幼稚園受験の1年間スケジュール|受験1年前から願書・面接までの準備カレンダー
幼稚園受験は、願書を出してから面接まではあっという間ですが、その前の準備には1年ほどかかります。特に、説明会や公開行事は春から夏にかけて行われる園が多く、気づいたときには終わっていた、というご相談も毎年いただきます。
この記事では、3年保育の受験を例に、受験の1年前(お子さまが1歳後半から2歳前半ごろ)から、願書・面接・結果発表までの流れを整理しました。日程は園や地域、年度によって異なりますので、実際の日付は必ず各園の公式サイトと募集要項でご確認ください。2歳の今から何をするかの全体像は、2歳から始める幼稚園受験の準備にまとめています。
幼稚園受験の1年間の全体像
まず、1年間の流れを表で見てみましょう。3年保育で、11月ごろに面接や考査がある園を想定した、おおまかな目安です。
| 時期 | 主な動き | 家庭でやること |
|---|---|---|
| 受験1年前の秋〜冬 | 情報集め・園のリストアップ | 通える範囲の園の公式サイトを確認 |
| 1月〜3月 | 志望園の候補を絞る | 家庭の方針を夫婦で話し合う |
| 4月〜6月 | 説明会・公開行事・プレ保育 | 実際に園へ足を運ぶ |
| 7月〜8月 | 志望園の決定・願書の下書き | 生活習慣の仕上げ、写真の準備 |
| 9月〜10月 | 願書配布・出願 | 願書の清書、面接の練習 |
| 11月 | 面接・考査・結果発表 | 体調管理、当日の持ち物の確認 |
| 12月〜3月 | 入園手続き・入園準備 | 入園グッズや生活リズムの準備 |
東京都の私立幼稚園では、11月1日以降に願書受付や考査を行う園が多く見られますが、神奈川県や千葉県、埼玉県ではまた時期が異なる園もあります。あくまで目安として、志望園の日程に置き換えて使ってください。
受験1年前の秋〜冬:情報集めと園のリストアップ
この時期は、焦って何かを始めるより、通える範囲にどんな園があるのかを知ることから始めましょう。自宅からの距離、通園方法、教育方針、宗教の有無、系列の小学校があるかどうか、預かり保育の有無などを、公式サイトで確認してリストにしておくと後で役立ちます。
東京都で園を探す方は東京都の幼稚園 人気ランキング(23区・23区外)、地域別には世田谷区の幼稚園受験ガイドや杉並区の幼稚園受験ガイド、横浜市の幼稚園受験ガイドもご覧ください。1歳のうちからの情報の集め方は1歳から考える幼稚園受験で詳しく書いています。
1月〜3月:志望園の候補を絞り、家庭の方針を話し合う
リストの中から、気になる園を3〜5園ほどに絞ります。この時期にぜひしていただきたいのが、夫婦で家庭の教育方針を話し合うことです。面接で聞かれることの多い「志望理由」や「家庭で大切にしていること」は、ここでの話し合いがそのまま土台になります。
私が面接官をしていたとき、ご両親の言葉がそろっているご家庭は、短い面接の中でも安心感がありました。上手な言い回しより、普段から話し合っていることが伝わるかどうかが大切だと私は考えています。
4月〜6月:説明会・公開行事・プレ保育に参加する
春から初夏にかけて、説明会や園庭開放、運動会などの公開行事を行う園が多くあります。実際に足を運ぶと、公式サイトだけでは分からない園の雰囲気や先生方の関わり方が見えてきます。在園児が先生とどんなふうに話しているか、園舎や園庭がどのように使われているか、保護者がどう関わっているかなど、見ておきたいことは意外と多いものです。参加した日のうちに、感じたことを夫婦でメモに残しておくと、志望理由を考えるときの大切な材料になります。説明会の予約は早めに埋まる園もありますので、各園の案内をこまめに確認しましょう。
プレ保育や未就園児クラスを行っている園もあります。参加したほうがよいのか、どう選べばよいのかは、プレ保育・未就園児クラスの選び方で私の考えをお伝えしています。
7月〜8月:志望園を決め、願書の下書きを始める
夏は、志望園を決めて願書の下書きに取りかかる時期です。前年度の願書の項目が公開されている園もあるので、それを参考に志望理由や家庭の方針を文章にしてみましょう。下書きの段階で何度か書き直しておくと、秋の清書が落ち着いてできます。
