東京学芸大学附属幼稚園小金井園舎の選抜は、二段階です。しかも順番が独特なので、まずそこを押さえてください。

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選抜の流れ

第一次検定 抽選(10月21日)
第二次検定 行動観察、保護者面接(10月22日)
合格発表 10月23日 13時30分〜 掲示発表
考査料 1,600円
ママ
ママ
抽選が最初なんですか?
うみ塾長
うみ塾長
そうです。ここが竹早園舎との決定的な違いです。竹早は考査が先で抽選が後、小金井は抽選が先で考査が後。竹早園舎の記事と読み比べると、同じ系列でも別物だとよくわかります。

第一次=抽選をどう考えるか

抽選は準備でどうにかなるものではありません。ここで割り切れるかどうかが、ご家庭の精神的な負担を大きく左右すると考えられます。「抽選に外れたら、それは実力ではない」と最初から家族で共有しておくことをおすすめします。

第二次=行動観察と保護者面接

抽選を通過すると、翌日には行動観察と保護者面接があります。実質的に一日勝負です。行動観察の具体的な内容は公表されていないため、ここで「こういう問題が出ます」と断定することはできません。ただ、この園が「幼児の主体的な活動を中心とした総合的な指導」「環境を通して行う教育」を基本としていることを踏まえると、初めての場でも自分から遊びに向かえるか、まわりの子と自然に関われるかといった、日常の姿が見られていると考えられます。

ママ
ママ
特別な訓練をしておいたほうがいいのでしょうか?
うみ塾長
うみ塾長
作り込んだ動きは、この園の教育方針とはむしろ噛み合わないと思います。園庭開放などで初めての場所に慣れておく、指示を最後まで聞いて動ける、といった土台のほうが大切でしょう。

抽選を通過してから当日までの動き

日程は年度によって変わりますが、記載の例では第一次検定の抽選が10月21日、第二次検定が翌22日、合格発表が23日の13時30分からの掲示発表です。10月下旬の3日間に集中するため、ご家族の予定は早めに空けておきましょう。考査料は1,600円で、出願は窓口受付、受験番号は出願順です。最新は募集要項でご確認ください。

抽選に通ると翌日がすぐ本番になります。ご家庭にとって大切なのは、抽選の前から「通過した場合の1日の動き」を決めておくことです。送り出す時刻、持ち物、お子さんの体調管理を事前に整理しておけば、抽選の結果に気持ちが揺れても、準備が止まることはありません。

第二次検定は保護者面接をともなう1日

第二次検定は行動観察と保護者面接で、「親子面接」ではなく「保護者面接」と示されています。お子さんは行動観察、保護者は面接という組み立てだと考えられますが、実際の進行は年度で変わりうるため、当日の案内に従ってください。

面接で具体的に何を聞かれるかは公表されていません。そのため、園が掲げている考え方から、答えを準備しておきたいテーマを整理しておくとよいでしょう。大学の附属学校園として幼児研究や教育実習が行われることをどう受け止めるか、「幼児の主体的な活動を中心とした指導」にご家庭としてどう向き合うか、60分程度までの通園を誰がどう続けるか、といった点です。答えを暗記するのではなく、ご家庭の本音を言葉にしておくことが準備になります。

通園条件は考査の前に確認する

小金井園舎では、通園に関する条件を満たさないと出願そのものができません。願書出願の時点で住民票のある住居に保護者とともに居住していること、徒歩・公共交通機関・自転車のいずれかで、保護者またはその代わりの人がつき添って60分程度までで通園できることが条件です。最寄りはJR中央線の武蔵小金井駅で、徒歩20〜25分、京王バスの「学芸小前」からは徒歩3分です。

数字の上では条件内でも、雨の日や下のお子さんがいる日、体調がすぐれない日を含めて「いちばん大変な日でも通えるか」を考えておくことが大切です。面接でも通園の話題が出る可能性があるため、実際のルートを一度歩いておくと、答えに具体性が出ます。

説明会・園庭開放で園の保育を見ておく

入園説明会は、記載の例では7月と9月に実施され、保育と施設の見学ができます。園庭開放は5〜9月と11〜3月の指定日に行われます。参加が選抜条件になっているという記載はありませんが、先生が子どもにどう関わっているか、子どもたちが何を選んで遊んでいるかを見ておくと、教育方針の言葉が実際の保育室でどう形になっているかが分かります。

園庭開放はお子さんと一緒に参加し、初めての場所で自分から遊べるかを確かめる機会にもなります。説明会は保護者が集中して保育を見る機会、と使い分けるのがおすすめです。

日々の園生活と費用の目安

保育時間は月・火・木・金が8:50〜13:40、水曜が8:50〜11:40で、制服はなく、昼食はお弁当が週4回です。課外教室はありません。制服代がかからない一方で、毎日のお弁当づくりと、つき添いでの送迎はご家庭の役割になります。

費用は国立のため抑えられており、目安として入園料31,200円、入園準備金10,000円、保育料は月額6,100円、教材費は月額2,000円、PTA会費は月額500円です。後援会関係には任意の納付金もあります。金額は変更されることがありますので、最新は募集要項でご確認ください。

小学校への進学を含めて志望の軸を持つ

この園には小学校への内部進学制度がなく、東京学芸大学附属小金井小学校へは一般と同様に受験します(抽選はありません)。中学校は約70%が内部進学です。附属だから安心と考えて志望すると戸惑うこともあるため、3年間の保育そのものに価値を見いだせるかを、ご夫婦で話し合っておきましょう。進路の選択肢が広がるわけではなく、あくまで幼児期の3年間をどう過ごさせたいかが出発点になります。研究と実践の場で、環境を通した保育を受けさせたいというご家庭の思いが、面接でも自然に伝わるはずです。

面接については面接の記事で詳しく扱います。

「わが家に合った準備の進め方を知りたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。

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