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【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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【小学校受験】季節|出題内容や解き方をプロが解説!

うみ塾長
うみ塾長

「季節」とは、行事・植物・食べ物など、四季に関わるタイプの問題で、多くの小学校で出題されます。生活経験の豊かさが重要な問題ですが、経験しただけでは知識としてなかなか定着しません。また、最近では見かけなくなったものやお子さまに馴染みのないものが出題されることもあるので、しっかり対策しておくことが重要です。ではどのように対策したらよいのでしょうか。ぜひ本記事を参考に、「季節」の問題の対策をしていただけたらと思います。

【小学校受験】季節の出題意図は?

「季節」の出題意図には、「自然や社会への興味・関心があるか」「ご家庭の教育力があるか」「生活力があるか」という要素が挙げられます。

 

自然や社会への興味・関心があるか

公園に咲いている花、季節ごとに見られる虫、スーパーに売られている旬の野菜や果物など、身の回りには四季を感じられるものがたくさんあります。身の回りの自然や社会に対して興味・関心が持てるような知的好奇心の高いお子さまは、学力も高い傾向にあります。

 

ご家庭の教育力があるか

「季節」の問題を通して、お正月、節分、節句、七夕などの年中行事を欠かさず丁寧に行っているご家庭かどうかが見られています。このような行事ごとをきちんとしている生活経験が豊かなご家庭は、家庭の教育力が高い傾向にあります。また、学校に協力的なことも多く、小学校の先生はそのようなご家庭に入学してほしいと考えています。

 

生活力があるか

ここで言う「生活力」とは、主体的に物事に関わって生活する力のことです。例えば、どんなにご家庭でひな祭り(桃の節句)をしていても、「ひな祭りの季節はいつですか?」という質問に答えられないお子さまもいます。そのようなお子さまのほとんどが、受け身で生活しているようです。カレンダーを見て「もうすぐひな祭りあるな。」ということが判断できたり、「ひな祭りがあるから雛霰を買わなくちゃ。」と準備をしたりするなど、主体的に生活する力があるかどうかが大切です。

【小学校受験】季節の出題方法は?

「季節」の出題方法には、大きく2つの方法があります。

 

個別テスト・口頭試問

個別テスト・口頭試問による出題では、季節カードを見せられて「チューリップが咲く季節はいつですか?」のように質問されます。一問一答式での出題のほかに、「何色のチューリップを見たことがありますか?」「おうちでも何か育てているものがありますか?」など、追加で質問されることが多くなっていますので、総合的な学力が求められます。

 

ペーパーテスト

ペーパーテストでは、「上の四角の中にあるお花と同じ季節のものに丸をつけましょう。」「上の四角の中にあるお花の次の季節のものに丸をつけましょう。」「上の四角の中にあるお花の前の季節のものに丸をつけましょう。」のような問題が定番です。当然ながら、春→夏→秋→冬という季節の順番を知らないと解くことができません。

【小学校受験】季節の出題内容は?

「季節」の問題では、自然に関するもの、行事に関するもの、食べ物・料理に関するもの、道具に関するものがよく出題されます。

 

自然に関するもの

自然に関するものとして、花木、生き物、野菜などが挙げられます。春なら「桜」「ツバメ」「キャベツ」などが自然に関するものに該当します。自然に関するものは季節の理解が難しく、混乱しやすいので注意しましょう。例えば、チョウは春から秋ごろまで見られますし、いちごは冬から春にかけて旬を迎えます。また、地域によっても季節感が異なります。

 

行事・遊びに関するもの

行事・遊びに関するものでは、年中行事や季節のイベントなどが出題されます。例えば、お正月、田植え、お月見、運動会などが挙げられます。行事は年に1回であることがほとんどですので、実際に経験して覚えさせようとしても受験の頃には忘れてしまうことがあります。

 

食べ物・料理に関するもの

料理に関するものとして、お節料理、かき氷、鍋、年越しそばなどが挙げられます。行事と結びついた食べ物・料理と、季節ごとの食べ物・料理があります。行事と結びついた食べ物・料理は、行事とセットで覚えるようにしましょう。

 

道具に関するもの

道具に関するものでは、うちわ、こたつ、マフラー、水着などが挙げられます。もしかしたら、うちわやこたつを知らないお子さまもいるのではないでしょうか。小学校受験の問題では、お子さまにとって身近ではない道具が出てくることがありますので、できるだけたくさんの知識を蓄えておくことが大切です。

【小学校受験】季節の解き方は?

「季節」の問題を解く上で大切なのは、正しい知識が身についていることです。しかしながら、季節問題で覚えなければならない知識は大変多く、すべてを網羅して覚えるのは困難です。また、最近では見かけない道具やお子さまにとって馴染みのない植物が出てくることもあり、お子さまにとって覚えるハードルが高くなっています。さらに、スーパーに行けばトマトでも大根でも年中売られていて、季節感が薄れているのも季節を理解する上での障壁となっています。

では、どのようにして「季節」の知識を増やしたらよいのでしょうか。様々な方法がありますが、例えば「季節カード」や「季節ポスター」を活用する方法があります。

「季節カード」は、フラッシュカードとして活用したり、カルタのような使い方をしたりしてゲーム感覚で学習できるのがメリットです。カードは持ち運びも便利ですので、スキマ時間を活用しやすいというメリットもあります。

「季節ポスター」は、お風呂やトイレに貼っておくことで自然と目につき、季節が覚えやすくなります。ただし、ただ貼っていても風景の一部になってしまい、効果的に活用できないことがあります。そのため、お風呂に一緒に入った時に「七夕の季節はいつでしょう?」などと問題を出してあげるのがよいでしょう。

「季節」の問題は、知識と経験があれば、ほとんどの問題を解くことができます。ただし、お子さまが知らないものが出題されることもあるので、そのような時にどう解いたらよいかを教えておくことも大切です。この場合は、消去法を活用することが効果的です。確実にわかるものから考えていくことで、正答率を上げることができます。

【知識】季節(教材サンプル)

【知識】1 季節サンプル
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【小学校受験】季節|まとめ

「季節」の問題は、日常生活に馴染みのある問題からお子さまに馴染みのないものまで、幅広く出題されることがあります。ただ、生活に馴染みのある問題の方が頻出ですので、ご家庭での教育力を発揮して、季節の対策をしましょう。また、知識を覚える上では、インプットだけではなくアウトプットも大切です。ぜひ本記事でご紹介した教材をご活用いただき、しっかりと季節に関する知識を定着していただけたらと思います。

藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
願書作成や面接対策、受験指導など小学校受験のことなら何でもお任せ!
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など驚異の合格実績を誇る。

株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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