ぐんま国際アカデミー初等部を卒業したあとは、どこへ進むのでしょうか。中等部や高等部、その先の大学のことも知っておきたいです。
ぐんま国際アカデミーは、初等部から高等部までの12年一貫教育の学校です。初等部のあとは、同じ太田市内にある中高等部へつながる形で教育が組み立てられています。ただし、進むための条件や手続きは公式サイトに書かれていないので、説明会で確かめることが大切です。
大切なのは、以下の3点です。
・初等部の6年間は、12年間の最初の6年間として作られていること
・中高等部では、国際バカロレアのプログラムで学ぶこと
・大学は国内と海外の両方に道があり、高等部のコースの説明は確かめておくこと
ぐんま国際アカデミー初等部の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
ぐんま国際アカデミー初等部を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【ぐんま国際アカデミー初等部】卒業後は中高等部へつながる12年一貫
ぐんま国際アカデミーは、公式サイトで、初等部から高等部までの一貫教育校と説明されています。初等部は群馬県太田市西本町の西本町キャンパス、中高等部は同じ太田市の内ヶ島町にある内ヶ島キャンパスです。校舎は分かれていますが、学校としては1つにつながっています。
学年の呼び方も、つながりを表しています。初等部が1年生から6年生、中高等部が7年生から12年生です。中学1年生にあたる学年を「7年生」と呼びます。
公式サイトの「12年一貫教育」のページでは、12年間を通したカリキュラムで力を育てていくことが説明されています。英語の力についても、会話のレベルから、学問的な内容を読みこなして論文を書けるレベルまで高めていく、という見通しが示されています。
つまり、初等部の6年間は、それだけで終わるものではありません。12年間の土台になる6年間として作られている、と受け止めておくとよいでしょう。学校の全体像はぐんま国際アカデミー初等部 受験情報まとめをご覧ください。
【ぐんま国際アカデミー初等部】中等部へ進むしくみ
いちばん気になるのは、「初等部から中等部へ、どのように進むのか」という点だと思います。
公式サイトの「12年一貫教育」のページには、中学受験や高校受験が無いので、受験勉強に追われずに、話し合いや発表の学習に十分な時間をかけられる、という説明があります。
また、中高等部の編入・転入のページには、入学試験は初等部1年生になる前の秋にだけ行っていて、「中高等部では編入・転入試験のみで対応しています」と書かれています。中等部から新しく入るための、ふつうの入学試験は行っていないということです。
初等部の年間行事のページ(年度の表記はありません)には、中等部へのつながりが分かる行事がのっています。
- 2月:6年生中等部準備説明会
- 3月:初等部修了式
6年生のうちに、中等部へ進む準備の説明を受ける機会があることが分かります。このほかの行事は、公式サイトの年間行事のページでご確認ください。
一方で、進むための条件(成績や英語力の基準など)や、試験や面談があるかどうか、手続きの流れは、公式サイトでは確認できませんでした。「全員が進む」「原則として進む」といった書き方も、公式サイトにはありません。ここは思いこみで判断せず、説明会で直接たずねてください。
【ぐんま国際アカデミー初等部】中高等部での学び
中高等部の学びは、公式サイトの「カリキュラムの特色」のページで説明されています。柱は、国際バカロレア(IB)のプログラムです。
| プログラム | 対象の学年(公式サイトより) |
|---|---|
| MYP(中等教育プログラム) | 7年生から10年生(中学1年生から高校1年生)。2022年3月に認定 |
| DP(ディプロマプログラム) | 11年生と12年生 |
学校がIB校として正式に認定されたのは、2011年10月20日です。「カリキュラムの特色」のページには、日本の「1条校」でありながら、国際バカロレア教育と英語イマージョン教育をもとにした教育を行っている、という説明もあります。卒業のときには、日本の高等学校の卒業資格を得ると書かれています。
MYPやDPのしくみは、国際バカロレアのMYPとはと国際バカロレアのDPとはでくわしく説明しています。
