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【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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【小学校受験】はじめの音|出題内容や解き方をプロが解説!

うみ塾長
うみ塾長

「はじめの音」とは、言葉の1番目の音に関する問題の総称です。小学校受験では出題頻度が非常に高い問題で、基礎的な問題から応用問題まで幅広い問題が出されます。出題パターンが異なると問題が解けなくなってしまうお子さまもいらっしゃいますので、様々な問題に慣れておくようにしましょう。

【小学校受験】はじめの音の出題意図は?

「はじめの音」の問題では、音声認識や言葉の理解など、言語に関する基礎的な能力が備わっているかが見られています。

 

音声認識力があるか

日本語の音声を正しく認識できるかを評価されます。例えば、「き」と「ち」、「ら」と「だ」、「れ」と「で」など、特定のひらがなを聞き分けるのが難しいお子さまがいらっしゃいます。聴力に問題がないのに特定の音が聞き分けにくいという症状があれば、専門的なサポートが必要になる場合もあります。

 

言語力があるか

特に、言葉を音声に分けて理解することができるかを見られています。例えば、「団子」という言葉を「だ・ん・ご」の3つの音に区別して理解できることが重要になります。撥音(はねる音「ん」)、促音(つまる音「っ」)などを区別するのが難しいことがあります。

 

聞く力があるか

「はじめの音」の問題では、聞き取りによる出題もあります。この場合、正しく聞く力があるかも問われています。また、音声の認識ができるだけではなく、先生の話を1回で聞き取る集中力も必要です。

【小学校受験】はじめの音の出題方法は?

「はじめの音」は、主にペーパーテストにおいて出題されます。ペーパーテストによる出題では、筆記による出題方法と口頭による出題方法があります。

 

ペーパーテスト(筆記)

お手本で示されたイラストや写真を見て、同じ音で始まるものを答えるタイプの問題です。筆記による出題では、イラストや写真を見てそのものの名前がわかる語彙力が必要です。その上で、音を正しく判断し、選択できるようにしましょう。

 

ペーパーテスト(口頭)

先生が読み上げた言葉と同じ音で始まるイラスト・写真を答えるのが一般的な出題方法です。例えば、「『きりん』と同じ音で始まる絵に丸をつけましょう」という出題方法や、「『き』で始まる言葉に丸をつけましょう」などの出題方法があります。口頭による出題方法では、言葉を正しく聞き取ることが大切です。先生が言った音声を1回で聞き取れるようにしましょう。

【小学校受験】はじめの音の出題内容は?

「はじめの音」の出題内容はいくつかの種類がありますが、いずれもはじめの音を正しく判断することが大切な問題になっています。

 

同頭音・異頭音を答えるもの

同頭音(はじめの音が同じ)を答えたり、異頭音(はじめの音が異なる)を答えたりする問題です。「同じ音で始まる絵に丸をつけましょう」などの指示による問題が、同頭音を答える問題になります。例えば、「くつした」がお手本で示されて、「くじゃく」を選ぶような問題がこれに当たります。

同様に、「違う音で始まる絵にバツをつけましょう」などの指示による問題は、異頭音を答える問題になります。

 

特定の音を探すもの

複数のイラスト・写真の中から、特定の音のイラスト・写真を探す問題です。「『た』で始まる絵を全て選んで、丸をつけましょう。」などのように出題されます。

 

はじめの音を組み合わせるもの

いくつか示された言葉のはじめの音を組み合わせると、どのような言葉ができるかを答える問題です。例えば、「ねこ」「きっぷ」「つくえ」のはじめの音を組み合わせると、「きつね」を作ることができます。

【小学校受験】はじめの音の解き方は?

はじめの音を解けるようにするためには、語彙力を高めることと、最初の1音を正しく判別できるような言語力を高めることが大切です。就学前のお子さまはひらがなが未習得であることが前提とはいえ、ひらがな50音を理解している方が有利です。ただ、ひらがなが書けるようにする必要はありませんので、無理に先取り学習をしなくて大丈夫です。

語彙力や言語力を高める方法には次のようなものがあります。

1つ目は、図鑑や絵本の読み聞かせをすることです。図鑑には日常生活で見る機会のないものが載っていますし、絵本では様々な表現が使われています。「これ知ってる?」などとお子さまに問いかけながら、語彙力を高めていけるといいですね、

2つ目は、会話を増やすことです。お子様の語彙力や言語力は、言語環境に大きく左右されます。親子の会話を増やすことで、語彙力や言語力を高めていきましょう。

3つ目は、言葉遊びをすることです。特に、しりとりは「はじめの音」と「終わりの音」を意識するのに効果的な遊びです。その他にも、なぞなぞや言葉パズルなどは、お子さまの語彙力や言語力を高めるのに有効です。言葉遊びを通して、楽しく能力を向上させていきましょう。

4つ目は、様々なパターンの問題を解くことです。幼児期のお子さまは、出題パターンが変わると別の問題と認識してしまう傾向にあります。そのため、どのような出題パターンの問題を出されても、「これもはじめの音の問題だ」と認識できるように、いろいろな問題に慣れることが大切です。

語彙力や言語力は、小学校受験の問題を解くための土台となる基礎的な力ですので、これらの方法を活用して、しっかりと能力を育成していってください。「はじめの音」の問題の具体的な解き方については、こちらの問題集で解説していますので、ぜひ参考にしてください。

【言語】はじめの音(教材サンプル)

【言語】2 はじめの音サンプル
教材サンプルのダウンロードはこちらから

【小学校受験】はじめの音|まとめ

「はじめの音」は、小学校受験の基礎的な問題ですので、今回ご紹介した方法を活用して、確実に問題を解けるようにしましょう。また、語彙力や言語力は他の問題を解くためにも必要になる力です。普段から意識して、語彙力や言語力を向上できるようにしましょう。

また、「はじめの音」の問題を確実に解くための方法を解説した教材をご用意していますので、ぜひ効率よく学習をしていただけたらと思います。

藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
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など驚異の合格実績を誇る。

株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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