小学校受験って縁故(コネ)ってなに?
小学校受験を志した時から何度となく耳にすることとなる「縁故」「コネ」「フリー」というワード。中学校以降の受験ではほとんど聞くことのない小学校受験界における独特なキーワードのひとつです。
「あのご家庭はおじい様の代から〇〇校だから…」
「上のお兄様が2人とも在学中だから、あの子も合格確実ね」
「〇〇さん、どうやら学園長の推薦をもっているらしいわ」
など…。直前期と呼ばれる年長夏以降になるとこのような噂話がまことしやかに広まり、そんな情報に振り回され精神を削られるお母さまも決して少なくはありません。
そして、その情報の正誤や結果的に合否に影響したかの事実は永遠に闇の中です。
そこで今回は、小学校受験オーダーメイド願書作成や、世界にたった一つの小学校受験面接回答集作成付きレッスンで高い合格実績を誇る筆者が、そんな小学校受験界NO.1のミステリーである「縁故(コネ)」について、徹底解説します。
小学校受験の縁故(コネ)とは?
そもそも、小学校受験における縁故(コネ)の定義とはどんなものでしょうか?
・両親のどちらか、または両方がその学校の出身者である
・志願者の兄弟が在学している(志望校内部と定期的な接点がある)
・紹介者を通じ、考査前になんらかの接点を持てる(身上書提出、事前面談など)
一般的には、このような条件を1つ以上もっていることを縁故(コネ)があると呼びます。ざっくり言うと「正式な考査以外の場で、学校側にアピールできる機会を持つご家庭」です。
また、私立小学校が重要視する項目のひとつでもある「ご家庭の身元」を明確にし、学校側に安心を与える材料ともなります。つまり縁故(コネ)があるというのは、過酷なお受験レースを一般受験者と比べ何歩も先からスタートすることに繋がります。
【小学校受験】 縁故(コネ)の反対語は、「フリー」
小学校受験界において「縁故(コネ)がある」の反対語は「フリー」と言われます。
家族・親族を数代前まで掘り下げても学校側との接点が一切なく、また関連各所に相談しても繋がりを見つけられないご家庭をそう呼ぶことが多いです。
近年共働きのご家庭の増加を背景に、アフタースクール併設や給食完備など協力的な学校が増えてきました。コロナ禍を経て、安心してお子さまを預けられる環境を求め私立小学校受験にチャレンジするご家庭も増加傾向にあり、一昔前と比べフリーのご家庭の割合もどんどん高まっています。
【小学校受験】縁故(コネ)なしでも合格できるの?
では、実際に縁故(コネ)なしのご家庭やお子さまでも私立小学校に合格することはできるのでしょうか。
結論から言うとできます。
というのも、私立小学校にも様々な方針や求めるお子さま・ご家庭像があります。
歴史ある伝統校でも一定数フリーのご家庭を迎え入れる学校や、中学校受験を目指すことに特化した学校であればお子さまの資質・実力だけを判断材料にする場合も多いです。また新設校などは、そもそも縁故(コネ)を持つご家庭がほぼおりませんので、必然的にフリーの数がその多くを占めることになります。
一方「完全フリーで複数校合格」や「縁故一切ナシで〇〇校合格」といったように、フリーの身でありながら歴史と伝統を誇る名門付属校に合格することを、一種トロフィーのように高らかに掲げるお教室やご家庭も定期的に登場します。
縁故がなければ受からない。そうまことしやかにささやかれる名門校にフリーで合格すことは、本当に素晴らしいことですし、そのご家庭とお子さまの優秀さと飛び抜けた能力・魅力には脱帽です。お受験サクセスストーリーとしてもジャイアントキリング的な魅力と刺激にあふれています。
大切なのは、ご家庭の持つ属性や縁故(コネ)が、目指す学校とマッチしているのか。フリーでも合格!といった言葉に惑わされず、ご家族の方針や本質を冷静に見極められる状態にあることが重要です。
【小学校受験】縁故のあるご家庭が、実際にしていること
差がついているのは「情報」ではなく「学校の言葉」
縁故のあるご家庭が有利に見えるのは、多くの場合、合否の口ききがあるからではありません。在校生の保護者や卒業生が身近にいるため、学校がふだん使っている言葉や、日常の様子を知っているからです。
