ママ
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子どもがもうすぐ2歳です。周りで幼稚園受験の話を聞くようになりましたが、2歳の今から何をすればよいのか分からず、焦る気持ちばかりです。
うみ塾長
うみ塾長
2歳は、受験のための「勉強」を始める時期ではありません。元面接官の私から見ると、この時期に家庭で積み重ねた生活の土台こそが、面接や考査の場で自然ににじみ出ます。この記事では、2歳の今やっておきたいことを順番に整理します。

幼稚園受験は、多くの園で2年保育なら3歳、3年保育なら2歳の秋に考査や面接があります。つまり、今1〜2歳のお子さまがいるご家庭にとって、受験は「まだ先」のようでいて、実は準備の期間がいちばん長く取れる時期でもあります。

ただし、早く始めればよいというものではありません。私は幼稚園受験の面接官として多くの親子にお会いしてきましたが、印象に残るのは、特別な練習を重ねた子よりも、毎日の暮らしの中で「自分でやってみる」経験を積んできた子と、その子をよく見ているご両親でした。この記事は、受験まで1年以上ある方に向けた連載のまとめ役です。各テーマの詳しい記事へのリンクも載せていますので、気になるところから読んでみてください。

お子さまの年齢に合わせた準備に迷ったら

元幼稚園受験面接官のうみ塾長が、お子さまの今の様子とご家庭の状況をうかがいながら、受験までの準備の進め方を一緒に整理します。

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2歳から幼稚園受験を考えるのは早すぎる?

結論から言うと、早すぎることはありません。ただし「受験対策」を早く始めるのではなく、「園選びと生活の土台づくり」を早く始める、という考え方がよいと私は思っています。

3年保育の考査は、お子さまが2歳の秋から冬に行われることが多く、願書の準備や説明会はその半年ほど前から始まります。2歳の誕生日を迎えたころには、実はもう1年あまりしか残っていないご家庭も少なくありません。年齢ごとの全体の流れは、幼稚園受験の対策はいつから?年齢別のスケジュールでも詳しくまとめています。

元面接官が見ていた「2歳児」のポイント

面接や考査の場で、私たち面接官が2歳から3歳のお子さまに求めていたのは、大人のように受け答えできることではありません。見ていたのは、おおまかに次のような姿です。

  • 名前を呼ばれたら、顔を向けて返事をしようとする
  • 親から少し離れても、落ち着いて過ごせる
  • おもちゃや道具を、興味をもって手に取る
  • 遊びの終わりに「おしまい」が分かる
  • 困ったときに、大人に伝えようとする

どれも、特別な教材がなくても家庭の中で育つものです。そして、できる・できないよりも、「やってみようとする気持ち」が見えるかどうかが大切だと私は考えています。

例えば、名前を呼ばれて小さな声でも「はい」と言おうとする姿や、初めてのおもちゃを少し眺めてから手に取る姿は、それだけで十分に伝わるものがあります。反対に、家で何度も練習した受け答えを、緊張のあまり言えなくなってしまうこともよくあります。だからこそ、2歳のうちは「上手にできる」を目指すより、毎日の暮らしの中で人と関わる経験を重ねることを大切にしてほしいと思います。

2歳の今、家庭でやっておきたい5つのこと

やっておきたいこと 家庭での具体例 詳しい記事
生活習慣の自立 手洗い・着替え・食事を「自分で」の機会を増やす 生活習慣の自立
手先の遊び シール貼り・ちぎり紙・粘土・型はめ 巧緻性の遊び
集団に慣れる 児童館・プレ保育・未就園児クラス プレ保育の選び方
園の情報を集める 通える範囲の園の公式サイトを確認 園選びと情報の集め方
1年の見通しを持つ 説明会・願書・面接の時期を知る 1年間スケジュール

5つを一度に完璧にする必要はありません。今のお子さまの様子を見て、いちばん気になるところから一つずつ取り入れてみてください。

生活習慣は「自分でやってみる」機会づくりから

2歳ごろは「自分で!」という気持ちが強くなる時期です。時間がかかっても、靴を履く、上着に腕を通す、スプーンで食べるといった場面で、親が手を出しすぎずに待つことが、いちばんの準備になります。

トイレや着替えが受験の時点でどこまでできればよいのか、という質問はとても多くいただきます。目安と家庭での声かけは、生活習慣の自立の記事にまとめました。食事やお箸については食事マナー・お箸・お弁当|面接で聞かれる食卓の質問も参考になります。

