都内の伝統的な私立校である雙葉小学校の制服は、清楚感が漂うセーラー服です。
この記事では、雙葉小学校の制服について解説します。
雙葉小学校の受験を考えている方や、雙葉小学校の制服について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
【雙葉小学校】制服のデザインとその歴史
雙葉小学校の制服は1924年に制定され、古い伝統があります。
制服が制定されるまでは着物や女袴が主流でしたが、1920年頃から洋装のセーラー型制服が登場し、女学校で取り入れるようになりました。
セーラー服は、もともとイギリス海軍でデザインされ、水兵の軍服として各国に広まったのが起源です。
イギリスの海軍幼年学校にもセーラー服が導入されるなか、幼いエドワード王子がセーラースーツを着用した肖像画がかわいいと話題になり、セーラー服が子供服として定着した経緯があります。
日本でも洋装が進むなか、海軍のセーラー服はまさにエリートの象徴であり、当時まだ数少ないエリート女学校で採用されていきました。

【雙葉小学校】制服デザイン
雙葉小学校の冬服・夏服の制服デザインについて解説します。
冬の制服
雙葉小学校の冬制服は、濃紺生地のセーラー服に、赤いスカーフを結ぶスタイルです。
また、セーラーカラーと袖の手首に、えんじ色の3本ラインがあります。
さらに、イカリマークが胸当て部分に1つ、カラーの後ろ両端に2つ、ラインと同じえんじ色で刺繍されているのが特徴です。イカリマークは斜めに配置されており、雙葉学園の制服シンボルとなっています。
イカリマークは雙葉学園の校章ではありません。セーラー服の発祥である海軍の象徴的なモチーフである一方、十字架を模しているようにも見えます。そのため、キリスト教においては信頼や救いの希望を意味するのです。
カトリック校の雙葉学園では、イカリマークを「希望のしるし」として採用していると考えられます。
夏の制服
雙葉小学校の夏制服は、半袖白の生地に濃紺のセーラーカラーです。冬服と素材違いの赤いスカーフを結びます。
セーラーカラーと袖には3本の白いラインが配置されています。また、胸当て部分とセーラーカラーの後ろ両端に白いイカリマークが刺繍されているのが特徴です。
帽子
冬の帽子は、丸みを帯びた黒い制帽で、紺色とえんじ色のリボンが巻かれています。
夏の帽子は、丸みを帯びた麦わら帽子で、冬帽子と同じく紺色とえんじ色のリボンが巻かれているデザインです。
制服帽子のほか、野外活動で使う白い帽子もあります。
【雙葉小学校】制服のセーラー服が人気の理由
雙葉小学校の制服が人気な理由は以下のとおりです。
- 制服に約100年の歴史があり、伝統や格式の高さを感じる
- イカリマークや3本ラインなどデザインがかわいい
- 制服を着ている生徒に品がある
雙葉小学校の伝統的なセーラー服や特徴的なイカリマークは人気の理由です。また、雙葉小学校のお嬢様なイメージや、実際に制服を着ている雙葉生のきれいな所作により、制服から品の良さが滲み出ているように感じられます。
都内女子最難関である雙葉小学校のセーラー服は、一目置かれる存在感があり、憧れやすい制服なのではないでしょうか。
【雙葉小学校】制服はセーラー服?伝統あるデザインの特徴をプロが解説まとめ
歴史と伝統がある雙葉小学校のセーラー服は、イカリをモチーフにした刺繍が特徴的です。制服制定から約100年経っても、時を超えて愛される雙葉小学校の制服には魅力があふれています。
ぜひ子どもに着せたいと願う保護者の方は、雙葉小学校をしっかり理解し、念入りな試験対策をしていきましょう。