愛知教育大学附属岡崎小学校には、どんな子が向いているのでしょうか。
わが家の子に合っているのか、判断する材料がほしいです。
愛知教育大学附属岡崎小学校は、育てたい子どもの姿を公式サイトではっきり言葉にしている学校です。教育目標と「授業の進め方」のページを読むと、自分で問いをもち、自分の方法で調べ、友だちと考えを出し合える子を大切にしていることがよくわかります。
大切なのは、以下の3点です。
・自分で問いをもち、自分なりのやり方で追究できること
・調べたことを言葉にして、友だちと出し合えること
・入学時および在学中に岡崎市内に保護者とともに居住するという応募資格を満たしていること
愛知教育大学附属岡崎小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
愛知教育大学附属岡崎小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【愛知教育大学附属岡崎小学校】校訓と教育目標が語る子ども像
関連動画:愛知教育大学附属岡崎小学校について
はじめにお伝えしておきたいのは、小学校受験に偏差値表のような一律のものさしはない、ということです。ここでご紹介するのは「合格の基準」ではなく、学校が公式に示している「育てたい子どもの姿」です。そこにご家庭の子育ての方向が重なるかどうかを見ていきましょう。
愛知教育大学附属岡崎小学校の公式サイトには、明治34年の開校時に初代主事の蟹江虎五郎先生が制定した校訓が掲載されています。本気であること、けじめよく行うこと、人に迷惑をかけないこと、ためになることを進んで行うこと、という4つの言葉が並びます。公式サイトはこの校訓について、質実剛健の校風の担い手として、また将来ひとりの人間として社会生活を生き抜くことを願ったものだと説明しています。
教育目標としては、次の3つが掲げられています。
- 生活のなかから問題を見つけ、自ら生活を切り拓いていこうとする児童の育成
- 経験や体験を重視し、事実をもとに問題の解決を図ろうとする児童の育成
- 友だちを思いやりながら、互いに磨き合おうとする児童の育成
3つとも、子どもが受け身で座っている姿ではありません。自分から問題を見つけ、自分で体験し、友だちと磨き合う。この学校が求めているのは、そういう方向へ伸びていける子どもです。
【愛知教育大学附属岡崎小学校】「ひとり調べ」と「かかわり合い」に向く子
この学校の授業を理解するうえで欠かせないのが、公式サイトの「授業の進め方」というページです。ここには、他の学校ではあまり見かけない言葉がいくつも出てきます。
まず「ひとり調べ」です。公式サイトは、その子なりに対象を引き寄せ、その子なりの方法で追究を深めていく学習活動だと定義しています。そして、ひとり調べこそが学習活動の中心であると明言しています。
次に「かかわり合い」です。ひとり調べで得た事実や思いを出し合い、吟味することで、それぞれのひとり調べのよさや足りなさが自覚でき、その後の追究に勢いがつく学習活動だと説明されています。かかわり合いは、考えを一つにまとめて共通化するためのものではないとも書かれています。
さらに「問い」という言葉も定義されています。追究したい内容や方向が明確になり、追究を始めようとする一人ひとりがもった問題意識のことです。
こうして並べると、この学校に向いている子の姿が見えてきます。答えを早く知りたい子ではなく、気になったことを自分で確かめたい子。みんなと同じ結論に安心する子ではなく、自分の考えと友だちの考えの違いをおもしろがれる子です。
公式サイトはさらに、教材があって子どもがあるのではなく、子どもがあって教材があるという「子どもありき」の考え方を示しています。教師の側も、子どもをとらえ、願いをかけ、その子にふさわしい支援をしていくと説明されています。合わせる相手が子どもである以上、まず子どもが動き出すことが前提になる学校だと言えます。
【愛知教育大学附属岡崎小学校】くすのき学習と生活教育の伝統
愛知教育大学附属岡崎小学校は、大正期から「生活教育」を掲げてきた歴史をもっています。公式サイトの「研究理念」のページには、大正7年の研究会で「自学」という言葉が使われていたこと、大正9年に特設学級が設けられ「個性の尊重」を教育方針としたこと、大正14年に問題解決学習の実際的理論を確立したことなどが、年を追って記されています。
総合的な学習の時間は「くすのき学習」と呼ばれています。公式サイトによると、生活科を1・2年、くすのき学習を3年から6年に導入したあと、平成13年に全学年を通して「くすのき学習」とした、という経緯があります。
学校公開日のチラシに「子どもが動く。子どもが語る。」というキャッチコピーが掲げられ、朝いちばんに「スピーチ公開」の時間が設けられているのも、この伝統の延長線上にあります。子どもが自分の言葉で語る場面を、学校がいちばん見せたい姿として選んでいるということです。
