相模女子大学小学部を出たあと、進学先はどうなりますか。
そのまま上に上がれるのでしょうか。
【相模女子大学小学部】学園全体の構成
関連動画:神奈川県の小学校選びの参考に。この記事の学校を紹介しているとは限りません。
まず、相模女子大学学園がどう構成されているかを整理します。
| 学校 | 受け入れ |
|---|---|
| 認定こども園 相模女子大学幼稚部 | 男女 |
| 相模女子大学小学部 | 男女 |
| 相模女子大学中学部 | 女子のみ |
| 相模女子大学高等部 | 女子のみ |
| 相模女子大学短期大学部・大学・大学院 | 女子のみ |
小田急線相模大野駅から徒歩10分のワンキャンパスに、園児から大学院生まで約6000人が学んでいます。敷地は横浜スタジアム5個分という広さです。
男女で学べるのは小学部まで
この構造を知らずに出願されるご家庭が実際にいらっしゃいます。男の子のご家庭がまず押さえるべき点ですので、男子の受験については男子と共学の記事もあわせてご覧ください。
【相模女子大学小学部】女子の進学ルート
系列の中学部へ進む道がある
女子は、同じキャンパス内にある相模女子大学中学部へ進む道があります。そこから高等部、さらに短期大学部・大学・大学院へと続きます。小学校から大学院まで、同じ敷地の中で進んでいける環境です。
移動距離がないという点は、想像以上に大きな意味があります。中学入学のタイミングで通学ルートが変わらず、施設も先生方の雰囲気も知っている。子どもにとって環境の変化が小さいのは、安心につながります。
内部進学の条件は説明会で確認を
内部進学の要件や、どの程度の児童が系列中学部へ進んでいるかについて、学校は公式サイトで数値を公表していません。ここは学校説明会や個別相談の場で直接ご確認ください。
・内部進学に成績や生活面の要件があるか
・外部の中学を受験する場合、内部進学の権利はどうなるか
・毎年どのくらいの児童が中学部へ進んでいるか
この3点は、入学後6年間の過ごし方を左右します。出願前に把握しておく価値があります。
外部の中学を受ける女子もいます
系列に進む道があるからといって、全員がそうするわけではありません。女子でも外部の中学を受験するご家庭はあります。その場合、男子と同じく4年生ごろからの塾通いが現実的な選択肢になります。
【相模女子大学小学部】男子は中学受験が前提になります
中学部から上が女子のみですので、男子は6年生で中学受験をすることになります。
不利ではなく「決まっている」ということ
これを不利な条件と受け取る必要はありません。むしろ、入学した時点で進路が定まっているという見方ができます。
内部進学のある学校では「上に上がるか、外部を受けるか」を6年生まで迷い続けるご家庭が少なくありません。最初から中学受験と決まっているほうが、準備の計画は立てやすくなります。
現実として受け止めておきたい3点
・4年生ごろから塾通いが始まり、学校生活との両立が必要になる
・放課後の使い方を早い段階から計画しておく必要がある
・同級生の女子とは進路が分かれるため、6年生の空気が異なる
3つ目は見落とされがちです。クラスの中で受験する子としない子が混在する状況になります。お子さまの性格によっては、ここで気持ちが揺れることがあります。
放課後クラブとの両立
相模女子大学小学部には放課後クラブがあります。塾に通う日と放課後クラブを使う日をどう組み合わせるか、高学年になる前に一度シミュレーションしておいてください。詳しくは放課後クラブの記事で解説しています。
【相模女子大学小学部】6年間の学びは進学にどうつながるか
ベルトタイムと漢検の積み重ね
毎日20分の「ベルトタイム」で漢字を学び、学年末には全員で日本漢字能力検定に挑戦します。合格率は97%を超え、10年以上にわたって優秀団体賞を受賞しています。国語力の土台という意味で、中学受験にも進学後にも効いてくる部分です。
専科教員による指導
社会、英語、理科、音楽、図画工作、家庭科、体育、プログラミング、探究の時間を専科教員が担当します。1クラス20人台の少人数編成と組み合わさることで、一人ひとりの理解度に応じた指導がしやすい体制です。
学園連携という強み
同じキャンパスに大学があることで、小学部の学びにも広がりがあります。大学の栄養系学科による食育の授業、学生インターンシップの協力による英語の授業、「つなぐ手」における茶道などの伝統文化の体験。こうした機会は、単独校では実現しにくいものです。
学園統一スローガンは「見つめる人になる。見つける人になる。」です。答えを早く出すことより、まず深く見つめることを重んじる。この姿勢は、教育の特色を解説した教育の記事でも詳しく取り上げています。
【相模女子大学小学部】進学についてよくある疑問
Q. 女子は全員が中学部へ進めますか
内部進学の要件を学校は公表していません。無条件で全員が進めると決めつけず、説明会で確認してください。
Q. 男子は途中で転校が必要になりますか
必要ありません。男子も6年生まで小学部で学び、卒業後に外部の中学へ進みます。
Q. 中学受験の対策は学校でしてもらえますか
進学塾のような受験指導を行う学校ではありません。基礎学力を積み上げる教育を6年間行い、受験対策はご家庭と塾で進めるのが一般的な形です。
Q. 高校からは外部に出られますか
中学部から高等部へ進んだあとも、外部の高校を受験する選択自体は可能です。ただし内部進学を前提とした学校生活になりますので、早い段階でご家庭の方針を持っておく必要があります。
Q. 大学までの一貫校と考えてよいですか
女子については、大学院までの道がつながっています。ただし系列大学に進む生徒ばかりではなく、他大学を受験する生徒もいます。「必ず上がる」ではなく「上がる道がある」とお考えください。
Q. 出願前に何を確認すべきですか
お子さまが男の子か女の子かで、6年後の景色がまったく変わる学校です。男子であれば中学受験の計画を、女子であれば内部進学の要件を、それぞれ出願前に確認しておいてください。判断に迷われる場合は個別相談もご利用いただけます。
Q. きょうだいで通わせる場合はどうなりますか
上のお子さまが女の子で中学部へ進み、下のお子さまが小学部にいる、といった形になれば、同じキャンパスに毎日一緒に通えます。行事や送り迎えの負担が一か所にまとまるのは、ご家庭にとって現実的な利点です。ただし男の子の場合は、中学から別の学校へ通うことになりますので、家族の生活リズムが変わる点は見込んでおいてください。
Q. 進学のことは面接で聞かれますか
「卒業後はどのようにお考えですか」という趣旨の質問が出ることがあります。ここで答えに詰まると、学校の構造を調べていないと受け取られかねません。
男の子であれば「中学受験を前提に、6年間で土台をつくっていただきたいと考えています」、女の子であれば「系列の中学部への進学を視野に入れつつ、本人の育ち方を見ながら判断したいと考えています」といった形で、方針を持っていることを伝えてください。回答の組み立ては面接対策でもお手伝いしています。
Q. 転入・編入という形で入る道はありますか
学校は転入・編入学の案内を公式サイトに設けています。欠員が出た学年について募集がかかる形ですので、時期や条件はその都度の告知を確認する必要があります。年長での受験がご縁につながらなかった場合も、道が完全に閉じるわけではありません。
Q. 進学実績はどこで確認できますか
小学部の公式サイトには、卒業生の進学先一覧は掲載されていません。学校説明会の資料や、学校案内の冊子で触れられることがありますので、資料請求をして確認されることをおすすめします。数字だけを見て判断するのではなく、その学校で6年間を過ごした子がどう育ったかという視点で受け止めてください。
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