手先を使う遊びで巧緻性の芽を育てる

考査で手先を使う課題が出る園もありますが、2歳のうちは「練習」より「遊び」で十分です。シールをはがして貼る、紙をちぎる、粘土を丸める、洗濯ばさみをつまむ。こうした遊びの中で、指先の力と集中する時間が少しずつ育っていきます。

年齢に合った遊び方の例は巧緻性の記事で、3歳に近づいてからの道具別の練習は巧緻性の家庭練習|のり・はさみ・折り紙・ひもの道具別コツでご紹介しています。

親から離れる経験と、集団に慣れる場

考査では、親と離れてお子さまだけで過ごす時間がある園もあります。いきなり知らない場所で離れるのはお子さまにとって大きな負担ですので、2歳のうちから、祖父母や一時保育、児童館など、親以外の大人や子どもと過ごす経験を少しずつ増やしておくと安心です。

志望園や近くの園のプレ保育・未就園児クラスに参加するかどうかは、迷われる方が多いところです。私の考えはプレ保育・未就園児クラスの記事で詳しくお伝えしています。

園選びと情報集めは「通える範囲」から

2歳のうちに、通える範囲の幼稚園をリストアップしておくことをおすすめします。教育方針、宗教の有無、系列の小学校、預かり保育、通園方法など、園によって大きく違います。まずは公式サイトで事実を確かめ、気になる園の説明会や公開行事の時期を控えておきましょう。

東京都の園を広く知りたい方は東京都の幼稚園 人気ランキング(23区・23区外)、地域ごとに整理した世田谷区の幼稚園受験ガイド、文京区・豊島区の幼稚園受験ガイド、横浜市の幼稚園受験ガイドも参考にしてください。1歳のうちから考えたい方は1歳から考える幼稚園受験もどうぞ。

親の準備:家庭の方針を言葉にしておく

面接では、ご両親に家庭の教育方針や、その園を選んだ理由をうかがいます。直前に考えた言葉は、どうしても借りものに聞こえてしまいます。2歳の今から、夫婦で「どんな子に育ってほしいか」「毎日の暮らしで大切にしていること」を話し合い、メモに残しておくと、願書や面接のときに大きな助けになります。

受験の年に入ってからの流れは1年間スケジュールの記事で、月ごとに整理しています。

焦らないために知っておきたいこと

2歳の発達には大きな個人差があります。言葉が早い子もいれば、体を動かすことが得意な子もいます。周りのお子さまと比べて焦る必要はありません。私が面接官として感じていたのは、園は「今できること」よりも、「このご家庭なら、園と一緒に子どもを育てていける」と思えるかどうかを大切にしている、ということです。

お子さまのペースを尊重しながら、毎日の暮らしを少しずつ整えていく。それが2歳から始める幼稚園受験の、いちばん確かな準備だと私は考えています。

情報を集めすぎて不安になってしまったときは、一度立ち止まって、お子さまが今日できたことを夫婦で話してみてください。小さな「できた」に気づける親の目こそ、面接で伝わる家庭の姿そのものです。

【LINE登録プレゼント】2歳からの幼稚園受験 準備チェックリスト60

元面接官のうみ塾長が、首都圏の幼稚園20園以上の過去の入園考査の内容を見直し、実際によく出てくる場面をもとにまとめたチェックリスト(PDF)です。「生活習慣」「手先の遊び」「ことば・お返事」「指示行動・親子遊び」「体を動かす」「親の準備」の6つのテーマ・60項目に、「練習中」「できた」で印をつけながら、今どこにいるかを確かめられます。

※特定の園の考査内容を示すものではありません。

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まとめ

2歳から幼稚園受験を考えるときは、勉強のような対策ではなく、生活習慣の自立、手先の遊び、集団に慣れる経験、園の情報集め、そして1年の見通しを持つことが大切です。どれも家庭の毎日の中で育てられるものばかりです。この連載の各記事も、お子さまの様子に合わせて読み進めてみてください。

「わが家は何から始めればよいか」「志望園をどう絞ればよいか」など、ご家庭だけで判断しにくいときは、うみ塾長の個別相談で、お子さまの今の様子をうかがいながら一緒に整理します。受験まで伴走する家庭対策サポートもご用意しており、家庭対策サポートの合格率95%(2024年度)は、ご家庭が早めに準備の方向を決めて積み重ねてくださった結果だと私は考えています。