附属函館小学校の教育の特色は何ですか?
北海道教育大学附属函館小学校の教育の特色について、はじめての方にもわかりやすく整理します。大学附属校ならではの学びの環境をおさえておきましょう。
大学附属校としての学び
附属函館小学校は、北海道教育大学の附属小学校です。大学と連携した研究的な教育実践が行われ、質の高い学びの環境が整っています。
教育実習の場でもあり、新しい教育のあり方を探究する環境の中で、子どもたちは工夫された授業を受けることができます。
大学とのつながりを活かした学びは、国立附属校ならではの魅力です。子どもたちは豊かな学びの機会に恵まれています。
校訓に込められた願い
附属函館小学校では、「強く 明るく 正しく」という校訓が大切にされています。子どもたちの人間的な成長を願う言葉です。
強くたくましい心と体、明るく前向きな態度、正しく判断し行動する力を育てることを、日々の教育の中で目指しています。
校訓は学校生活の土台です。子どもたちは、この言葉を胸に、仲間とともに豊かに成長していきます。
考える力を育てる授業
大学附属校としての研究的な学びの中で、子どもたちは自ら考え、学ぶ意欲を育てていきます。ただ覚えるのではなく、深く考える学びが大切にされます。
友だちと意見を交わし、協力して課題に取り組む中で、人と関わる力や表現する力も育まれていきます。
こうした学びは、中学以降の学習や、その後の人生を支える確かな土台になります。子どもたちの力を長く支える教育です。
豊かな学校生活
附属函館小学校では、制服があり、給食が提供されるなど、落ち着いた環境の中で学校生活を送ることができます。
行事や日々の活動を通して、子どもたちは友だちとの絆を深め、思いやりや協調性を身につけていきます。
恵まれた環境の中で、子どもたちはのびのびと自分の力を発揮しながら成長していきます。
研究主題からたどる授業づくり
本校の研究活動のページには、年度ごとの研究主題と副主題が一覧で公開されています。授業がどんな考え方で組み立てられているかを知る、いちばん確かな手がかりです。
「新たな価値を創造する力」の育成
令和4年度から令和6年度にかけての研究主題は「『新たな価値を創造する力』の育成を目指して」でした。副主題は年度ごとに更新されており、令和4年度は「自分の学びを役立てながら,喜びを感じる子供」、令和5年度は「強い目的意識を養う」、令和6年度は「状況を想定しながら具体的な計画をもつ」となっています。同じ主題を数年かけて掘り下げ、毎年の切り口を変えていくやり方です。
それ以前は、令和元年度と令和3年度が「子供が学びをつくる学校」という主題で、副主題はそれぞれ「自らをモニタリングし、メタ認知する子供の育成」「一人一人の子供が他者とともに自己調整する学び」。平成29年度・30年度は「『主体的・対話的で深い学び』を保障する授業の具現化」を主題に「『学びの文脈』に基づいた各教科等の単元のデザイン」を副主題とし、平成27年度・28年度は「初等教育におけるアクティブ・ラーニングの実践」を掲げていました。
学びを子ども自身の手に返していく、という方向が一貫していることが読み取れます。
研究の成果は公開されています
学校は毎年、教育研究大会を開いて授業を公開しています。令和8年度は令和8年7月27日に開催され、210名以上が参加しました。令和7年度は7月28日に開催されています。さらに令和8年11月16日から27日にかけて「秋季研ウィーク」が予定されています。
令和3年度には研究大会がオンラインで行われ、国語・道徳・体育の授業動画を視聴したうえで事後討議を行う形が取られました。研究交流やオンライン交流、算数・数学の授業動画の公開など、外に開く取り組みが続いています。
学校を支える人の体制
12学級・全校児童380名
学校通信の令和8年度第1号によると、本校の全校児童数は380名で、学級数は1年生から6年生まで各学年2学級の計12学級です。令和8年度の新1年生は63名でした。
教職員の体制は、校長(北海道教育大学教授との兼務)、副校長のほか、主幹教諭1名、教務主任1名、渉外主任1名、養護教諭1名、栄養教諭1名。各学級に担任が置かれ、講師3名、事務職員2名、校務補佐員1名、用務員1名という構成です。さらにALT1名、スクールカウンセラー1名、学習支援員2名、ICT支援員2名、給食調理員6名が配置されています。
