【お茶の水女子大学附属幼稚園】考査・過去問は?内容と対策をプロが解説
お茶の水女子大学附属幼稚園の選考では、第一次検定(抽選)を通過した子どもが、第二次検定で集団テストと親子面接を受けます。第二次検定の所要時間は約1時間30分です。
選考の流れ
| 第一次検定 | 抽選(10月30日) |
| 第二次検定 | 行動観察・親子面接 |
| 第三次検定 | 抽選(11月22日) |
第一次と第三次は抽選、第二次が実際の考査です。第二次検定では、子どもは約10人で1グループになって集団テストを受け、親子面接も行われます。以下は目安です。最新は募集要項でご確認ください。
お茶の水女子大学附属幼稚園は、1876年(明治9年)に開園した日本で最初の幼稚園で、国立の共学園です。東京都文京区にあり、幼児教育の研究施設でもあります。募集は3年保育が男女計40名、2年保育が男女計20名で、2025年度入園の募集要項では応募資格は令和2年4月2日から令和4年4月1日生まれとされていました。枠が多くないこともあり、第一次と第三次が抽選になっています。応募者数や倍率は公表されていないため、第二次検定で自然な姿を見せられるよう、日々の生活の中で準備を重ねていくことが大切です。最新は募集要項でご確認ください。
応募には通園区域の条件があり、幼稚園から半径およそ3km内の指定地域に保護者とともに在住し、徒歩か公共の乗り物で通園できることが求められます。出願前に必ず確認しておきましょう。
集団テスト(過去の出題例)
行動観察(自由遊び・親子遊び)
2年保育は子どものみ、3年保育は親子一緒に考査室へ入ります。おままごと、お人形、ぬいぐるみ、リトミックスカーフ、マツボックリや木の葉、木製の車や電話、ペットボトルのマラカス、積み木、大型積み木などで自由に遊びます。2年保育は途中から保護者が1人入室し、親子で遊びます。
歌・リズム
「やきいもグーチーパー」を歌いながら手遊びをする課題が見られました。
読み聞かせ
紙芝居や絵本『がたんごとん がたんごとん』などの読み聞かせを聞き、質問に答える課題が見られました。
親子面接とアンケート
面接は第二次検定の当日に、保護者1人と本人で、書類の確認という形で受検番号順に行われ、所要時間は約10分です。本人には、お名前や年齢、朝ごはんに何を食べたか、今日は誰とどうやって来たか、好きな遊びは何かといった質問が見られました。2年保育では、通っている園の名前やクラスも聞かれています。
保護者には、説明会に参加したか、その間お子さんはどうしていたか、幼児教育の研究施設である園に理解と協力ができるか、子育てで大切にしていること、通園経路と送迎のサポート体制などが聞かれた例があります。共働きの家庭には、勤務状況や行事への参加についての質問もありました。子どもが考査を受けている間に記入するアンケートでは、起床・就寝時間やお昼寝の有無、育児について相談できる人はいるか、子どもとどこで一緒に遊ぶか、子育てでどのようなときに幸せを感じるかなどが問われています。ご夫婦で答えをそろえておくと安心です。
面接の質問から、通園の負担に無理がないか、研究施設としての園への理解があるか、家庭で子どもとどう関わっているかが見られていると考えられます。園の教育目標である「自分のことを大切にする」「周りの人を大切にする」「環境を大切にする」への共感を、自分の言葉で語れるようにしておきましょう。2025年度入園では入園説明会が出願前に開かれ、公開行事は設けられていませんでした。説明会は園を知る貴重な機会です。
第二次検定で見られている姿
考査は自由遊びと親子遊びが中心です。初めての場所でも安心して遊びに向かえること、先生の指示を聞いて遊びから切り替えられることが、行動観察で自然な姿につながります。親子遊びや親子面接があるため、ふだんの親子の関わりも表れます。お子さまが安心して親に甘え、一緒に遊びを楽しめる関係が育っているかが、大切な土台だと考えられます。お茶の水では特別な能力よりも、日常の育ちの質が見られます。遊びと生活のリズム、親子の関わりを整えることが、そのまま準備になります。
家庭でできる対策
いずれも特別な訓練ではなく、日常の遊びの延長です。ふだんから積み木やごっこ遊び、絵本の読み聞かせを親子で楽しみ、遊びに集中できる力や、指示を聞いて動ける力を育てておくことが大切だと考えられます。親子遊びでは、お子さまが安心してのびのびと遊べる関わり方が見られていると考えられます。
過去の出題例にある遊びを、家庭で楽しむのもよい方法です。たとえば、おままごとやぬいぐるみを使ったごっこ遊び、木の葉やマツボックリなどの自然物を拾って遊ぶこと、「やきいもグーチーパー」のような手遊び歌、絵本を読んだあとに「どんなお話だった?」とお子さんに聞いてみることなどです。読み聞かせのあとの質問に答える課題が見られた年もあるため、聞いて、考えて、言葉にする経験を日ごろから重ねておきましょう。
服装と費用の目安
考査当日の服装は、制服がなく日ごろも私服で過ごす園ですので、子どもが自分で着脱しやすく、汚れても気にならない動きやすいものが安心です。親子で入室する場面があるため、保護者は清潔感のある落ち着いた服装を選びましょう。
費用面では、国立のため私立より抑えめです。2025年度入園の目安は、入園料31,300円、保育料が年額73,200円、そのほか教育後援会の会費や諸費用がかかります。任意の運営基金もあります。金額は年度で変わりますので、最新は募集要項でご確認ください。
通園についても、事前にイメージしておきたいところです。園は文京区大塚にあり、最寄りは東京メトロ丸ノ内線の茗荷谷駅、または有楽町線の護国寺駅です。送迎を誰が担い、どんな経路で通うかは面接でも聞かれることがあるため、実際に歩いて所要時間を確かめ、ご家庭の送迎体制を具体的に説明できるようにしておきましょう。
「わが家に合った準備の進め方を知りたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。
▶ お茶の水女子大学附属幼稚園の受験ガイド総まとめ(倍率・学費・考査・面接など)はこちら
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