玉川学園小学部に入ったら、そのまま中学部へ進めるのでしょうか。
大学まで一貫だと聞きましたが、外に出る子もいるのか気になっています。
玉川学園は幼稚部から大学院までが同じキャンパスにある一貫校です。小学部から中学部へは内部進学が中心で、学校は内部進学が9割、外部進学が1割程度と説明しています。その先も玉川大学へ進む道と、他大学を目指す道の両方が用意されています。
大切なのは、以下の3点です。
・小学部から中学部への進学は内部進学が9割、外部進学が1割程度です
・幼稚部から大学院までが同じ丘の上にあり、学年を越えた交流があります
・高等部からは玉川大学への進学制度と、他大学受験の両方の道があります
玉川学園小学部の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
玉川学園小学部を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【玉川学園小学部】卒業後の進路の全体像
関連動画:玉川学園小学部について
玉川学園は、幼稚部から大学院までが同じキャンパスに集まっている学園です。小学部を卒業したあとは、多くの児童がそのまま中学部へ進みます。
学校はQ&Aの中で、小学部から中学部への進学について、内部進学が9割、外部進学が1割程度と説明しています。そして、進路の変更や転勤にも対応するとしています。つまり、内部進学が中心でありながら、外へ出る道も閉ざされていないということです。
この数字は、志望校選びの判断材料になります。小学校受験の段階で「12年間ここで過ごす」という選択をすることになりますので、その先の中学部・高等部がお子さまに合うかどうかまで見ておく必要があります。
小学部のEPクラスは、学校の案内の中で国際バカロレアのクラスとして説明されています。その先の学びがどうつながるのかは、学校説明会で直接確かめておくと安心です。クラスの選び方については【玉川学園小学部】JPとEPどちらが難しい?もあわせてご覧ください。
【玉川学園小学部】中学部への内部進学の実際
内部進学が9割という数字は、裏を返せば1割は外部へ進むということでもあります。学校はその理由として、進路変更や転勤への対応を挙げています。
ここで大切なのは、「内部進学だから何もしなくてよい」という誤解を持たないことです。玉川学園小学部の授業時間は1年生から5年生が45分、6年生は50分で、6年生になると学びの密度が上がります。日々の学習を積み重ねた先に中学部があるという理解が、いちばん健全です。
また、小学部の生活の中には、中学部との接点がすでに組み込まれています。学校はQ&Aで、1年生は5年生の「お世話係」の支援を受け、6年生は中学生と交流すると説明しています。クラブ活動は6年生から参加でき、体育系・文化系のクラブが用意されています。
進学する先の生徒たちと日常的に顔を合わせる環境ですから、中学部へ上がるときの不安は小さくなります。校舎が変わっても、通う場所は同じ丘の上です。この連続性が、玉川学園の一貫教育のいちばんの強みだと言えます。
【玉川学園小学部】K-12一貫教育の中身
玉川学園は、幼稚部から高等部までをK-12と呼び、その連続性を教育の柱にしています。学校は一貫教育の目的を「お互いが切磋琢磨して能力を伸ばすことができるように、学年の連続性を保ちながら、学校間、学年間の連携を図る」ことだと説明しています。
具体的には、小学部の通常の授業や行事の中に、中高生や大学の学生・教授が協力して指導するプログラムが数多くあります。同じキャンパスに大学があるからこそ実現できる形です。
小学部は1学年4クラス、1クラス約35名で構成されています。クラスには花や草木にちなんだ名前がついており、1年生ならあやめ、きく、ゆり、すみれといった具合です。学校は、この名前によってクラスへの愛着や連帯感が芽生え、仲間との協調性や積極性が育つと説明しています。
異学年の交流も特徴的です。年下の子を支える経験と、年上の子に支えられる経験の両方を、6年間の中で味わうことになります。こうした関係性は、中学部へ進んだあとの学校生活にもそのまま引き継がれていきます。
【玉川学園小学部】高等部から大学への進学
小学校受験の段階では遠い話に思えますが、進路の出口を知っておくと学校選びの軸がはっきりします。
