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【立教小学校】親の学歴は関係ある?プロが解説

【立教小学校】親の学歴は関係ある?プロが解説
塾長
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日本でたった3校しか存在しない男子だけで初等教育を行う立教小学校。

聖公会の教えを軸に、思いやりと自立の精神を育てながら、豊かにのびやかに成長できるよう、教職員と保護者が一体となって児童全員の成長を見守ります。

伝統と歴史を誇る立教小学校ですが、受験倍率も高く合格するのは至難の業。

そんな人気と実力を兼ね備えた立教小学校に合格するには、親の学歴は関係あるのでしょうか?

【立教小学校】合格させるために親の学歴は必要?

立教小学校に合格するためには、親の学歴は必要なのでしょうか?

また必要な場合、一体どのような学歴であれば受験に有利に働くのでしょうか。プロが詳しく解説していきます。

立教小学校合格と親の学歴の関係性

立教小学校の公式な入試要項や情報では、親の学歴が合否の判断基準として明示されていません。

立教小学校が大切にしているのは、ご家庭が学校の教育方針や理念に共感し、それを実践しているかどうかです。

親御の職業や学歴そのものが合否を左右することはないとされています。

したがって、親の学歴が直接的に合否に影響を与える可能性は低いと考えられます。

親が高い学歴を持っていることが必ずしも有利に働くわけではなく、家庭全体で学校の教育理念を理解し、共有していること、そしてそれを学校側に真摯に伝えることが必要となります。

立教小学校合格に「親の学歴は一切不要!」と言い切れない背景も

とはいえ、「学歴は一切不要です。」と断言できないのが小学校受験の難しいところです。

立教小学校合格において「親の学歴は一切不要!」と言い切れない理由は、親御様の学歴がご家庭の教育環境や学校の理念との適合性に影響を与える可能性があるためです。

【立教小学校】合格する親御様の学歴」でも詳しく解説しますが、高学歴の親御様は平均して教育意識が高く、学校の理念を理解し家庭で実践しやすいです。

また、社会的地位や経済的安定からお子様の教育サポートもしっかりと取り組み、学校活動への貢献も期待できます。したがって、親の学歴が直接的な選考基準にはならずとも、間接的に合否に影響を与える要素として無視できるものではありません。

 

パターン別【立教小学校】合格する親御様の学歴

ここからは、親御様の学歴を5つのパターンに分けて、その学歴が立教小学校の合格にどのように寄与するかを詳しくまとめました。当てはまるものがない場合は、1番近しいと思われるものを参考にしてください。

 

親御様の両方もしくはどちらかが大学院を卒業

親御様が大学院を卒業している場合、高度な学問的知識と研究への探究心を持つ家庭環境が整っていると考えられます。このような背景をもつご家庭では、お子様に学問の楽しさを伝え、深い学びへ導く土壌がそろっているとも言えます。また、大学院卒業の親御様は、学校の教育理念や教育方針を深く理解し、共感・実践する能力に優れている傾向があります。立教諸学校を始めとする私立小学校では、お子様の学力だけでなく、家庭の教育方針や学校活動への関わりが重視されるため、親御様が高い学歴を持つことはその信頼性を高める材料となる場合があります。「大学院卒」の学歴そのものが評価されずとも、家庭の知的背景としてプラスに働く可能性があります。

 

親御様の両方とも大学を卒業

親御様の両方が大学を卒業している場合、家庭の教育環境は非常に整っていると考えられます。学歴の高さは教育意識の高さと結びつくことが多く、お子様の学びに対する姿勢やサポートが充実している可能性があります。また、夫婦の双方が協力してお子様を適切に導く力を備えていると評価されることもあります。さらに、学校側から見て、両親ともに高い学歴を持つ家庭は、学校のブランド価値を高める存在として歓迎される可能性もあります。

親御様の一方が大学を卒業

親御様の一方が大学を卒業している場合、夫婦の間で方針と価値観が一致していることが重要となります。一方の親が高い学歴を持っていることで、教育に対する意識やお子様へ求めるレベルが一定の基準を持ちやすくなります。また、もう一方の親が学歴に頼らず多様な価値観や経験を持っている場合、お子様の視野を広げる良い環境を作れる可能性があります。私立小学校の選考では、家庭全体の価値観や学校方針との相性が重視されるため、親御様の学歴そのものではなく、教育に対する家庭の姿勢や支援、そしてそのご家庭の中でしか得られない個性が評価されるポイントとなるでしょう。

 

親御様の両方もしくはどちらかが高卒の場合

親御様が高卒の場合でも、立教小学校に合格する可能性は十分にあります。立教小学校で重視されるのは、宗教教育に対する理解と共感、家庭の教育方針や学校の理念との一致、お子様の適性です。学歴そのものは直接の判断基準にはならず、親御様が教育熱心で家庭内でお子様の生育をしっかりサポートしていることが重要です。また、高卒の親御様であっても、自身の経験を活かし、お子様に学ぶことの大切さを伝えたり、学校活動に積極的に関与したりすることで、学校側からプラスに評価される場合もあります。さらに、学歴では測ることのできない努力や社会的貢献が家庭の価値観として反映されている場合、立教学校の求める全人教育に適合する家庭とみなされる可能性があります。そのため、学歴にとらわれず、信念と愛情を持って家庭全体でお子様を育てる姿勢が鍵となるでしょう。

