こんにちは!小学校受験の願書代行や面接対策、家庭学習支援を行う株式会社Bright Future Family代表のうみ塾長こと藤川です。
今回は、保育園・幼稚園のうちにやらせておきたいこと5選をご紹介します。小学校受験の準備に追われがちな年長期ですが、受験はお子様の人生の通過点に過ぎません。むしろ、小学校入学後の生活で役立つことを、今のうちにしっかりと準備しておきましょう。
1. 基礎体力作り
まず最初にご紹介するのは「基礎体力作り」です。多くの小学校受験では、ペーパーテストや面接が中心となりますが、実は運動も重要なポイントです。例えば、慶應幼稚舎のような学校では、体力が重視される傾向が強く、運動テストが採用されることもあります。ですが、小学校に入った後でも、基礎体力は重要な役割を果たします。
小学校生活では、体育の授業だけでなく、授業中に長時間椅子に座って集中するためにも体力が必要です。また、放課後の活動や課外授業、運動会などのイベントでも体力は求められます。
多くの親御さんから「もっと運動をさせておけばよかった」という声を聞きます。お子様が好きなスポーツや運動遊びを日常に取り入れて、体力をつけておくことは、後々大きなアドバンテージになります。日常的にラジオ体操やウォーキングを家族で取り入れることも良い方法です。
2. 自然体験
次に重要なのが、自然体験です。都会に住んでいると、自然に触れる機会が少なくなりがちです。しかし、子供にとって自然との触れ合いは、感受性を育てる重要な体験です。特に最近の教育では、体験学習を大切にする学校が増えています。例えば、農作業体験やキャンプ、自然観察などが小学校の授業で取り入れられることも多いです。
しかし、自然体験に慣れていない子供が急に農作業やキャンプに取り組むのは、精神的な負担になることもあります。「土に触れることが苦手」「虫が怖い」といった声はよく聞かれます。こういった体験を事前に家庭で行っておくことで、小学校入学後の自然体験授業にもスムーズに適応できるようになります。
週末に家族で田舎の農家を訪れたり、山や川での遊びを楽しむことで、子供の自然に対する抵抗感を減らし、好奇心を刺激することができます。また、植物を育てることで、生き物の成長に対する責任感や観察力を身につけることも可能です。
3. 家族での対話
家族での対話も忘れてはならない大切な要素です。特に共働きの家庭では、日常の忙しさから家族全員でゆっくり話をする時間が少なくなることが多いでしょう。しかし、小学校に入ってからは、学校での出来事や友達との関係、授業での悩みなど、子供が抱える問題を親に相談できるような環境が重要です。
幼少期に家族との対話の時間をしっかり確保しておくと、子供は「いつでも親に相談できる」という安心感を持てます。対話の時間は、お子様が自分の気持ちをうまく表現できるようになるための大切なトレーニングでもあります。食事の時間や寝る前に家族で話す習慣を作ることが、将来的に子供の精神的な安定にもつながります。
ある親御様の例では、家族での対話時間が少なかったため、学校での問題を子供が相談できず、後になってから親がその問題に気づいたというケースがありました。このようなことを防ぐためにも、今から家族との会話を大切にすることが重要です。
4. 音読練習
次に紹介するのは、音読練習です。多くの親御様が、ひらがなやカタカナの読み書きに力を入れる一方で、音読を軽視しがちです。しかし、小学校に入ると音読の宿題や授業での発表が頻繁に行われます。音読は、単に文章を読む力だけでなく、語彙力や文章の理解力、さらには発表する自信にもつながります。
お子様が楽しみながら取り組めるように、絵本の音読から始めるのがおすすめです。特に、物語を読んでいるときの表情や抑揚があると、より感情がこもった音読ができるようになります。また、音読は集中力や記憶力の向上にも役立ち、脳を活性化する効果もあると言われています。
毎日の短時間の音読練習を習慣にすると、小学校入学後もスムーズに音読の授業に参加できるでしょう。
5. 時間制限なく思い切り遊ばせること
最後に大切なのは、時間制限なく思い切り遊ばせることです。幼少期の遊びは、学びの基礎となる重要な活動です。遊びを通じて子供は、集中力や創造力、体力を身に付け、社会性を育んでいきます。特に、公園での自由遊びや家での創造的な遊びは、子供の発達にとって非常に重要です。
