千葉大学教育学部附属幼稚園は、千葉県千葉市稲毛区にある国立の幼稚園です。3年保育・2年保育それぞれ男女計約28名を募集しています。倍率そのものは公表されていませんが、選抜の仕組みを知ると見え方が変わります。

ママ
ママ
国立の幼稚園は、やはり倍率が高いのでしょうか?
うみ塾長
うみ塾長
数字は公表されていません。ただ、この園は第一次で発達調査と面接、第二次で抽選という二段構えです。「合格したのに抽選で落ちる」ことがある、と理解しておいてください。

志望園選び・準備の進め方に迷ったら

園ごとの違いや、わが家に合った準備の進め方は、うみ塾長の個別相談でご相談いただけます。

▶ 個別相談の詳細を見る

募集の概要

募集人員 3年保育 男女計約28名/2年保育 男女計約28名
応募資格 令和2年4月2日〜令和4年4月1日生まれ
受験番号 出願順
月齢考慮 あり
考査料 1,600円
第一次検定 発達調査、親子面接(11月5〜7日)
第二次検定 抽選(11月9日)
合格発表 11月9日

「発達調査が先、抽選が後」の意味

第一次検定では、園長が引いた受検番号を起点として、個別テスト・集団テスト・親子面接が行われます。ここを通過した人だけが、11月9日の抽選に進みます。つまり最終的な合否は抽選で決まります。準備で届く部分と、運に委ねる部分がはっきり分かれている園です。

ママ
ママ
では、準備しても意味がないということですか?
うみ塾長
うみ塾長
逆です。抽選に進む資格を得るのが第一次検定。ここを通らなければ抽選の場にすら立てません。準備が効くのは間違いなく第一次です。

第一次検定ではどんなことが行われるか

抽選の前に待っている第一次検定は「発達調査」と呼ばれ、個別テスト、集団テスト、親子面接がまとめて行われます。所要時間は約30分です。出願順に受験番号が振られますが、当日の順番は園長が引いた番号から始まるため、早く出願したから先に受けられるとは限りません。

個別テストの出題例として、2年保育ではお手本どおりに積み木で家を作る課題が紹介されています。見本を見て同じものを再現する課題で、形を見る力と手を動かす力が問われます。集団テストでは自由遊びの行動観察があり、車、絵本、積み木、すべり台、平均台、トランポリン、三輪車、おままごとなどが用意されます。この園の教育目標は「うごく」「かんじる」「かんがえる」で、自分のやりたい遊びに主体的に取り組めるかが見られていると考えられます。うみ塾長は、次々に遊びを変えるより、一つの遊びに入り込める子のほうが園の方針に合うと感じています。ただし、「こう遊びなさい」と教え込むのは逆効果です。詳しくは【千葉大学教育学部附属幼稚園】考査・過去問は?行動観察の内容と対策をご覧ください。

当日の控え室には水槽があり、座席は自由です。お子さんの気が散らない席を選ぶとよいでしょう。調査室へ向かうときは先生方が明るく誘導してくださるため、初めての場所でも落ち着いて送り出しやすい雰囲気です。

面接はグループ形式で、考える時間がある

面接は第一次検定当日に行われるグループ面接で、保護者1人と本人が、4組ごとにまとめて受けます。所要時間は10〜15分です。ほかのご家庭の答えが耳に入る形のため、その場で動揺しないことも大切です。

本人への質問は、お名前や年齢(2年保育)、朝ごはんに何を食べたか(3年保育)、好きな食べ物など、ごく基本的なものです。保護者には、志望理由や、子育てで悩んだときにどう解決するかなどが尋ねられます。この園の特徴は、質問のあとに1分間考える時間が与えられることで、暗記した答えを述べることは求められていないと考えられます。千葉大学教育学部の附属幼稚園として、幼児教育の実証的研究や教育実習の場を担う園だからこそ、ご自身の言葉で子育てを語れるかが大切になります。詳細は【千葉大学教育学部附属幼稚園】面接で聞かれることは?質問例と配置で解説しています。

倍率をどう受け止めるか

通園区域が千葉市内の指定区域に限られ、保護者または代わりの人がつき添って公共の乗り物と徒歩で通園できることが条件です。そもそも出願できるご家庭が限られています。まずは通園区域を確認するところから始めてください。

  • 月齢考慮あり。生まれ月による不利は一定程度調整されると考えられる
  • 第一次=発達調査+親子面接、第二次=抽選
  • 2026年度の募集については8月1日の公示で確認

出願と通園で、家庭の時間負担を見ておく

出願は窓口受付で、願書配付も出願も平日の午後の限られた時間帯です。仕事の調整が必要になると考えられます。提出書類には住民票の写し(世帯全員記載のもの)などがあり、写真は調査票と受付票の両方に貼るため、あらかじめ2枚用意しておくと当日あわてません。合格後は、入園手続まで何もない期間が続くため、日程の全体像を把握しておくことが大切です。詳しい日程は【千葉大学教育学部附属幼稚園】出願はいつ?要項配布から抽選までの日程にまとめています。

通園区域は、2025年度入園(2024年秋実施)のデータでは園生町(稲毛区)と殿台町(若葉区)が挙げられていました。区域は見直される可能性があるため、最新は募集要項でご確認ください。通園バスはなく、保護者または代わりの人がつき添って、公共の乗り物と徒歩で通います。学費が抑えられている分、時間の負担は家庭が担う構造だと考えられます。保育時間は月・火・木が9:00〜13:30、水・金が9:00〜11:30で、お弁当は週3回です。制服はなくスモックのみのため、毎日の服装は動きやすさを優先できます。

最寄りは、JR総武線「西千葉」から徒歩2分、京成千葉線「みどり台」から徒歩10分とされています。区域内であっても、朝の時間帯に一度実際に歩いて、所要時間を確かめてみることをおすすめします。通園区域の確認方法は【千葉大学教育学部附属幼稚園】通園区域は?対象地域と確認のポイント、服装と持ち物は【千葉大学教育学部附属幼稚園】制服はある?服装と持ち物で解説しています。出願を考える年度の募集は、8月1日の公示で確認してください。

「わが家に合った準備の進め方を知りたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。

▶ 千葉大学教育学部附属幼稚園の受験ガイド総まとめ(倍率・学費・考査・面接など)はこちら