福井大学教育学部附属義務教育学校の前期課程に入学させたいと考えています。
義務教育学校とはどんな学校で、入学選考はどう進むのか教えてください。
福井大学教育学部附属義務教育学校は、2017年に開校した9年制の国立学校で、1〜6年生が前期課程、7〜9年生が後期課程にあたります。2027年度(令和9年度)の前期課程1年生の入学選考は、2026年11月7日(土)に行われます。
大切なのは、以下の3点です。
・願書受付は10月6日(火)〜10月9日(金)消印有効で、すでに締め切られていること
・1年入学時には、一般の募集のほかに「親子支援枠」「ギフテッド型枠」が設けられていること
・社会創生プロジェクトなど、9年間を見通した学び方を理解しておくこと
福井大学教育学部附属義務教育学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
福井大学教育学部附属義務教育学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【福井大学教育学部附属義務教育学校】どんな学校?9年制の国立学校
福井大学教育学部附属義務教育学校は、福井県福井市二の宮にある国立の義務教育学校です。義務教育学校とは、小学校と中学校の9年間を一つの学校で一貫して行う学校のことで、ここでは1〜6年生を前期課程、7〜9年生を後期課程と呼んでいます。
公式サイトの沿革によると、前期課程の前身は1885年に開校した附属小学校、後期課程の前身は1947年に開校した福井師範学校附属中学校です。2015年に附属学園として機能が統合され、2017年に義務教育学校として開校しました。
校訓は「自主協同」、教育目標は「未来を創る自己の確立」です。前期課程では、目指す子ども像として次の三つが示されています。
- 自立:自ら学び、よりよく問題を解決する子
- 協働:つながりを大切に、高め合う子
- 貢献:集団の一員として、責任と自覚を持って行動できる子
学校の使命として、義務教育学校、教員研修学校、教育研究学校、地域に貢献する学校の四つが掲げられています。国立の学校の役割全体については国立小学校とは?私立・公立との違いもあわせてお読みください。
【福井大学教育学部附属義務教育学校】教育の特色と学校生活
学校紹介のページでは、グランドデザインとして次のような特色が紹介されています。
- 9年間の協働研究:全教科・領域で取り組み、5年生から原則として教科担任制
- 社会創生プロジェクト:総合的な学習と特別活動を合わせた領域で、子どもの発意をもとに社会とつながりながら学ぶ
- プロジェクト型学習:全教科・領域で、理解を伴った実践的な知識の習得をめざす
- グローバル教育:1年生から外国語活動を行い、海外の教員が授業に参加する機会を増やす
- インクルーシブ教育:一人ひとりの成長・発達に応じた配慮と支援
前期課程のページでは、日々の活動の様子も紹介されています。2026年秋には、4年生がグラウンドの田んぼで稲刈りをしたり、5年生が宿泊学習で社会創生プロジェクトの取り組みを共有したり、全学年でスポーツフェスタに取り組んだりする様子が掲載されていました。1〜4年生が後期課程の文化祭を楽しむ様子も紹介されていて、9年制の学校ならではの交流が見られます。
【福井大学教育学部附属義務教育学校】2027年度(令和9年度)入学選考の日程
2027年度(令和9年度)入学、つまり2026年秋に実施される前期課程1年生の入学選考の情報は、2026年9月18日に公式サイトで更新されました。主な日程は次のとおりです。
- 学校見学会:2026年7月4日(土)9:25〜11:15
- 学校説明会:9月18日(金)15:40〜16:50(受付15:10〜15:40)
- 募集要項・入学願書:説明会で配付。参加できない場合は9月24日(木)以降、附属学園事務室(南体育館1階)で平日9:00〜17:00に受け取り(郵送不可)
- 願書受付期間:10月6日(火)〜10月9日(金)、10月9日消印有効
- 入学選考日:11月7日(土)9:20〜12:00(受付8:45〜9:10)
- 合格発表:11月19日(木)12:00〜14:30