玉川学園の進路・進学の案内によると、ほぼ100%の生徒が高等教育機関への進学を目指しており、そのうち約70%が玉川大学にない研究分野を求めて他大学への進学を希望しています。系列大学がありながら、外部進学が主流という点は知っておきたいところです。
玉川大学へ進む場合には、次のような仕組みが用意されています。
- 高大連携プログラム:高校3年生の後期から玉川大学の開設科目を14単位まで履修でき、取得した単位は大学入学後に認定されます
- 学内入試制度:10年生から12年生までの平均GPAが3.0以上などの条件を満たすことで利用できます
- 進学予定者向けの連携講義や、不得意科目の補講、海外提携校への留学の機会
他大学への進学実績も公開されています。2025年度入試では、国公立大学では東京大学や北海道大学などに合格者が出ています。私立大学では早稲田大学4名、慶應義塾大学4名、上智大学9名、東京理科大学2名、国際基督教大学2名、立教大学12名、中央大学8名、青山学院大学6名といった実績が公表されています。海外の大学へ進む生徒もいます。
数字は年度によって変わりますので、最新の実績は玉川学園の公式サイトでご確認ください。難易度の見方については【玉川学園小学部】偏差値が低い?難易度もあわせてどうぞ。
玉川大学の学部と2025年度の内部合格状況
玉川大学には幅広い学部が置かれており、公式に公表されている2025年度入試の合格数は次のとおりです。
- 教育学部20名/文学部6名/芸術学部9名
- 経営学部7名/観光学部3名/リベラルアーツ学部7名
- 農学部9名/工学部4名
教育学部や農学部、芸術学部など、玉川学園らしい分野に進む生徒が多いことが読み取れます。系列大学に進むという選択肢が実際に機能していることが分かる数字です。
ただし、これはあくまで一つの年度の実績です。お子さまが進学する頃には、学部の構成も入試の仕組みも変わっている可能性があります。小学校受験の段階では「こういう道が用意されている」という枠組みだけをつかんでおけば十分です。
【玉川学園小学部】内部進学を前提に考えるときの注意点
一貫校を選ぶときにご家庭で話し合っておきたいのは、「12年間ここで過ごす」という前提をどこまで固定するかです。
小学部の入試の段階でお子さまの興味や適性がすべて見えているわけではありません。学校自身が内部進学9割・外部進学1割と説明し、進路変更にも対応するとしているのは、そうした変化を織り込んでいるからです。
次の3点は、入学前に家族で確認しておくとよいテーマです。
- 家庭学習をどのくらいの時間、どの時間帯に取るか
- 放課後の延長教育プログラムや習い事を、学びとどう組み合わせるか
- お子さまが別の進路を望んだときに、どこまで一緒に考えるか
特に3つ目は、お父様とお母様で考えがずれやすいところです。願書や面接でも、家庭の教育観の一致は見られています。ご夫婦で言葉をそろえておくことが、そのまま受験の準備にもなります。【玉川学園小学部】面接はどんな雰囲気?もあわせてご覧ください。
【玉川学園小学部】進学に関するよくある質問
Q. 小学部から中学部へは全員が進めますか?
学校は内部進学が9割、外部進学が1割程度と説明しています。全員が自動的に進学すると公表されているわけではありませんので、詳しくは学校説明会でご確認ください。
Q. 外部の中学校を受験することはできますか?
学校は進路の変更や転勤にも対応すると説明しています。具体的な扱いは学校へお問い合わせください。
Q. 玉川大学へはどのように進学しますか?
高等部からは学内入試制度があり、10年生から12年生までの平均GPA3.0以上などの条件が案内されています。高校3年生の後期から大学の科目を履修できる高大連携プログラムもあります。
Q. 他大学を目指す生徒は多いのですか?
学校の案内によると、約70%が玉川大学にない研究分野を求めて他大学への進学を希望しています。指定校推薦の枠も用意されています。
Q. 中学部からクラブ活動は始まりますか?
小学部では6年生からクラブ活動に参加でき、体育系・文化系のクラブがあると案内されています。
Q. 進学を見据えて小学校時代にできることは?
毎日の授業と家庭学習の習慣づくりが土台になります。【玉川学園小学部】延長教育プログラムでスタディホールを活用する方法もあります。受験全体の流れは【玉川学園小学部】受験情報まとめに、家庭での進め方は家庭学習サポートにまとめています。
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