願書や面接で差がつくのは、まさにここです。学校案内に載っている言葉をそのまま書いた志望理由と、実際の学校生活を知ったうえで書かれた志望理由は、読めば違いが分かります。つまり、縁故がなくてもこの差は埋められます。埋め方は、学校を知る機会を自分で作ることです。
フリーのご家庭が、学校との接点を作る手順
私が受験されるご家庭にお伝えしている手順は、次のとおりです。特別なつてはいりません。
- 学校説明会に参加する。年に複数回ある学校では、内容が違うことがあるので、できるだけ回数を重ねます
- 公開されている行事に足を運ぶ。運動会や学芸会、バザーなど、在校生の様子が見える機会を選びます
- 個別相談会があれば必ず申し込む。ご家庭の事情を伝えたうえで、学校の考えを直接聞けるのはこの場だけです
- 通学路を、実際に通う時間帯に歩いてみる。登下校の様子から分かることがたくさんあります
- その日のうちに、先生が使った言葉をそのまま書き留めておく
五つ目がいちばん大切です。要約せず、聞いた言葉のまま残しておくと、願書の一文として使えます。学校の言葉が入った志望理由は、学校案内を読んだだけでは書けません。
在校生の保護者に会えたときに聞いておきたいこと
知り合いをたどって在校生のご家庭に話を聞ける機会があれば、合否の話ではなく、入学後の生活について聞いてください。
- 一日の流れと、帰宅してからの過ごし方
- 保護者が学校に足を運ぶ頻度と、その内容
- 宿題や家庭学習の量
- 入学前にやっておいてよかったこと
いずれも、ご家庭が本当にその学校に合うかを判断するための材料です。
【小学校受験】縁故・コネのよくある質問
Q. 紹介状は用意したほうがよいのでしょうか?
学校が提出を求めていない書類を、こちらから添える必要はありません。提出書類は募集要項に明記されています。要項に書かれていないものを添えると、指示を読んでいないと受け取られることもあります。まずは要項どおりにそろえてください。
Q. 知り合いに口をきいてもらうべきですか?
おすすめしません。学校が公表している選考の方法に、そうしたやり取りは含まれていません。それよりも、説明会や個別相談で学校を理解し、その学校でしか書けない志望理由を用意するほうが、確実に結果につながります。
Q. 願書に、卒業生や在校生との関係を書く欄があります
欄が設けられている場合は、事実を正確に書いてください。学校が知りたいのは、ご家庭と学校のつながりであって、有利にするための材料ではありません。関係が近いほど、入学後の姿勢もあわせて見られていると考えて、書いた内容と面接での話がずれないようにしておきましょう。
Q. 縁故がないと、面接で不利になりませんか?
面接で見られているのは、ご家庭の考え方と、お子さまの様子です。学校をよく知っていることは、そのまま志望理由の説得力になります。個別相談会や面接に父親が参加できない場合の記事もあわせてご覧ください。ご家庭の状況に合わせた回答づくりはオーダーメイド面接回答集+オンライン面接レッスンで、志望理由の組み立てはオーダーメイド願書作成サポートでお手伝いしています。
Q. 学校選びの段階から相談できますか?
はい。ご家庭の通学事情やお子さまの性格から、どの学校が合うかを一緒に整理するところから承っています。オンライン個別相談をご利用ください。
【小学校受験】 縁故(コネ)とは?プロが徹底解説まとめ
いかがでしたでしょうか。小学校受験は決して縁故(コネ)で決まるわけでありません。けれど、縁故(コネ)を上手に活用できることは何にも代えがたい武器になります。縁故(コネ)というものは、あるならばあるなりに、ないならばないなりに苦労するものです。
ご両親の頑張りが、ひたむきに努力するお子さまへの最大の援護射撃になりますよ。ご家族でベストを尽くせるように頑張ってくださいね。
私は、小学校受験オーダーメイド願書作成や、世界にたった一つの小学校受験面接回答集作成付きレッスンで高い合格実績を誇っております。
縁故のご相談もお受けしておりますので、ぜひご利用ください。
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