立教小学校を受験しようと思っているのですが、面接ではどんなことが見られるのでしょうか。
対策の進め方も知りたいです。
立教小学校は、キリスト教信仰にもとづく教育を行う私立の男子小学校です。面接について考える前に、まず学校が公表している内容を確かめておきましょう。
公式サイトのよくいただくご質問では、入学試験の際の面談について「はい。しかし合否判定には関係ありません。保護者の方を対象とし、入学試験当日の留意事項を確認させていただきます。なお、志願児童の面談はありません」と案内されています。
大切なのは、以下の3点です。
・学校が公表している内容を、うわさより先に確かめること
・ご家庭の考えは、提出書類と日々の暮らしのなかで伝わること
・想定問答を暗記するより、日常の会話を積み重ねること
立教小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
立教小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【立教小学校】面接の特徴
立教小学校の面接を考えるとき、まず押さえていただきたいのは、学校がどう説明しているかです。公式サイトのよくいただくご質問(2026年8月24日閲覧)では、入学試験の際の面談は保護者を対象とするもので、合否判定には関係せず、入学試験当日の留意事項を確認する場だと案内されています。志願児童の面談はありません、とも明記されています。
つまり、受験対策として「面接で落ちないように」と身構える必要はありません。むしろ大切なのは、提出する書類のなかでご家庭の考えを正確に伝えることと、二日間の考査に落ち着いて臨めるお子さまを育てることです。
同じページでは、受験番号は生年月日順に付番されること、合格発表はオンラインで行われること、ペーパーテストは実施せず二日間の考査を予定していることも示されています。試験対策については、幼稚園・保育園での生活を大切にすることが挙げられています。
2027年4月入学の児童募集は108名(男子のみ・3学級編成)、試験日は2026年11月2日(月)・3日(火・祝)の2日間、検定料は30,000円と公表されています。詳細は2026年9月以降に公開されるとされていますので、最新の内容は必ず募集要項・公式サイトでご確認ください。
【立教小学校】面接で問われるテーマ
立教小学校では、事前に入学試験面談用紙に記入し、当日に持参する形が長く取られてきました。この用紙に書く内容が、ご家庭を知っていただくための中心的な材料になります。
これまでに記入項目として挙げられてきたのは、次のような領域です。
- 保護者のプロフィール
- 同居家族
- 立教小学校に期待すること
- 家庭での育児で気を付けていること
- 志望理由
- ご両親の仕事内容や職歴
- 学生時代に打ち込んでいたこと
- 趣味
提出書類の様式は年度によって変わります。実際の記入項目は、必ずその年度の募集要項でご確認ください。
お父さまが受け持つテーマ
立教小学校は全国でも数少ない男子小学校です。ですから、男子だけの環境をどう考えているのか、お父さまがどのような姿勢でお子さまと向き合っているのかが、自然と中心の話題になります。
お父さまに関わるテーマは、おおむね次の領域です。
- 志望のきっかけと、学校のどこに共感したか
- 男子だけの環境についての考え
- 家庭でお子さまとどう過ごしているか
- ご自身の歩みと、仕事を通して大切にしていること
以前は経済的な事柄に触れられることもあったと言われますが、いま重みがあるのは、お子さまとの関わり方です。休日にどう過ごしているか、何を一緒にやっているか。形ばかりの言葉ではなく、具体的な場面を一つ持っておいてください。
お母さまが受け持つテーマ
立教小学校はキリスト教信仰にもとづく教育方針を掲げ、「友だちのよいところがわかる子ども」を育てたいと語っています。ですから、お子さまのやさしさや思いやりに関わる領域は、ご家庭としても言葉にしておきたいところです。
お母さまに関わるテーマは、おおむね次の領域です。
- お子さまのやさしさを感じた場面
- 小学生になるにあたって心がけていること
- この一年で成長を感じたところ
- ふだんの子育てで気を付けていること
- しつけで大切にしている線引き
- お父さまとお子さまの似ているところ
いずれも、家庭の出来事をひとつ添えれば十分です。立派な言葉より、その場面が目に浮かぶ話のほうが、ずっと伝わります。
お子さまについて
立教小学校では、志願児童の面談はありません。保護者が面談を受けている間、お子さまは考査を受けることになります。
考査では、絵本などの読み聞かせをもとにした個別の課題が毎年のように出されてきました。お話を聞いて、内容を思い出し、答える力が土台になります。近年はパターンブロックや碁石、パズルを使った課題も見られます。
集団の場面では、模倣体操やかけっこなどが出題されやすい傾向です。体力や運動の巧みさだけでなく、指示を聞く姿勢、順番を待つ落ち着き、うまくいかないときの立ち直り方が見られています。
【立教小学校】実際にどんなことが聞かれているか
面接で問われるテーマは前の項目のとおりですが、実際のやりとりでは、もう少し踏み込んだ形で尋ねられます。ここでは、これまでに出ている内容を、私なりの言葉で整理してご紹介します。
お父さまには、まず志望の理由を述べるよう促され、そのあとで男子だけの環境をどうお考えかを重ねて問われる流れが多く見られます。志望理由をひととおり話して終わりではなく、なぜ共学ではなく男子校なのかまで確認される形だとお考えください。
