小学校受験をする子どもの早生まれの割合ってどうなってるの?!
よく小学校受験の世界では「早生まれは不利」と言われることがあります。早生まれとは1月1日から4月1日までの生まれの人のことを指します。
小学校受験をするお子様の中で「早生まれの割合はどのくらいだろう?」、「早生まれの小学校受験は何を気をつければ良いのだろう?」と悩まれる親御様も多いでしょう。
そこで今回は小学校受験のプロが早生まれの割合を示して、早生まれで小学校受験をする時に気をつけることを解説します。
本記事では、願書作成代行や回答集作成付き面接レッスンで高い合格実績を誇る筆者が小学校受験において早生まれの割合を示して、早生まれで小学校受験をする時に気をつけることを解説します。
小学校受験をする早生まれのお子様の割合
小学校受験をする早生まれのお子様の割合は正式には分かりません。
多くの小学校が受験に関する情報を公表しないからです。
しかし一部の国立小学校では入試の段階で月齢ごとにグループ分けをしており人数の把握が可能です。
例えば、筑波大学附属小学校は、コロナ前まではグループごとの人数を把握することができました。
2020年度入試を例に挙げると、受験者数はそれぞれ、A グループ(4-7月生まれ)が325名、Bグループ(8-11月生まれ)が288名、Cグループ(12-3月生まれ)が250名でした。
早生まれの定義からは少し外れてしまいますが、Cグループを早生まれとすると、割合は約30%になりますね。
早生まれの割合が極端に少ないわけではないことが分かります。
またお教室へ通われている皆さんは、どの子が早生まれのお子様か分かりますか?
もちろん身体の大きさの違いで分かることもあるでしょうが、能力の差は意外と分かりません。
早生まれとそうでないお子様で、顕著な違いが出るのが言語と行動観察です。
これは脳の発達に影響するのですが、それ以外のペーパー領域や運動は「やったかやっていないか」の差です。
我が子は早生まれだから小学校受験はムリと諦める必要はありません。
試験本番直前の10月には生まれ月による差はほとんどなくなります。
ちなみに筑波大学附属小学校のグループごとの受験者数は、コロナ後の現在は公表の仕方が変わってしまったので、把握できなくなりました。
早生まれで小学校受験をする時に気を付けること
早生まれでも小学校受験を諦める必要がないことが分かりましたよね。次に早生まれで小学校受験をする時に気をつけたいことを解説していきます。
早生まれの男子の場合
早生まれの男の子は早めに受験準備に取りかかりましょう。
周りにいる少しだけ先に生まれた「先輩」に囲まれて過ごすことで良い具合に鍛えられるからです。
自分より月齢の高いお子様と競い合って勝つには努力しないといけませんよね。
どうしても負けることの多い早生まれのお子様はたくさんの悔しさも味わっています。
「負けないぞ」という気持ちで一生懸命に努力して、出来るようになったらとてもうれしいものです。
努力すればできるようになることを知ることで、自然と頑張り屋さんに育つようになるので、受験準備は早めに取りかかると良いでしょう。
早生まれで国立を受験する場合
国立小学校を受験する場合、先ほども申し上げた通り月齢によりグループ分けされる学校があります。
筑波大学附属小学校とお茶の水女子大学附属小学校ですね。
筑波大学附属小学校やお茶の水女子大学附属小学校は早生まれで不利になることはありませんが、その分受験するお子様に有利不利がないので、しっかり取り組んだかどうかの差がはっきり出やすくなります。
一方で、学芸大系の附属小学校は月齢でグループ分けはされないので、試験問題は早生まれのお子様でも解けるレベルになっています。
高月齢のお子様は満点が当たり前の世界ですので、早生まれのお子様は早い段階から受験に向けて取り組みを開始していく必要がありますよ。
早生まれを考慮する学校を見つける
月齢考慮のある小学校を狙って受験するのも一つの方法です。
私立小学校の中にも月齢考慮をしている小学校はいくつもあります。
生年月日順にグループ分けをして試験をする小学校や、同じ試験でも判定に際して考慮してくれる小学校もあります。
HPに月齢考慮に関して掲載している小学校もありますので、ご確認してみてくださいね。
