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【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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【小学校受験】覚える系問題|出題内容や解き方をプロが解説!

うみ塾長
うみ塾長

本記事で扱っている「覚える系問題」とは、「覚えるカード」を使って出題・解答するタイプの問題です。「覚えるカード」は、「花木」「野菜」「果物」「爬虫類」「哺乳類」「鳥類」「魚類」「食品」「文房具」「用具」「肢体」などを幅広く扱い、理科的常識・社会的常識を覚えるカードです。「覚える系問題」を解くことにより、お子さまの知識量を圧倒的に増やすことができるようになっています。

【小学校受験】覚える系問題の出題意図は?

「覚える系問題」の問題では、常識力があるか、ご家庭の教育力があるかを見られています。

 

理科的常識があるか

理科的常識に関する知識系の問題では、「磁石につくものはどれですか」「仲間外れの虫はどれですか」「木でできているものはどれですか」「春に咲くお花はどれですか」などの問題が出されます。身の回りの現象を科学的に捉える力があるかどうかを見られています。

 

社会的常識があるか

社会的常識に関する知識系の問題では、「お正月に使うものはどれですか」「1月7日にお粥に入れて食べる草はどれですか」「この中で季節が違うものはどれですか」などの問題が出されます。伝統行事や季節の行事などについて知っていることが大切です。

 

家庭の教育力があるか

理科的常識や社会的常識があるかどうかは、ご家庭の教育力に大きく左右されます。科学的な事象に着目して「なぜ?」をお子さまと共有したり、毎年欠かさず伝統行事を行ったりするご家庭のお子さまは、常識力に優れていることが多いです。そのため、様々な知識を持っているかどうかという試験を通して、ご家庭の教育力があるかを見られていると言えます。

【小学校受験】覚える系問題の出題方法は?

「覚える系問題」の出題方法には、大きく2つの方法があります。

 

個別テスト・口頭試問

個別テスト・口頭試問では、絵カードを見せられて先生が出す問題に答えていくというパターンが定番です。基本的には一問一答形式からスタートしますが、「他にも春に咲くお花を知っていますか。」などと追加の質問をされることもよくあります。

 

ペーパーテスト

ペーパーテストでは、「季節」や「水に浮くもの沈むもの」など、特定のテーマの中で知識系の問題が出されることが多くなっています。また、お話の記憶の中にも知識を問うような問題が出されることもあります。

【小学校受験】覚える系問題の出題内容は?

「覚える系問題」の出題内容は幅広くなっています。以下には、よく出題される内容をピックアップして解説します。

 

季節

「春に咲くお花を選んでください。」「秋によく食べる果物を選んでください。」「春・夏・秋・冬の順になるように野菜を並べましょう。」など、季節に関連した問題です。季節に関する問題は、お話の記憶の中でも問われることもよくあります。

 

植物

「球根から育つ植物はどれですか。」「同じ種類の種とお花を仲間に分けてください。」など、花木に関する問題です。植物の問題は、季節の問題と関連して出題されることもよくあります。

 

野菜・果物

「茎の部分を食べる野菜はどれですか。」「木になる果物はなんですか。」など、野菜や果物に関する問題です。野菜の食べる部分は「葉」「茎」「根」「つぼみ」などがあり、普段はなかなか意識することがないかもしれません。

 

生き物

「仲間外れの虫はどれですか。」「ここにいる生き物を2つのグループに分けてください。」「冬眠する動物はどれですか。」など、生き物の特徴、生態、食性などに関連する問題です。昆虫、爬虫類、哺乳類、鳥類、魚類など、幅広い生き物から問題が出されます。

 

伝統行事・季節の行事

「春の七草でお粥に入れて食べる草を選びましょう。」「ひな祭りに関係があるものを選びましょう。」など、伝統行事や季節の行事に関連する問題です。行事の季節、道具、行事食を聞かれることが多くなっています。

 

素材・原材料

「ここにあるものは、何からできているかわかりますか。」「同じものから作られている仲間に分けてください。」など、素材や原材料に関連する問題です。物では「木製製品」「金属」「プラスチック」が頻出です。食品では「米」「大豆」「牛乳」が頻出ですので、どのようなものが仲間なのかを覚えておくようにしましょう。

 

その他

上記の他にも、「水に浮くものはどれですか。」「磁石につくものはどれですか。」「ここにあるカードをしりとりの順になるように並べてください。」など、様々な内容が出題されることがあります。

【小学校受験】覚える系問題の解き方は?

「覚える系問題」が得意か苦手かは、知識量に左右されます。知識を増やす上では、たくさん経験を積み重ねていることが大切です。なぜなら、感情を伴った記憶(エピソード記憶)は定着しやすいからです。そのため、図鑑で動物を見るよりも、動物園で動物を見た方が、知識として定着しやすくなっています。

しかし、知識に関することをすべて経験させるのは無理でしょう。そこで役に立つのが「覚えるカード」です。「覚えるカード」は、ゲーム感覚で繰り返し学習することができるため、楽しく知識を習得することができます。何度も反復してインプットとアウトプットを繰り返すことで、様々な知識を長期記憶として定着させることができます。また、「覚えるカード」で学んだことを「覚える系問題」でアウトプットすることで、解答力を高めるなどの相乗効果も期待できます。