続けて、ご家庭でお子さまとどのように接していらっしゃるかを、具体的な場面で説明するよう求められます。あわせて、ご自身が歩んでこられた学びの道のりや、現在のお仕事の内容についても説明を求められることがあります。以前は経済的な面に触れる問いもあったと言われますが、近年はお子さまとの向き合い方に重心が移っています。
お母さまには、お子さまのやさしさを感じた場面を、実際にあった出来事として挙げるよう求められます。やさしい子ですと評するだけでは足りず、いつ、どんな場面でそう感じたのかまで話せるかどうかが分かれ目になります。
さらに、小学生になるにあたって家庭で心がけていることや、この一年でお子さまが成長したと感じられる点を挙げるよう尋ねられます。ふだんの子育てで気を付けていること、しつけで大切にしている線引きについても、具体的に説明を求められる年が多いです。お父さまとお子さまの似ているところを挙げるよう促されることもあり、ご家族をふだんからよく見ていらっしゃるかが表れる問いです。お母さまご自身の学びの経歴やお仕事の内容に触れられることもあります。
保護者面談でよく出ている内容を、形を変えてまとめると次のようになります。
- 志望理由を述べたあと、なぜ男子だけの環境なのかを重ねて尋ねられる
- 家庭でお子さまとどう過ごしているかを、具体的な場面で説明するよう求められる
- お子さまのやさしさを感じた出来事を、ひとつ挙げるよう求められる
- この一年でお子さまが成長したと感じる点を挙げるよう尋ねられる
- しつけで大切にしている線引きについて、具体的な説明を求められる
- お父さまとお子さまの似ているところを挙げるよう促される
お子さまの考査についても、どんな課題が出ているかを知っておくと、ご両親の答えに実感がこもります。絵本などの読み聞かせを聞いたあと、その内容を思い出して答える問題は毎年のように出ています。話の筋をたどるだけでなく、聞いたお話についてどう感じたかを自分の言葉で述べる問題も出されてきました。
近年は、パターンブロックや碁石、パズルを使って、示された形をつくったり並べ方を考えたりする課題も見られます。集団の場面では、前で示された動きをまねて体を動かす課題やかけっこが出やすく、速さや上手さそのものより、指示を聞く姿勢と、うまくいかないときに投げ出さない様子が見られています。
【立教小学校】面接で失敗しないために気を付けること
立教小学校では、お子さまが考査を受けている間にご両親の面談が行われます。短い時間ですが、ご家庭の姿勢はそのまま伝わります。
気を付けたいのは、次の3点です。
- 問いかけの意味を取りちがえない
- ひな形の丸暗記をしない
- 学校の教育理念を、自分の言葉で理解しておく
どの学校でも志望の理由や教育方針は話題になりますが、大切なのは、その学校でなければならない理由を語れるかどうかです。ここが曖昧なままだと、どれだけ言葉を整えても中身が薄く見えてしまいます。
ご両親で、立教小学校にお子さまを託したい思いを共有し、向いている方向をそろえておいてください。まったく同じ言い方をする必要はありませんが、方向がずれていると、短いやりとりのなかでもはっきり伝わります。
立教小学校を受験されるご家庭には、立教のご出身であるお父さまや、立教大学を卒業されたご家族がいらっしゃることも珍しくありません。ただ、それが有利に働くと考えるより、ご家庭が学校の考え方をどれだけ理解しているかのほうが、はるかに大切です。
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【立教小学校】面接の前に「立教小学校の願い」を読んでおきましょう
答えの一つひとつを整える前に、学校が掲げている言葉に目を通しておくと、話の芯が定まります。立教小学校が育てたいとしているのは、次のような子どもの姿です。
- 友だちのよいところがわかる子ども
- 自分のよいところを表現できる子ども
- 広い視野でものを見られる子ども
- すべてに感謝できる子ども
教育方針としては、学校が「教える」のではなく、子どもが本来持っている力を引き出すという考え方が語られています。校長のメッセージでも、知識の詰め込みから離れ、「わからない」と言える安心のある場をつくることの大切さが述べられています。
この4つの言葉について、ご家庭の日常から思い当たる場面を一つずつ書き出してみてください。書き出した紙が、そのまま志望理由と教育方針の材料になります。学校の言葉をなぞるのではなく、家庭の生活に翻訳する、と考えるとうまくいきます。
【立教小学校】学校生活を知ったうえで答えを用意する
学校生活の話題になったとき、一日の流れを知らないまま答えると、どうしても表面的になります。
登校は7時30分以降で、8時20分に始業します。授業のあとには礼拝の時間があり、宗教教育が生活のリズムに組み込まれています。クラブ活動は5年生から全員が参加し、剣道・サッカー・水泳・テニス・野球など、体を動かす活動が並びます。
こうした毎日を思い浮かべたうえで、「わが家の子はここでどう過ごすだろう」と考えてみてください。その想像から出てきた言葉は、学校案内の要約とはまったく違う手ざわりを持ちます。
なお2027年4月入学の募集児童数は108名(男子のみ・3学級編成)、試験日は2026年11月2日・3日の2日間、検定料は30,000円と公表されています。詳細は2026年9月以降に公開されるとされていますので、出願をお考えの際は必ず最新の募集要項・公式サイトでご確認ください。
立教小学校の面接のポイント
立教小学校の面談で見られるのは、お子さまのありのままの姿と、ご家庭の教育に対する考え方です。想定されるテーマへの具体的な準備はオーダーメイド面接回答集作成付きオンライン面接レッスン、提出書類づくりはオーダーメイド願書作成代行で承っております。
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