受験準備に追われていると、つい勉強や習い事に時間を割いてしまいがちですが、子供が思い切り遊べる時間も必要です。1日に15分でも、子供が興味を持っている遊びに熱中できる時間を作ってあげてください。時間制限を設けず、のびのびと遊ばせることで、お子様は自発的に学ぶ力を養います。
学年ごとに、いつ何をするか
年少から年中のはじめ
この時期は、机に向かう習慣より、体を動かした量と、外で見たものの量がそのまま力になります。走る、登る、投げる、跳ぶといった動きを一通り経験させてください。加えて、家族で出かけた先で見たものを、その日のうちに話す時間を作ります。
ひらがなを書けるようにする必要はありません。この時期に文字を急ぐより、ものの名前を増やすことのほうが、あとで効いてきます。
年中の一年
年中さんの一年は、季節を体験する最後のまとまった機会です。春夏秋冬の行事に参加し、旬の食べ物を口にし、外で生き物を見ておくと、年長さんになってからの常識分野の学習がまるで違います。
あわせて、身の回りのことを自分でする習慣をつけます。服をたたむ、脱いだ靴をそろえる、食器を運ぶといった動作は、そのまま試験で見られる巧緻性や生活習慣につながります。
年長の春から夏
ここからは、練習に時間の区切りを入れていきます。「十五分やったら休む」といった短い区切りをくり返すほうが、長時間続けるより身につきます。夏までに、ひと通りの分野に触れておくことが目標です。
年長の秋
新しいことを足す時期ではありません。できることを、確実に、時間内にできるようにする時期です。生活のリズムを崩さないことが、この時期の最優先事項になります。体調を整えることも立派な受験対策です。
幼稚園のうちに整えておきたい生活習慣
朝と夜の流れを、お子さまが自分で回せるようにする
試験の日だけ早起きをしても、体はついてきません。ふだんから同じ時刻に起き、同じ時刻に寝る生活にしておくことが、いちばん確実な対策です。目安として、次のことができていれば十分です。
- 起きてから園に出るまでの支度を、声をかけられなくても進められる
- 脱いだ服をたたみ、決めた場所に置ける
- 食事のあいだ、席を立たずに食べ終えられる
- 使ったものを、元の場所に戻せる
- 寝る時刻が、毎日ほぼ同じになっている
どれも、行動観察や生活習慣の課題でそのまま見られる内容です。特別な練習をしなくても、毎日の暮らしの中で身につきます。
お手伝いは、任せきることが大切
お手伝いは、やらせることより、最後まで任せることに意味があります。途中で手を出してしまうと、お子さまは「どうせお母様がやってくれる」と学びます。時間がかかっても、失敗しても、最後まで見守ってください。
おすすめは、洗濯物をたたむ、食器を並べる、玄関の靴をそろえる、野菜を洗うといった、毎日くり返せるものです。回数を重ねられることが、お手伝いを選ぶ基準です。
Q. 幼稚園のうちから塾に通わせるべきですか?
ご家庭の状況によります。通わせる場合も、通わせない場合も、家庭での過ごし方が土台になることは変わりません。始める時期については小学校受験の準備をいつから始めるかもご覧ください。
Q. きょうだいがいて、まとまった時間がとれません
まとまった時間は必要ありません。この時期に大切なことは、食事、支度、外遊び、寝る前の読み聞かせといった、毎日の場面の中でほとんど身につきます。時間を作るのではなく、いまある時間の使い方を変えると考えてください。
Q. 年中のうちに、何から手をつければよいですか?
季節の体験と、身の回りのことを自分でする習慣です。年中の過ごし方でくわしく解説しています。ご家庭に合わせた進め方は家庭学習サポートでご相談いただけます。
まとめ
今回は、保育園・幼稚園のうちにやらせたいこと5選についてご紹介しました。1つ目は基礎体力作り、2つ目は自然体験、3つ目は家族での対話、4つ目は音読練習、そして5つ目は時間制限なく思い切り遊ばせることです。
小学校受験に向けた対策が忙しい時期ですが、今回ご紹介した5つの取り組みは、入学後の学校生活をより充実したものにするための大切な準備です。今しかできないことに親子で取り組んで、後悔しないようにしましょう!
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