HPに掲載がなくても、実際の試験では月齢考慮をしてくれる小学校もあります。
もし月齢考慮があるのかどうかが分からなければ合同相談会などの機会に思い切って聞いてみてください。
月齢考慮があるからと安心してはいけません。月齢による有利不利がなくなる分、お子様のやったかやっていないかの差がはっきりでます。
「早生まれは不利」という不安がなくなる分、より一層学習に力を入れて取り組む必要がありますよ。
【小学校受験】割合の数字は、どう受け取ればよいのか
早生まれのお子さまがどれくらい受験しているか、どれくらい合格しているか。気になるのは当然です。ただ、この数字を見るときには、押さえておきたい前提があります。
合格者の生まれ月は、ほとんどの学校が公表していません
学校が公式に出しているのは、募集人数や志願者数までであることがほとんどです。合格者を生まれ月ごとに分けた数字は、公表されていないのが一般的です。
ですから、どこかで見かけた割合の数字は、特定の教室に通った子の集計であったり、限られた人数から出したものであったりします。志望校の実態をそのまま表しているとはかぎりません。
数字を見て、決めなくてよいこと
割合の数字を見て「早生まれは不利らしいから受験をやめる」という決め方は、おすすめしません。判断の材料としては弱すぎるからです。
決めるときに見ていただきたいのは、次のような身近なことです。
- お子さまが、いま楽しく取り組めているか
- ご家庭の生活の中に、学習の時間が無理なく入るか
- 通学の距離と時間に無理がないか
- ご夫婦で方針がそろっているか
この4つがそろっていれば、生まれ月を理由に迷う必要はありません。
月齢の扱いは、学校ごとに違います
月齢をどう扱うかは学校によって異なり、すべての学校に共通する決まりはありません。考え方を公表している学校もあれば、していない学校もあります。年度によって見直されることもあります。
気になる場合は、志望校の募集要項と学校説明会で直接ご確認ください。
【小学校受験】早生まれのお子さまは、どこで伸びるのか
早生まれのお子さまには、共通して見られる伸び方があります。
先に伸びるところ、あとから伸びるところ
比較的早く形になるのは、生活習慣とあいさつ、そして手先を使う課題です。生まれ月の影響が小さく、練習した分がそのまま出る場所です。
一方で、話の記憶や推理思考のように、頭の中で情報を保っておく力が必要な分野は、あとから伸びることが多いです。年長の夏を過ぎたころに、急にできるようになる場面をよく見ます。
ですから、春の時点で記憶や推理が伸びなくても、それは行き止まりではありません。できる分野で自信を積みながら、伸びにくい分野を毎日少しずつ触り続けるのが、いちばん確実です。
早生まれのご家庭にすすめている、3つのこと
- 始める時期を半年早める……量を増やすのではなく、助走を長くとります。年中の春から1日10分で十分です
- 1回の量を減らす……最後まで自分で終えられる量にします
- 比べる相手を1週間前の本人にする……教室のお友達と比べると、月齢差はどうしても目につきます。伸びを測る物差しを本人に置きかえてください
お子さまの前で「早生まれだから」と言わない
大人が心配で口にした言葉は、お子さまに残ります。「早生まれだから仕方ない」という言い方は、できない理由を渡してしまいます。
配慮は大人の側で静かに行い、お子さまには年齢相応の期待を伝えてください。
ご家庭に合った進め方は、オンライン個別相談や家庭学習サポートで一緒に組み立てられます。国立小学校を志望される場合は、早生まれで国立小学校を受験するときの記事もあわせてご覧ください。
【小学校受験】早生まれの割合をプロが解説まとめ
小学校受験で早生まれは不利と思われていますが、そんなことはありません。
小学校の先生方は子ども同士を比較するのではなく、その子自身が月齢にふさわしい成長をきちんとしているのかどうかを見ています。
ペーパーでも運動でもやればやるほど早生まれのお子様でも高月齢のお子様に追い付くことは可能です。
小学校の先生方もここまでの道のりでどれだけ頑張ってきたかを見てくれますので、早生まれで苦労することは多いでしょうが、諦めずに乗り切ることが肝要です。
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