お子さまにとっては、生活習慣の仕上げの時期でもあります。トイレ、着替え、食事などがどこまでできればよいかは、生活習慣の自立の記事を参考にしてください。願書用の写真も、この時期に撮っておくと安心です。
9月〜10月:願書配布・出願と面接の準備
願書の配布や出願が始まる時期です。園によって、配布期間が短かったり、出願の受付方法(窓口・郵送・インターネット)が違ったりしますので、志望園ごとの日程を一覧にして管理しましょう。複数の園を受ける場合は、面接日が重ならないかも確認が必要です。
面接の練習は、親子で無理なく続けられる形で行うのがおすすめです。具体的な進め方は家庭でできる面接練習の手順で、保護者アンケートがある園は保護者アンケートの書き方もあわせてご覧ください。
11月:面接・考査と結果発表
いよいよ面接や考査の時期です。この時期にいちばん大切なのは、新しいことを詰め込むより、お子さまの体調と生活リズムを整えることです。前日は早めに寝て、当日の朝はいつも通りに過ごせるようにしておきましょう。
元面接官としてお伝えしたいのは、当日お子さまが泣いてしまったり、思うように動けなかったりしても、それだけで評価が決まるわけではない、ということです。2〜3歳の子どもが緊張するのは当たり前のことで、私たちはそのときのご両親の関わり方も含めて見ていました。
受験1年前から続けたい毎日の積み重ね
カレンダーに沿って動くことも大切ですが、1年を通して続けていただきたいのは、毎日の暮らしの積み重ねです。手先を使う遊び(巧緻性の記事)、絵本の読み聞かせ、外遊び、あいさつ。どれも短い時間で構いません。
季節ごとのやることに追われると、つい親の気持ちが先走ってしまいます。月に一度は、お子さまの成長を夫婦で振り返る時間をとってみてください。年齢ごとのより大きな流れは幼稚園受験の対策はいつから?年齢別のスケジュールでも確認できます。
スケジュールでよくあるつまずき
- 説明会の予約開始に気づかず、参加できなかった
- 願書の配布期間を過ぎてしまった
- 複数園の面接日が重なり、調整に追われた
- 直前に志望理由を考え始め、夫婦の意見がまとまらなかった
どれも、早めに全体像を知っておけば防げるものです。志望園が決まったら、手帳やカレンダーに日程を書き込み、夫婦で共有しておくことをおすすめします。
私の考えでは、スケジュール管理は母親だけが抱えるものではありません。父親も日程を把握し、説明会や行事に参加できる日を早めに調整しておくと、面接で園の話題が出たときにも、ご両親が同じ景色を見て話せるようになります。
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元面接官のうみ塾長が、首都圏の幼稚園20園以上の過去の入園考査の内容を見直し、実際によく出てくる場面をもとにまとめたチェックリスト(PDF)です。「生活習慣」「手先の遊び」「ことば・お返事」「指示行動・親子遊び」「体を動かす」「親の準備」の6つのテーマ・60項目に、「練習中」「できた」で印をつけながら、今どこにいるかを確かめられます。
※特定の園の考査内容を示すものではありません。
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まとめ
幼稚園受験の1年間は、情報集め、候補の絞り込み、説明会への参加、願書の準備、面接・考査という流れで進みます。日程は園ごとに異なるため、志望園の公式サイトと募集要項で必ず確認してください。時期ごとの動きを先に知っておくことで、お子さまと向き合う時間に余裕が生まれます。
「志望園の日程をどう組めばよいか」「わが家の場合はいつ何をすればよいか」など、ご家庭だけで判断しにくいときは、うみ塾長の個別相談で、お子さまの今の様子をうかがいながら一緒に整理します。受験まで伴走する家庭対策サポートもご用意しており、家庭対策サポートの合格率95%(2024年度)は、ご家庭が早めに準備の方向を決めて積み重ねてくださった結果だと私は考えています。
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