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【小学校受験】覚える系問題でつまずくところと、ご家庭での練習

お子さまがどこで止まっているのかを見分ける

覚える系の問題は、まちがえ方を見れば、必要な手当てがはっきり分かります。答え合わせのときに、絵の名前と、どうしてそれを選んだのかを言ってもらってください。

  • 絵の名前が出てこない……そもそも見たことがありません。知識ではなく経験の不足です
  • 名前は言えるが、季節や仲間が結びつかない……ばらばらに覚えていて、つながっていません
  • 覚えたはずのものを忘れている……覚え直す間隔が空きすぎています
  • 知っているのに選べない……絵の描かれ方が、ふだん見ているものと違って迷っています

四つ目は見落とされがちです。実物やカードの写真では答えられるのに、線画になったとたん分からなくなるお子さまは少なくありません。ふだんから、写真・イラスト・実物と、いろいろな見え方で触れておくことが対策になります。

ご家庭でできる、覚える系の練習

覚える系は、机の上で暗記させるほど定着しません。生活の中で出会わせるほうが、記憶に残ります。

  • スーパーの野菜売り場を一周し、その季節に並んでいるものを三つ選んで買う。帰宅後に絵を描く
  • 買った野菜を切って、種や中身を見せる。切り口の形は出題されることがあります
  • 散歩のときに、咲いている花や実、鳴いている虫を「今の季節のもの」として写真に撮る
  • その月の行事があれば、飾りを一つでも家に置く。玄関に飾るだけでも記憶に残ります
  • 覚えたものを、月ごとのノートに絵で残していく

写真を撮って終わりにせず、あとで見返す時間を作ってください。見返すことで、体験が知識に変わります。

年中と年長では、進め方を変える

覚える系の問題は、一年を通してしか体験できないものが多い分野です。だからこそ、年中さんの一年をどう過ごすかが効いてきます。年中さんのうちは、季節ごとの行事に参加する、旬のものを食べる、外で生き物を見る、という体験を優先してください。ペーパーはまだ必要ありません。

年長さんになったら、体験したことをカードやノートで整理し、まとまりで覚え直します。春から夏にかけて一通りを回し、秋には抜けているところだけを短く復習するのが理想です。夏を過ぎてから初めて季節の体験を作ろうとすると、その季節が来るまで待てません。

忘れないための、覚え直しのしかた

覚える系でいちばんもったいないのが、一度覚えたものを忘れてしまうことです。次の間隔を目安に、短く戻ってください。

  • 覚えた翌日に一度、絵を見せて名前と季節を言ってもらう
  • 一週間後にもう一度、今度はお子さまから説明してもらう
  • その後は月に一度、季節が変わるタイミングで前の季節のものを見直す

一回あたりは三分で構いません。時間をかけることより、回数を分けることのほうが効きます。

本番でのケアレスミスを減らす習慣

  • 「同じ季節のものすべて」なのか「一つだけ」なのかを、指示の最後まで聞く
  • 迷ったものは飛ばして、確実に分かるものから印をつける
  • 知らない絵が出ても止まらない。分からないものが一つあっても、他で取り返せます

【小学校受験】覚える系問題のよくある質問

Q. カードで暗記させるのはよくないのでしょうか?

カードそのものは有効な道具です。問題なのは、カードだけで済ませてしまうことです。実物に触れた記憶があるものは忘れにくく、少し違う描かれ方をしても答えられます。体験を土台にして、その整理にカードを使うと考えてください。

Q. 季節の分け方が本によって違うことがあります

行事や植物の中には、地域や暦の考え方によって扱いが変わるものがあります。迷うものは、どちらの考え方もあることを知っておけば十分です。志望校の出題傾向が気になる場合は、学校が公開している資料や説明会でご確認ください。

Q. 今の生活では見かけないものは、どう覚えさせますか?

写真や図鑑で見せたあと、可能なら実物に近いものを一度でも触らせてください。触った記憶があると、線画になっても思い出せます。難しいものは、動画で使われている様子を見せるだけでも違います。

Q. どこまで覚えれば足りますか?

きりがないように感じますが、実際に出題されるものはある程度決まっています。季節のもの、身の回りの道具、生き物の育ち方を押さえるのが先です。季節理科的常識もあわせてご覧ください。分野全体の進め方はペーパー常識・季節の教え方で、ご家庭に合った計画は家庭学習サポートでご相談いただけます。

【小学校受験】覚える系問題|まとめ

「覚える系問題」のような知識系の問題は、カードと演習問題を組み合わせた学習が効果的です。幅広い知識は、様々な問題を解く上で役に立ちますので、早期に対策を始めるのがよいでしょう。ぜひ本記事でご紹介した「覚えるカード」と「覚える系問題」をご活用いただき、効果的な学習をしていただけたらと思います。

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うみ塾長
元お受験幼稚園の面接官。株式会社Bright Future Family代表取締役。数多くの願書審査・面接を担当してきた経験をもとに、2021年から累計1,000名以上の合格をサポート(願書作成97%・面接レッスン97%・個別家庭学習サポート第一志望合格97%)。Amazon Kindle幼児教育カテゴリー1位『小学校受験の教科書』著者。自身もわが子の小学校受験を経験し、難関校に合格。全国の小学校・幼稚園受験に対応。
藤川海美 (ふじかわ うみ)
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株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
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