公式サイトの「附属小の研究」には、各学級の授業の様子が随時掲載されています。5年生の算数で、ポイントや倍率を細かく調整するなかで計算が大変だという困り事をもち、そこから話し合いが始まった、といった具体的な記録です。こうした記事をいくつか読むと、この学校の毎日がどんなテンポで動いているのかが伝わってきます。教育の考え方は愛知教育大学附属岡崎小学校の教育の記事でも解説しています。
【愛知教育大学附属岡崎小学校】家庭で育てておきたい力
学校が公表している子ども像から逆算すると、ご家庭で意識しておきたいことがはっきりします。ここからは、公式の記載をふまえた筆者の考えです。
第一に、日常の「なぜ」を流さないことです。教育目標にある「生活のなかから問題を見つけ」という姿は、特別な教室でつくられるものではありません。買い物、料理、散歩、天気の変化。そうした場面でお子さまが口にした疑問を、その場で正解を渡さずに一緒に考える習慣が、そのまま土台になります。
第二に、自分の言葉で説明する練習です。かかわり合いの場では、調べたことを他の子に伝える必要があります。読んだ絵本の話でも、遊んだ公園の話でもかまいません。「どうしてそう思ったの」と聞かれたときに、理由まで言えるかどうかを見てあげてください。
第三に、最後までやり切る経験です。校訓には、けじめよく行うこと、ためになることを進んで行うことが含まれています。片づけ、当番、約束の時間。地味なことを自分でやり切った経験の積み重ねが、集団のなかでの落ち着きにつながります。
第四に、体験の量です。教育目標には「経験や体験を重視し、事実をもとに」とあります。図鑑で見たことがあるより、実際に触れたことがあるほうが強い。この学校の学びは、そこから始まります。
家庭学習の進め方に迷ったときは、愛知教育大学附属岡崎小学校の対策の記事もあわせてご覧ください。
【愛知教育大学附属岡崎小学校】前提として確認しておきたい応募資格
どんなにお子さまと学校の相性がよくても、応募資格を満たしていなければ受験そのものができません。
公式サイトには、令和9年度入学の応募資格として、令和9年度に小学校第1学年に入学する者であること、入学時および在学中において岡崎市内に保護者とともに居住する者であることが示されています。在学中も条件が続く点に注意してください。
もう一つ知っておきたいのが、選考の仕組みです。公式サイトに掲載されている令和8年度入学者募集要項によると、選考は第1次と第2次に分かれており、第2次に該当する場合は抽選が行われるとされていました。つまり、準備を尽くしても最後は運の要素が入る可能性がある入試です。ここは、ご家庭で最初に共有しておくべきことだと思います。
また、愛知教育大学は令和9年度より附属小学校・附属中学校の入学定員および学級数を変更すると公表しています。募集の規模に関わる話ですので、必ず公式の案内をご確認ください。日程や金額を含め、最新は募集要項・公式サイトでご確認ください。
【愛知教育大学附属岡崎小学校】受かる子についてよくある質問
おとなしい子には向かないのでしょうか
そうとは限りません。公式サイトが定義する「ひとり調べ」は、その子なりの方法で追究を深めていく学習です。にぎやかに発言する力だけが評価される授業ではありません。自分の中で考えを深められる子は、むしろこの学校の学び方と相性がよいと考えられます。大切なのは、深めた考えを最後に外へ出せることです。
先取り学習はしておいたほうがよいですか
公式サイトに先取りを求める記載はありません。授業の考え方として示されているのは、子どもの生活とかかわりがあり、興味・関心をわきたたせる教材を選ぶこと、子どもの意識をゆさぶり生活を見つめ直せる教材を選ぶことです。知識を前倒しで詰め込むより、体験を増やして「気になること」を蓄えるほうが、この学校の学びには生きます。
兄弟姉妹が在籍していると有利ですか
公式サイトに、そのような優遇についての記載は見当たりません。書かれていないことを推測で語るべきではありませんので、気になる場合は入学希望者説明会の個人相談の時間に直接確認してください。説明会の詳細は愛知教育大学附属岡崎小学校の説明会の記事をご覧ください。
入学後についていけるか心配です
この学校の授業は、正解に早くたどり着く速さを競うものではありません。公式サイトには、教師が学習記録への朱記や子どもとの対話を通して一人ひとりに寄り添うことが明記されています。むしろ、家庭が結果を急ぎすぎないことのほうが大切です。学校の全体像は愛知教育大学附属岡崎小学校のガイド、卒業後の進路は愛知教育大学附属岡崎小学校の進学実績の記事も参考になさってください。
あわせて読みたい
ニュースを見逃さないように登録する
Google ニュースでフォローする1.jpg)

























