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【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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【小学校受験】国立小学校専願についてプロが解説!

うみ塾長
うみ塾長

小学校受験では、私立専願、国立専願、私立と国立の併願の3つの選択肢があります。その中で、「学費が安いから」「ダメもとでチャレンジしてみたい」などの理由から、国立小学校を専願するご家庭がいらっしゃいます。しかし、国立専願のご家庭は私立入試とは異なる対策が必要になることがあるため、十分な準備が必要になります。

【小学校受験】国立小学校とは?

国立小学校とは、国立大学教育学部や国立教育大学が設置する附属小学校です。全国56大学に66の附属小学校が設置されていますが、どのような学校なのでしょうか。(令和7年4月時点)

 

教育に関する研究機関

国立小学校には、大学や学部における教育に関する研究に協力する役割があります。国立小学校は、幼稚園、中学校、高等学校、特別支援学校などを設置していて、それぞれの教育機関が連携し、中長期的な教育を行っています。

「最新の教育法を研究し実践する場」 、そして「教員や教育現場で働く人材育成の場」として存在することが国立小学校の大きな役割です。

 

実験的、先進的、挑戦的な教育を行う場所

国立大学附属学校の使命のひとつに、「実験的で先導的な学校教育への取り組み」があります。国立小学校では、公立小学校と同様に文部科学省が定めた『学習指導要領』に基づいて授業が進められますが、実験的・先進的、挑戦的な教育法を取り入れることで、独自性のある授業を行い、成果をまとめることで日本の初等教育に貢献しています。

 

精神年齢が高く基礎力が備わったお子さまが集まる傾向

国立小学校では、私立小学校と同様に入学考査(検定)が実施されます。 国立小学校では、実験的・先導的な授業が行われるので、レベルが高い授業についていけるお子さまを選ぶ必要があります。そのため、「精神年齢が高く、年齢相応の基礎能力が備わったお子さま」が入学できる傾向にあります。

【小学校受験】国立小学校の特徴

国立小学校には、いくつかの大きな特徴があります。国立小学校専願として小学校受験に挑む場合、国立小学校の特徴や私立小学校との相違点をしっかり理解することが重要です。今回は、いくつかある特徴から、3つを取り上げてご紹介します。

 

私立小学校と比較し学費が大幅に抑えられる

国立小学校は、公立小学校と同様に入学金や授業料はかかりません。諸経費(学級費・給食費・学校行事関連費・寄付金など)は必要ですが、年間で約10〜30万円程度が目安です。(制服が必要な場合プラス20万円程度)授業料だけで年間100万円前後(関東エリア)かかる私立小学校と比べると教育費の負担がかなり抑えられるのがメリットです。

 

附属中学校・高校の偏差値、倍率が高い

ほとんどの国立小学校には、附属中学校・高等学校が設置されています。附属中学校・高等学校でも生徒の募集を行っていますが、その人気は極めて高く例年高倍率となります。また、偏差値も高く、卒業後の進学先も難関国立大学や有名私立大学が多いという特徴があります。

 

親御様の協力が必要な機会が多い

国立小学校は、公立や私立の小学校と比較して親の出番が格段に多いと言われています。学校行事や教育活動、研究授業に関するお手伝いを求められるため、親御様の負担は多いです。しかし、「学校に協力できる」「子どものサポートができる」「我が子の成長を間近で見れる」など、それを前向きに捉える親御様が多いようです。

【小学校受験】国立小学校受験のポイント

国立小学校だけを受験する場合、どの国立小学校を受験するかでその戦略が大きく変わります。いずれの場合も、何も対策せずに受験するのはリスクが高いので、しっかりと対策をする必要があります。

 

私立小学校並みの対策が必要な学校

「私立小学校並みの対策が必要な学校」とは、私立受験を乗り越えたご家庭・お子さまが受験するような国立小学校です。厳しい私立受験を乗り越えた受験生が勢ぞろいするため、結果的に合格ラインが高くなってしまい、家庭教育だけでは太刀打ちできないレベルになってしまっています。そのため、国立小学校専願のご家庭であっても、私立小学校に合格できるレベルまでお子さまと親御様自身を鍛え上げる必要があります。

 

ご家庭での基礎力をベースとして挑戦できる学校

「ご家庭での基礎力をベースとして挑戦できる学校」とは、検定内容は基礎的なものが中心の学校です。最大の特徴は「居住地制限(通学区域) 」のエリアが狭く、限られたお住まいの方しか出願ができないという限定性の高さです。

どんなにレベルの高い受験生であっても、通学区域に居んでいなければ受験できませんので、必然的に出願できるご家庭が限られます。そのような地域性の高さから、地頭のよさ、性格のよさ、協調性やコミュニケーション力など、持ち前の能力を中心に検定試験をする傾向にあります。こういった学校を受験する場合は、ご家庭での教育や準備を中心に、新年長(年中の11月以降)からの通塾で対応できる可能性があります。

【小学校受験】国立小学校受験のみを受験する場合の対策

国立小学校のみを受験する場合、一般的なお受験(私立小学校受験)とは異なる対策が必要です。お子さまの対策では4つのポイントを、親御様の対策では3つのポイントを意識して対策しましょう。ここでは、それぞれ1つずつポイントを解説します。

なお、ここで紹介できない対策のポイントは、「国立小学校だけを受験して成功する 国立小学校専願マニュアル」にて解説しています。

 

お子さまの対策① ご自宅で基礎的な学力、生活力を身に付けさせる

国立小学校の受験では、バランスよく能力が発達していることが求められます。

ペーパーテスト対策では、基礎力をしっかりと向上させることが大切です。多くの学校ではペーパー難関校と呼ばれるレベルの対策は不要ですので、基本的な問題を繰り返し解くことで基礎固めをしましょう。

また、生活力を向上させることも大切です。元気に挨拶すること、姿勢よく席に座ること、相手の話を目を見て聞くことなど、毎日の生活の中で基本的な生活力を培うようにしましょう。

 

親御様の対策① 教育方針を固める

小学校受験に挑戦する場合、ご家庭の教育方針を固めることが重要です。

志望校選び、願書作成、親子面接、保護者アンケートなど、あらゆる場面で教育方針と照らし合わせることになります。私立受験における「志望動機」とは異なる性質をもちますが、教育方針を固めておくことが国立対策の第一歩となります。

 

【国立小学校だけを受験して成功する 国立小学校専願マニュアル】(サンプル)

【マニュアル】国立専願マニュアルサンプル

サンプルのダウンロードはこちらから

【小学校受験】国立小学校専願について|まとめ

国立小学校は、私立小学校とは異なる特徴があります。「こんなはずではなかった。」と後悔しないためにも、国立小学校についてよく理解してから受験してください。また、国立小学校を専願するご家庭は、志望校に合わせた対策が必要です。「国立小学校だけを受験して成功する 国立小学校専願マニュアル」をご活用いただき、国立専願でも受験を成功に導けるように対策をしてください。

藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
願書作成や面接対策、受験指導など小学校受験のことなら何でもお任せ!
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など驚異の合格実績を誇る。

株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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