検査の全体像と日程(抽選あり・面接なし)
立川国際附属小学校(東京都立立川国際中等教育学校附属小学校)の検査は、ペーパー・個別テスト・運動・行動観察(制作を含む)で構成されます。私立と大きく違うのは、保護者面接・志願者面接がなく、そのかわりに抽選があること。2026年度は、WEB出願が10/14〜10/21、志願者が募集人数の8倍を超えた場合の抽選が11月中旬、検査が11月下旬(11/22・23)、募集は58名(男女各29名)でした。面接がないぶん、ペーパーや行動観察で見せる思考力・協調性がより重要になります。
ペーパー(適性検査)|分野別の具体的な出題内容
立川国際附属小学校のペーパーは、知識の暗記より「聞く・観察する・順序立てて考える」思考力を問う、適性検査型の色合いが濃いのが特徴です。過去問からは次のような出題が読み取れます。
お話の記憶
お話を聞いて、内容や登場人物、出来事の順序を答えます。集中して聞き、頭の中で整理する力が問われます。
言語
しりとりや頭音つなぎなど、ものの名前と音の感覚を問う問題が出ます。
常識
仲間分け・季節・動物・理科的常識など、暮らしの知識が問われます。
数量
数える・対応させるなど、数の基礎的な操作が出題されます。
図形・系列
回転図形・重ね図形・対称図形・展開図・折り図形など、図形をあたまの中で操作する問題や、規則性を見つける系列の問題が出ます。折り紙を折って開いたときの模様を考える問題など、思考力を問う出題が特徴的です。
行動観察|グループでブロックの街づくり
行動観察では、4〜6人のグループでブロックを使い、みんなで協力して街や乗り物を作り上げる共同制作が行われてきました。ここで見られるのは、作品の出来ばえよりも、お友達と譲り合えるか・相談して役割を決められるか・最後まで協力できるか、という姿勢です。面接がないぶん、この場面での振る舞いがとても大切に見られます。
運動|基本的な運動課題
運動では、縄跳び(前跳び)・ケンケン・ボール投げ・平均台・的当てなど、基本的な動きが課題になります。運動能力の高さより、指示をよく聞いて、元気に最後まで取り組めるかがポイントです。
巧緻性・個別(口頭試問)
巧緻性では、迷路の運筆・はさみ・塗り絵など、手先を使う作業が課題になります。個別(口頭試問)では、名前や、好きな食べ物・動物とその理由など、自分の考えを言葉にする質問があります。面接がないぶん、こうした場面での受け答えや取り組む姿勢が、より大切に見られます。
思考力を育てる対策ポイント
立川国際附属小学校は適性検査型のため、答えを覚えるより「なぜそうなるか」を考える習慣が力になります。お話の記憶は読み聞かせ、系列や図形はきまりを見つける遊び、常識は日常の体験で伸ばしましょう。折り図形や対称は、実際に折り紙を折って確かめると理解が深まります。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて、ご家庭で計画的に進められる家庭学習サポートや、分野別の教材まとめもご活用ください。
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令和8年度(2026年度)の募集要項に示された適性検査の区分と時間
立川国際附属小学校は東京都立の学校ですので、選考の枠組みは学校が公開している児童募集要項に細かく定められています。令和8年度(2026年度)の一般枠募集の要項によると、第2次(適性検査)は2日間に分けて行われ、区分と時間は次のとおりでした。
- 2025年(令和7年)11月22日(土):筆記 45分、インタビュー・運動遊び 60分
- 2025年(令和7年)11月23日(日):集団活動 30分
要項に示されている区分名は「筆記」「インタビュー・運動遊び」「集団活動」の3つです。私立小学校でよく使われる「行動観察」「口頭試問」といった呼び方とは異なりますので、要項を読むときは名称の違いに注意してください。とくに「インタビュー・運動遊び」がひとつの区分としてまとめられており、60分という時間が割り当てられている点は、都立ならではの組み立てといえます。
なお、提出書類として要項に示されていたのは住民票記載事項証明書です。私立や一部の国立で用いられる報告書や調査書の提出は、令和8年度(2026年度)の一般枠募集の要項には記載がありませんでした。区分名や時間、提出書類は年度によって変わりますので、最新は学校の募集要項でご確認ください。
適性検査の前後に置かれている二回の抽選(令和8年度)
立川国際附属小学校の選考でもっとも特徴的なのが、適性検査の前後に抽選が置かれていることです。令和8年度(2026年度)の一般枠募集の要項によると、第1次は抽選で、志願者が一定の人数を超えた場合に実施されます。志願者数が第2次(適性検査)を実施できる人数以下となった場合は、第1次(抽選)は実施せず、全志願者が第1次通過者となると定められています。抽選が必ず行われるとは限らないという点は、意外と知られていません。
第3次も抽選です。第2次通過者を対象に第3次(抽選)を実施して合格者を決定し、抽選の結果、合格者とならなかった受検者については繰上げ合格の順番を決定して、入学候補者が募集人員に満たない場合に繰上げ合格候補者を決定する、と要項に示されています。つまり、適性検査で高い評価を得ても、最後に抽選が残るということです。
令和8年度(2026年度)の一般枠の日程は、第1次(抽選)が2025年11月11日午後2時実施・11月13日午前9時発表、第2次(適性検査)が11月22日・23日、第2次の発表が11月29日午前9時、第3次(抽選)が同じ11月29日午前11時でした。第2次の結果発表から第3次の抽選までが2時間しかありません。当日の動きも含めて、あらかじめ流れを頭に入れておく必要があります。
募集人員と応募資格も、検査対策と同じくらい大切です(令和8年度)
令和8年度(2026年度)の児童募集要項によると、一般枠募集の募集人員は58人(男女各29人)で、海外帰国・在京外国人児童枠の未充足人員がある場合はこれを加えるとされています。海外帰国・在京外国人児童枠の募集人員は12人(男女各6人)です。応募資格は、平成31年4月2日から令和2年4月1日までに生まれた者で、保護者と同居し、通学区域内に住所を有して入学後も継続して通学が確実であることが求められます。
通学区域は東京都教育委員会が定めており、区部は新宿区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、練馬区、市町部は八王子市、立川市、武蔵野市、三鷹市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、羽村市、あきる野市、西東京市、瑞穂町、日の出町です。都内全域が対象ではありませんので、まずここを確認してください。
入学考査料は2,200円で、一般枠は出願サイト上での決済とされています。出願の入力期間は2025年10月1日から10月21日午後5時まで、書類提出期間は10月14日から10月21日で、立川郵便局特定記録郵便必着と定められていました。検査の準備に気を取られて手続きを取り違えないよう、要項の日付は家族で共有しておくことをおすすめします。数字や日程は年度によって変わりますので、最新は学校の募集要項でご確認ください。
よくある質問
立川国際附属小学校に面接はありますか?
保護者面接・志願者面接はありません。そのぶん、ペーパーや行動観察で見せる思考力や協調性が重視されます。
検査はどんな内容ですか?
ペーパー(お話の記憶・言語・常識・数量・図形・系列)に加え、個別・運動・行動観察(ブロックの共同制作)が行われます。
適性検査型とは何が違うのですか?
知識の暗記より、聞く力・観察力・順序立てて考える思考力を問うのが特徴です。折り図形や系列など、考える過程を問う出題が多く見られます。
行動観察では何が見られますか?
グループでブロックの街づくりなどを通して、譲り合い・相談・協力といった姿勢が見られます。面接がないぶん特に重視されます。
抽選があるのはなぜですか?
公立で人気が高く志願者が多いためです。募集人数の8倍を超えると、検査の前に抽選が行われます。
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