ALTとICT支援員が配置されていることは、外国語と情報の学びに人の手が確保されているということです。スクールカウンセラーや学習支援員がいる点も、学校生活を支える体制として押さえておきたいところです。
「教育実践研修センター」としての役割
校長挨拶では、附属学校として質の高い教育を基盤としながら、教育実習、教育研究、大学や地域との連携に取り組むことが任務とされ、「教育実践研修センター」として地域の教育に貢献することが掲げられています。学校ホームページには「道南の教育関係者の皆様へ」というページも用意され、出前講座や出前授業、研修派遣、研究交流といった取り組みが紹介されています。
教育実習は令和7年度の場合、8月21日から9月16日にかけて行われ、2月には基礎実習も実施されました。校内に大学生が入る期間があることは、この学校の日常です。
教室の外に広がる学び
本校の学校生活のページには、教科の枠を越えた活動が数多く記録されています。令和7年度には、9月1日に4年生が浄水場を見学、10月23日に3年生がカール・レイモンの工場を見学、10月28日と11月5日に5年生が函館どつくを見学しました。7月8日には2年生が生活科の町たんけんに出かけています。
交流の面では、令和8年度に3・4年生が5月29日から6月15日にかけて特別支援学校との交流学習を行い、6月15日には附属幼稚園の「ちびっこまつり」に参加しました。令和7年度には1年生が1月27日に特別支援学校との交流学習で雪遊びを行い、12月12日には5年生が北昭和小学校とオンライン交流を実施しています。
さらに令和7年度の2月16日から27日には、JICAの研修としてフランス語圏アフリカ諸国から8名を受け入れました。11月4日には4年生から6年生を対象にデジタル・シティズンシップ教室が開かれています。地域の産業を訪ね、他校や海外とつながる機会が、学年に応じて用意されている学校です。
教育内容についてよくある質問
英語はどのように学びますか
学校通信の令和8年度第1号には、ALTが1名配置されていることが記されています。学年ごとの時数や授業の進め方については学校ホームページに記載がありませんので、授業公開の機会に確かめてみてください。研究の面でも外国語は研究大会の公開教科に含まれてきた領域です。
教科書は公立と同じですか
学校ホームページには「教科書採択」のページが設けられています。附属学校の任務のひとつが質の高い初等教育の実施ですので、学習指導要領に基づく教育課程が土台にあることは公立小学校と変わりません。そのうえで研究に基づく授業づくりが重ねられている、という理解が実態に近いでしょう。
授業を見学することはできますか
入学を控えた家庭向けにはオープンスクール(学校見学会)があります。令和8年度は9月18日(金)に実施され、受付12時40分から13時、授業見学13時20分から14時05分で、体育館と全学級が公開されました。申込は7月10日(金)午前8時から9月11日(金)午後4時30分まで、約100名で締切の予定です。教育関係者向けには教育研究大会や秋季研ウィークがあります。
ICTはどの程度使われていますか
ICT支援員が2名配置されているほか、令和7年度には4年生から6年生を対象としたデジタル・シティズンシップ教室(11月4日)や、5年生のオンライン交流(12月12日)が行われています。研究面でも算数・数学の授業動画がYouTubeで公開されており、令和3年度にはオンラインでの研究大会が開かれました。
教育方針を知るには
学校の教育方針や雰囲気は、資料だけでは伝わりにくい部分もあります。説明会に参加して、直接感じ取ることをおすすめします。
教育の特色や取り組みは、年度によって発展していくこともあります。最新の情報は学校公式サイトでご確認ください。
家庭の教育方針と学校の考え方が合っているかを見極めることが、納得のいく学校選びにつながります。
北海道教育大学附属函館小学校の受験情報は「北海道教育大附属函館小学校まとめ」でまとめて確認できます。
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