学校説明会では、児童生徒による学校紹介のほか、教育方針と特色、ギフテッド型入試の説明、令和9年度入試の手続きの説明が行われました。子どもの同伴は遠慮するよう案内され、説明会への出席は受検の条件ではないと明記されていました。
募集人員や入学検定料、選考の内容は、公式サイトに掲載された令和9年度の児童募集要項に示されています。最新は募集要項でご確認ください。
【福井大学教育学部附属義務教育学校】入学の枠と抽選・通学について
学校紹介のページによると、1年入学時と7年編入時には「親子支援枠」と「ギフテッド型枠」の募集があります。この二つの枠は、一人ひとりの成長や発達に応じた配慮と支援を行う「インクルーシブ教育」の項目の中で紹介されています。どの枠で出願するかによって手続きが異なる可能性がありますので、要項で確かめたうえで、迷う場合は学校に問い合わせるのが確実です。
抽選の有無や、通学区域などの出願資格については、今回確かめた公式サイトの本文には記載が見当たりませんでした。募集要項の内容を優先してください。国立の学校の抽選の考え方は国立小学校の抽選の仕組みで解説しています。
アクセスについては、えちぜん鉄道三国芦原線「八ツ島駅」から徒歩5分、京福バス「新田塚」停留所から徒歩3分と案内されています。説明会の案内でも、駐車場が混雑するため公共交通機関の利用がすすめられていました。
【福井大学教育学部附属義務教育学校】学費・費用の考え方
国立の義務教育学校ですので、授業料はかかりません。入学検定料の金額や、入学後の給食費・教材費・育友会(保護者会)の費用などは、今回確かめた公式サイトの範囲では確認できませんでした。最新は募集要項と学校からの案内でご確認ください。
9年間を同じ学校で過ごすことになるため、費用の面でも中学校段階までを見通して考えておくと安心です。後期課程への進み方なども含めて、入学後の流れは学校の説明で確かめておきましょう。
【福井大学教育学部附属義務教育学校】入学選考に向けた準備とよくある質問
Q. 選考日まで、家庭でできることは何ですか?
選考日は11月7日(土)の午前で、受付は8時45分から始まります。今から当日までは、早寝早起きのリズムを整え、朝の支度を自分でできるようにしておきましょう。前期課程の子ども像にある「自ら学ぶ」「つながりを大切にする」「責任を持って行動する」姿は、身の回りのことを自分でする、友だちと協力する、任されたことを最後までやるといった、ふだんの生活の中で育ちます。
Q. ギフテッド型枠や親子支援枠について、どこで詳しく知ることができますか?
2026年9月の学校説明会では、ギフテッド型入試についての説明が予定されていました。枠ごとの対象や手続きは、募集要項と説明会の資料で確かめるのが基本です。お子さまに合うかどうか迷う場合は、前期課程の窓口(電話0776-22-6891)に問い合わせてみましょう。どの枠で出願する場合も、お子さまのよさや、ご家庭が大切にしている関わり方を、具体的な場面で説明できるようにしておくことが大切です。
Q. 塾や模試は必要ですか?
国立の学校の受験は、家庭での準備を中心に進めるご家庭もあります。判断の目安は国立小学校の受験に塾は必要かと国立小学校の受験に模試は必要かにまとめています。
Q. 来年以降に受験を考えている場合は?
2027年度の日程を見ると、学校見学会が7月、学校説明会が9月、願書受付が10月上旬でした。2028年度以降の日程は変わる可能性がありますが、夏から秋にかけて情報が出そろうと考えて、早めに公式サイトを確認する習慣をつけておくと安心です。願書の書き方に不安がある場合は願書作成サポートもご活用ください。
Q. 9年制の学校を選ぶときに考えておくことは?
小学校から中学校までを同じ仲間と過ごせる安心感がある一方で、9年間を見通して学校の方針に共感できるかが大切になります。社会創生プロジェクトのように、子どもが自分で考えて社会とつながる学び方を、お子さまが楽しめそうかどうかも考えてみてください。
国立の学校を第一志望として準備する考え方は国立小学校 専願受験マニュアルで解説しています。
▶ 国立小学校の特殊性と対策の進め方をまとめた『国立小学校 専願受験専用マニュアル』(PDF)は、筆者のオンラインショップで販売しています。
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