ここで1つ、確かめておきたい点があります。高等部のコースについて、公式サイトの中で説明がページによってちがっています。「よくある質問」のページには、高等部の11年生からIBコースと国内進学コースに分かれる、と書かれています。一方、「カリキュラムの特色」のページには、高校生の全員がDPコースを通じて卒業する、という説明があります。
どちらが2026年10月7日の時点のしくみなのかは、公式サイトだけでは判断できませんでした。お子さまが高等部に上がるのは何年も先のことですが、大切な点ですので、説明会で確かめておきましょう。
【ぐんま国際アカデミー初等部】高等部卒業後の大学進学
12年間のその先、大学への進路についても、公式サイトに情報があります。
「進路サポート」の指導方針のページには、卒業生が日本や世界各国の大学へ進学してきたことが書かれています。進路カウンセラーの制度があり、出願する大学えらび、面接の練習、志望理由書やエッセイづくりを、生徒といっしょに進めるそうです。アメリカやイギリスの大学を目指す生徒のために、学校がSATの試験会場や、UCASの出願の窓口になっている、とも書かれています。
「進路実績」のページには、年度ごとの大学合格状況が、PDFでのっています。2026年10月7日の時点でいちばん新しいものは「2026年度入試 大学等合格実績(延べ人数)」で、2026年5月8日時点のものです。国内では東京大学、東北大学、国際教養大学、慶應義塾大学、上智大学、早稲田大学、国際基督教大学など、海外では University of Toronto、University of Melbourne、King’s College London などの名前があります。
ただし、これは合格した人数を延べで数えた表です。1人がいくつもの大学に合格していることもあり、実際に進学した大学の一覧ではありません。大学名だけを見て期待をふくらませるより、「国内にも海外にも道がある学校」と受け止めるくらいが、ちょうどよいと思います。最新の内容は、公式サイトの進路実績のページでご確認ください。
【ぐんま国際アカデミー初等部】入学前に家庭で話し合っておきたいこと
12年一貫の学校をえらぶということは、中学や高校の進路も、あるていど今の時点で考えるということです。入学前に、次のようなことをご夫婦で話し合っておくと安心です。
- 12年間、太田市の学校に通いつづけられるか(住まい、通学、お仕事)
- お子さまが別の道を望んだとき、家庭としてどう受け止めるか
- 日本語の読み書きや、国語の力を、家庭でどう支えていくか
- 12年間の学費の見通し
通学について、公式サイトは、在学中は学校までおおむね1時間で通える地域に、保護者と同居して通学することが基本だとしています。中高等部は初等部とキャンパスが変わりますので、7年生からの通学の道すじも、今のうちに地図で見ておきましょう。
外部の中学校を受験することについて、学校がどう考えているかは、公式サイトでは確認できませんでした。国立や私立の中学受験も少し考えているご家庭は、その気持ちをかくさず、説明会で聞いてみることをおすすめします。
学費についてはぐんま国際アカデミー初等部の学費でまとめています。進路の考えがまとまらないときは、個別相談でいっしょに整理することもできます。
【ぐんま国際アカデミー初等部】よくある疑問
Q. 中等部から入ることはできますか。
中高等部は、編入・転入の試験だけで受け入れていると公式サイトにあります。「よくある質問」には、定員に空きがあれば編入試験を受けられる、と書かれています。募集があるかどうかは年によって変わりますので、学校へお問い合わせください。
Q. 海外の大学を目指す子だけの学校ですか。
そうではありません。公式サイトの「よくある質問」には、IBコースは海外へ進学する人だけが進むコースではない、という説明があります。コースは、どこの大学へ行くかではなく、自分がどう学びたいかで選ぶものだそうです。進路実績にも、国内と海外の両方の大学がのっています。
Q. 初等部の間に、海外で学ぶ機会はありますか。
初等部の年間行事には、10月に6年生のオーストラリア短期留学(3週間)がのっています。くわしい内容や費用は、公式サイト・説明会でご確認ください。
Q. 小学校受験の準備と、12年後の進路は、どうつながりますか。
年長の今、大学のことまで決める必要はありません。大切なのは、「英語で学ぶ12年間を、わが家はなぜ選ぶのか」をご家庭のことばで話せることです。それが願書や面接の土台になり、入学後にお子さまを支える力にもなります。
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