ママ
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モンテッソーリの本に「発達段階」という言葉が出てきますが、年齢ごとに何を目安にすればいいのか、表で見たいです。
うみ塾長
うみ塾長
モンテッソーリには、人が育つ道すじを4つの段階で見る考え方があります。家庭で使いやすいように、年齢別の目安表にして整理してみますね。

子育てをしていると、「この年齢でこれはできていいの?」と気になる瞬間があります。そんなときに役に立つのが、モンテッソーリの「発達の4つの段階」という見方です。

この記事では、誕生から大人までの4つの段階を目安表にまとめ、幼児期を中心に、家庭でどう使うとよいかをお伝えします。わが子の今の姿を落ち着いて見るための参考にしてください。考え方の全体像はモンテッソーリ教育とは?で紹介しています。

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モンテッソーリの「発達の4つの段階」とは

モンテッソーリは、子どもは同じ速さでまっすぐ育つのではなく、性質の違う段階を順に通っていくと考えました。その段階を、誕生〜約6歳、6〜12歳、12〜18歳、18歳〜大人の4つに分けています。

それぞれの段階は、さらに3年ずつ前半と後半に分かれるとされます。たとえば誕生〜約6歳なら、0〜3歳と3〜6歳です。家庭で子どもを見るときの「ものさし」として、とても使いやすい考え方です。

4つの段階の目安表

段階 年齢の目安 前半 後半
第1段階 誕生〜約6歳 0〜3歳:まわりのことをそのまま吸収する 3〜6歳:吸収したことを自分で整理する
第2段階 6〜12歳 6〜9歳:理由やしくみを知りたがる 9〜12歳:仲間と考え、正しさを気にする
第3段階 12〜18歳 12〜15歳:体と心が大きく変わる 15〜18歳:社会とのつながりを考える
第4段階 18歳〜 学びを深める 社会の中で自分の役割を見つける

表の言葉は、家庭で見通しを持つためにわかりやすく言いかえた目安です。発達には個人差があり、この年齢で何ができなければならない、という意味ではありません。

0〜3歳:見て、さわって、まねる時期

この時期の子どもは、毎日の暮らしの中で、言葉、動き、物の扱い方をどんどん取り込んでいきます。大人の動きをじっと見て、同じようにやってみたがるのもこの頃です。

家庭では、子どもが手を伸ばせる高さに物を少しだけ置く、着がえや食事の一部を任せる、といった環境づくりが中心になります。具体例は0歳・1歳のおうちモンテッソーリと2歳の家でできるモンテッソーリにまとめています。

3〜6歳:整理して、自分でやりとげる時期

3歳を過ぎると、色や形、大きさを比べたり、順番をそろえたりすることを楽しむ姿が増えてきます。それまでに取り込んだことを、自分なりに整理し始める時期です。

幼稚園受験の考査でも、この時期の「指示を聞いて取り組む」「最後まで続ける」「片づける」といった姿を見ています。元面接官として感じるのは、できた・できないより、取り組み方に家庭の毎日が表れるということです。

6〜12歳:「なぜ?」と仲間の時期

小学生になると、物そのものより、その理由やしくみに興味が移っていきます。「なぜ雨が降るの?」「どうして決まりがあるの?」と考える力が伸びる時期です。

友だちとの関係もぐっと大切になります。家庭では、調べ方を一緒に探す、意見が違ったときの話し合い方を見せる、といった関わりが役に立ちます。

12歳以降:社会の中の自分を考える時期

中学生から高校生にかけては、体も心も大きく変わります。モンテッソーリは、この時期の子どもには、社会の中で役に立つ実感や、責任ある役割が大切だと考えました。

幼児の家庭からは遠い話に見えますが、「今の関わりがどこにつながっているか」を知っておくと、目先のできる・できないに振り回されにくくなります。

目安表を家庭で使うときの3つの注意

  • 表は「できるようにさせる目標」ではなく、子どもを見るためのヒントとして使う
  • きょうだいやまわりの子と比べず、その子の昨日と今日を比べる
  • 気になることが続くときは、自治体の相談窓口や健診、医療機関に相談する

「敏感期」という言葉もよく一緒に語られますが、「逃したら取り返せない」というものではありません。詳しくは敏感期の記事をご覧ください。

段階ごとの「大人の役割」の変化

段階が進むにつれて、大人の役割は「環境を整えて見守る人」から「相談にのる人」、そして「一人の大人として認める人」へと変わっていきます。

幼児期の家庭でできるのは、子どもが自分でやろうとしたときに、すぐに代わりにやらないことです。小さな「自分でできた」の積み重ねが、次の段階へ進む力になります。

目安表と「できる・できない」の受け止め方

目安表を見て、わが子がまだ当てはまらないと不安になる方もいます。けれど、モンテッソーリの見方では、年齢は目安にすぎず、子どもはそれぞれ自分のペースで次の段階へ進んでいくと考えます。

大切なのは、表の内容を「できるようにさせる目標」にしないことです。「今はこういうことに夢中なんだな」と子どもの今を理解するために使うと、関わり方に余裕が生まれます。

元面接官として多くの親子を見てきましたが、落ち着いている子の家庭に共通していたのは、親が子どもを他の子と比べず、その子の小さな変化を喜んでいたことでした。

受験準備と発達段階の関係

幼稚園受験は2歳から3歳ごろ、ちょうど第1段階の前半から後半へ移る時期に行われます。この時期の子どもは、気分の波も大きく、昨日できたことが今日はできない、ということもよくあります。

だからこそ、考査で見られるのは完成された姿ではなく、その年齢らしい取り組み方や、親子の関わりです。発達段階を知っておくと、「まだ2歳だから、ここまでで十分」と、親が無理をさせずにすみます。受験の全体像はモンテッソーリの幼稚園受験対策で整理しています。

たとえば2歳の子に長い時間座っていることを求めるのは、この時期の姿に合っていません。短い時間で切り上げ、うまくいった日に「楽しかったね」で終える。そのくり返しのほうが、結果として考査の場でも落ち着いて過ごせる子に育っていきます。段階を知ることは、親の焦りを減らすことにもつながります。

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まとめ

モンテッソーリの発達の4つの段階は、誕生〜約6歳、6〜12歳、12〜18歳、18歳〜大人です。幼児期は前半の0〜3歳と後半の3〜6歳に分けて見ると、家庭での関わり方が考えやすくなります。

目安表は子どもを比べるためではなく、見通しを持って見守るための道具です。わが子のペースを大切にしながら使ってみてください。子どもが今どの時期にいて、何に夢中になっているかを知ることは、受験準備でも、入園してからの生活でも、親子の関わりを落ち着いたものにしてくれます。表を冷蔵庫に貼るより、ときどき見返して「この姿は今の時期らしいね」と夫婦で話す材料にするくらいが、ちょうどよい使い方です。

「今のわが子の姿を、受験準備にどうつなげればいいの?」と迷うこともあるかもしれません。そんなときは、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。家庭対策サポートの合格率95%(2024年度)という結果も、ご家庭が毎日の生活の中で積み重ねてきたことがあってこそだと私は考えています。わが家らしい準備の進め方を、一緒に考えていきましょう。

※この記事は、モンテッソーリの考え方を取り入れた家庭での関わり方を紹介する一般的な情報です。子どもの発達には個人差があります。道具を使う活動は大人がそばで見守ってください。発達について心配なことがあるときは、お住まいの自治体の相談窓口や医療機関にご相談ください。園の情報は2026年10月時点のものです。最新の情報は各園の公式サイトと募集要項でご確認ください。