附属札幌小学校の教育の特色は何ですか?
北海道教育大学附属札幌小学校は、教育大学の附属校として研究的な教育を行う国立小学校です。ここでは教育の特色と学びの魅力を、はじめての方にもわかりやすく整理します。
共生の文化を創造する
附属札幌小学校は、「共生の文化を創造する学校」を掲げています。探究する子、共感する子、自分のよさを見つめる子を育てています。
本物を求めて学び、他者の見方や考え方を認め合い、未来を志向する。そうした力を育てる教育が行われています。
一人ひとりが自分らしく力を発揮できるよう、探究する力と人と共に生きる力を育てる教育が学校全体に根づいています。
大学附属校としての教育
附属札幌小学校は、北海道教育大学の附属校です。教育の研究や教員養成と結びついた、先進的で質の高い教育が行われています。
附属校では、新しい教育方法の研究や実践が行われることがあります。子どもたちは、工夫された学びの中で力を伸ばしていきます。
大学とのつながりの中で、教育のあり方を探究する環境が整っています。国立の附属校ならではの学びの魅力です。
探究する学び
附属札幌小学校では、探究する学びが大切にされています。子どもたちは、本物にふれ、自ら問いを持って学ぶ経験を重ねていきます。
教育実習の場ともなっており、多くの学生や教員が関わる環境の中で、子どもたちは多様な学びの機会を得られます。
こうした環境は、子どもたちの視野を広げ、学ぶことへの前向きな姿勢を育てます。国立附属校ならではの学びの場です。
歴史と環境
附属札幌小学校は、1883年創立という長い歴史を持つ伝統ある学校です。あいの里の落ち着いた環境で、子どもたちはのびのびと学んでいます。
制服のある学校で、みんなが同じ装いで学ぶことで一体感が生まれます。給食も提供されています。
約430名の子どもたちが学ぶ規模の学校で、多くの仲間とともに成長できます。豊かな人間関係も学びの一つです。
いま学校が掲げている研究主題
「”わたし”がそこに在る学校」
本校の研究ページによると、令和7年度8月からの研究主題は「”わたし”がそこに在る学校」、副主題は「子どもが『自走』する授業」です。児童一人ひとりが「よさや可能性がある自分」や「ありのままの自分らしくいられる自分」の存在を認識し、学校に居場所があると感じられる環境をつくることを目指しています。
ここでいう「自走」とは、子どもが目標をもって考え行動する中で生まれた問いを起点に、自ら目標を更新しながら学びを進める姿を指します。学校は、文脈のある学びの中で子ども自身が目標を更新することを重視することで、子どもの主観的な幸福感を高めることができると説明しています。
研究主題は数年ごとに更新されています
研究のあゆみを見ると、令和3年度は「学び舎の再こう(考・構・興)」を主題に「行為主体性を育む学び」、令和4年度は同じ主題で「”みち”を発創する学び」、令和5年度からは「実践的な知を育む、文脈のある学び」を副主題として研究が進められてきました。令和2年度には双方向オンライン授業の可能性を探る実践も行われています。
研究主題が数年で更新されるということは、授業の形も少しずつ変わっていくということです。入学時点の説明がそのまま6年間続くとは限らない点は、附属校を選ぶうえで知っておきたい特徴です。
附属学校が担う5つの役割
学校は「本校の教育」のページで、附属学校としての役割を5つに整理しています。公立学校と同様の初等普通教育を実施すること、教育学部の学生の教育実習を受け入れること、大学と連携した実験・実証を行うこと、教育に関する理論と実践の研究を進めること、そして授業公開や紀要の刊行を通じて研究成果を公開するサービスセンターとしての機能を果たすことです。
教育実習は4月・5月に行われる実習も含め、年間を通して実施されると案内されています。教室に大学生が入る日があること、研究のために外部の参観者が訪れる日があることは、この学校の日常の一部です。
教育研究大会という「公開の場」
令和8年度は7月3日に開催
