、自家用車で行く場合は近くの有料駐車場を使い、近隣への無断駐車はしないよう求められています。
Q. 入学すると複式学級に入ることもありますか?
学校の紹介では、3・4年と5・6年に複式学級があると書かれていますが、学級の分け方の詳しい決まりはWeb上では確かめられませんでした。複式学級の考え方に共感できるかどうかは、受験を決める前にご家庭で話し合っておきたい点です。気になる方は学校にお問い合わせください。
Q. 願書や面接の準備はいつから始めればよいですか?
本校の選考で面接があるかどうかはWeb上では公表されていませんが、どの学校でも、志望の理由や家庭の教育方針を自分たちの言葉で説明できるようにしておくことは役に立ちます。学校の教育目標や特色と、ご家庭で大切にしていることのつながりを、ご両親で話し合ってみてください。書類づくりに不安がある方は願書作成サポートもございます。
Q. 転入学の募集はありますか?
学校のお知らせでは、令和9年度の転入学選考は令和8年11月2日(月)午前10時に、ホームページと正門脇の掲示板で公示すると案内されています。
Q. 国立小だけを受ける場合の準備は?
国立小の専願受験は、私立の併願とは準備の重点が違います。国立小学校専願受験の進め方もご参考にしてください。
▶ 国立小学校の特殊性と対策の進め方をまとめた『国立小学校 専願受験専用マニュアル』(PDF)は、筆者のオンラインショップで販売しています。
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