親御様の両方もしくはどちらかが立教学院(小中高大)卒の場合

親御様の両方もしくはどちらかが立教学院(小中高大)卒の場合、立教小学校の入学選考において有利に働く可能性があります。立教小学校は立教大学を含む立教学院の一部であり、その教育理念を共有しています。そのため、親御様が立教大学出身であることは、学院の教育方針やキリスト教精神への理解が深い家庭であると見なされる場合があります。また、学院に対する信頼感や帰属意識が家庭全体に根付いていると評価される点も有利に働く可能性があります。また、お父様が立教小学校をご卒業の場合、お子様は「縁故」として一定の評価を受けることがあり、学院全体のコミュニティを強化する存在として期待されることもあります。

【立教小学校】親の学歴を書く欄はある?

 

ここまで読み進めた読者の方であれば「立教小学校に合格するためには、学歴はあってマイナスにはならないかな。」と感じられた方も多いのではないでしょうか。また、受験に有利になるような学歴をお持ちの場合、むしろ積極的にアピールしたいと考えられる場合もあるかもしれません。しかし、立教小学校の入学考査の中で、親の学歴をアピールする機会は方法はあるのでしょうか?

 

願書

立教小学校には、親の学歴を記載する欄はありません。しかし、志望理由や教育方針を書く中でさりげなくまぎれこませることは十分可能です。例えば、高い学歴を通じて得た経験や視点が家庭の教育方針にどう活かされているかを具体的に説明すると良いでしょう。また、立教小学校(立教学院)とのつながりを強調できる学歴をお持ちの場合は、その点を簡潔に記載することも効果的です。願書では、学歴を単なる実績として示すのではなく、学校への適応性や教育理念との一致を示す内容に工夫する必要があります。

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身上書

身上書には、決まったフォーマットはありません。しかし、親御様の経歴を簡単にまとめて書くことができますので、そこでアピールにつなげることは可能です。気を付けたいのは、学歴だけを過度に強調するのではなく、教育方針や学校との理念の一致を示す内容にすることです。

【立教小学校】身上書は絶対出した方が良い理由

 面接(保護者)

面接で、学校側から親の学歴を問われることはありません。ですので、もし学歴をアピールしたい場合は自己紹介や志望動機を述べる際にさりげなく差し込む必要があります。たとえば、自身の学歴を活かしてお子様に学ぶ意欲を促していることや、家庭での教育環境をどう整備しているかを具体的に話しましょう。また、学校の教育理念に共感している点を示し、学歴を家庭の価値観と結びつけて説明することで、アピールが自然で説得力のあるものになります。過度な自慢に注意し、真摯な態度で臨むことが大切です。

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【立教小学校】合格するには、親の学歴と願書/身上書のどちらが需要!?

 

結論から言えば、立教小学校に合格するには、親の学歴よりも願書や身上書の内容が大切です。学歴が高い親御様は教育意識の高さやお子様への支援体制が整っている場合が多いものの、立教小学校が重視するのはご家庭の教育方針と学校の理念がどの程度一致しているかです。また、宗教校でありますので、宗教教育に対する理解と共感も重要な要素となります。願書や身上書は、ご家庭が今までどのようにお子様を育て、どのような価値観を持っているか、そして立教小学校入学に向けてどれ程の熱意を持っているかを示す貴重な手段です。これらの書類で、学校が掲げるキリスト教精神や全人教育に共感し、立教小学校らしい男の子に育てるため家庭で実践していることを具体的に表現することが合格の鍵となります。親の学歴や職業は補足情報に過ぎず、それが直接的な選考基準になることはありません。したがって、親が学歴にとらわれず、願書や身上書で家庭の魅力をしっかり伝えることが最も重要です。

 

【立教小学校】親の学歴は関係ある?プロが解説まとめ

総括すると、立教小学校の合格に親の学歴は直接影響しません。しかし、学歴をお持ちのご家庭だからこそ提供できる信頼感や安心感、教育力や指導力の高さが間接的に影響することはあり得ます。しかし、それより重要なのはやはり願書/身上書。親御様の学歴は今からどうしようもできません。しかし、願書や身上書、そしてそこに書き込むことになる「志望動機」や「教育方針」はこれからいくらでもブラッシュアップしていくことができます。諦めることなく、最後の1文字までこだわりぬいて書き切ってくださいね。

 

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藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
願書作成や面接対策、受験指導など小学校受験のことなら何でもお任せ!
願書作成97%、面接レッスン93%、受験指導100%
など驚異の合格実績を誇る。

株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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