本校は毎年、教育研究大会を開いて授業を公開しています。学校の研究会情報によれば、令和8年度は令和8年7月3日(金)に開催されます。授業公開と分科会が設けられる領域は、国語、社会、算数、理科、生活、音楽、図画工作、体育、外国語活動・外国語、道徳、総合的な学習の時間、そして食育です。教育講演には青砥瑞人氏を迎えると案内されています。申込期間は令和8年5月29日(金)から7月1日(水)まででした。
令和7年度は7月4日(金)に開催され、公開領域はほぼ同じ構成でした。加えて令和7年度には冬季授業研究会が令和8年1月30日(金)に行われ、受付13時から13時30分、一次公開13時30分から14時15分、二次公開14時25分から15時10分、研究提言15時20分から15時40分、分科会15時50分から16時40分という日程で、教育関係者のみを対象に実施されています。
公開される領域から分かること
分科会の一覧に「食育」が独立して並んでいるのは、この学校の特徴のひとつです。給食の時間が日課表に12時25分から13時と明記され、栄養教諭が配置され、給食便りが発行されていることと合わせて考えると、食に関する学びを教科と同じ土俵で研究している学校だと読み取れます。外国語についても、学校要覧には外国人講師を含む英語担当の配置が記されています。
学級編成と教職員の体制
学校要覧によると、本校は1年生から6年生まで各学年2学級、合計12学級で編成されています。管理職は校長1名、副校長1名、特命教頭1名。各学級に担任が置かれるほか、音楽専科、図画工作専科、養護教諭、栄養教諭、英語担当(外国人講師を含む)、副担任が配置されています。事務は参事、事務補佐3名、用務員という体制です。
同じ敷地内には特別支援学級の「ふじのめ学級」があり、専任教頭1名、主任1名、教諭3名、事務補助1名が置かれています。
音楽と図画工作に専科教員がいることは、低学年のうちから専門の教員に教わる時間があるということです。学級担任がすべての教科を受け持つ形とは学び方が変わりますので、学校説明会などで実際の時間割を確かめてみるとイメージがつかめます。
教育内容についてよくある質問
教科書は公立と同じですか
学校ホームページには「教科書採択について」というページが設けられており、採択の考え方が公開されています。附属学校としての役割の1つ目に「公立学校と同様の初等普通教育を実施すること」が挙げられていますので、学習指導要領に基づく教育課程が土台にある点は公立小学校と変わりません。そのうえで研究に基づく授業づくりが重ねられている、という理解が実態に近いでしょう。
英語はいつから学びますか
学校要覧には英語担当(外国人講師を含む)の配置が記されており、教育研究大会の公開領域にも「外国語活動・外国語」が含まれています。学年ごとの時数については学校ホームページに具体的な記載がありませんので、詳しくは学校説明会や授業公開でご確認ください。
授業を見学することはできますか
オープンスクール(学校公開)が設けられています。学校の概要説明と授業公開を行う回、研究大会を公開する回、授業参観と願書提出に関わる説明を行う回、學藝会を公開する回があり、いずれも事前申込制です。研究大会を公開する回は参会費3,000円が必要で、子どもの参加はできません。令和8年度は第1回の申込が5月7日から18日、第2回が6月5日から26日に受け付けられ、入学選考に向けた回の申込受付は8月18日(火)に開始する予定と案内されています。
こんな家庭におすすめ
附属札幌小学校は、大学附属校ならではの研究的で質の高い教育を望む家庭に向いています。経済的な負担が軽い点も魅力です。
探究する力や、人と共に生きる力を育てたいと考える家庭にとって、ふさわしい学校といえるでしょう。
通学区域の指定があるため、まずは応募できる区域かを確認しましょう。学校の雰囲気は、説明会に参加して確かめてみてください。
北海道教育大学附属札幌小学校の受験情報は「北海道教育大附属札幌小学校まとめ」でまとめて確認できます。
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