松江市に住んでいて、島根大学教育学部附属義務教育学校が気になっています。
9年間の学校の仕組みや、入試の流れ、抽選について知りたいです。
島根大学教育学部附属義務教育学校は、前期課程と後期課程の9年間を一つの学校で学ぶ国立の義務教育学校です。2027年度(令和9年度)入学の出願書類の受け取りは10月30日(金)までなので、考えている方はすぐに動き出しましょう。
大切なのは、以下の3点です。
・学校から10km以内・約1時間以内に自力で通える範囲に住んでいるか確かめる
・10月30日(金)までに出願書類を受け取り、個人調査書を園にお願いする
・お子さまの観察と保護者面接の両方に向けて準備する
島根大学教育学部附属義務教育学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
島根大学教育学部附属義務教育学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【島根大学教育学部附属義務教育学校】どんな学校?9年間の学びと特色
島根大学教育学部附属義務教育学校は、松江市にある国立大学附属の義務教育学校です。小学校にあたる「前期課程」と、中学校にあたる「後期課程」に分かれ、1年生として入学するのは前期課程(松江市大輪町)です。
募集要項によると、この学校は島根大学教育学部附属学園の一つです。附属学園には、幼稚園、義務教育学校、学習生活支援研究センターがあり、幼稚園からの11年間を見通した教育を行っています。あわせて、教育実習の指導、教育の理論と実践の研究、研究成果の公開という附属学校としての役割も担っています。
学校案内に示された教育目標は、よりよい未来に向けて多様な他者と手を取り合い、すこやかに、しなやかに学び続ける子どもを育てることです。めざす子どもの姿として、次の3つが挙げられています。
- 伸びる:自分のなりたい姿を目指し、創造的に探究し続ける
- つながる:友だちと考えを深め合い、共に学び続ける
- 創る:社会や集団の課題に目を向け、進んで解決しようとする
学校経営の重点としては、「未来創造科」を中心に幼稚園・前期課程・後期課程をつなぐカリキュラムづくりや、探究的な学び、端末やクラウドを使った一人ひとりに合った学びと協働的な学びの充実が挙げられています。学習生活支援研究センターと連携した、個に応じた指導・支援に力を入れている点も特色です。
国立の学校の仕組みについては国立小学校とは?私立・公立との違いでまとめています。
【島根大学教育学部附属義務教育学校】出願資格と通学区域
2027年度(令和9年度)入学の募集要項では、出願資格は次のように示されています。最新は募集要項でご確認ください。
- 令和9年度に小学校第1学年にあたるお子さま
- 本校を中心とした10km以内、約1時間以内で、自分の力で通学できる範囲に保護者と住んでいること
- 令和9年4月1日の時点で上の条件を満たす場合も出願できる
「10km以内」と「約1時間以内」の両方が目安になっている点が特徴です。地図の上で距離が近くても、バスの本数や乗り換えによっては時間がかかることがあります。朝の時間帯に、親子で実際に通ってみることをおすすめします。
出願や選考、入学手続きの日は、自家用車で学校に乗り入れたり駐車したりすることはできません。入試の日から、公共交通機関や徒歩で通う練習を兼ねて向かうとよいでしょう。
【島根大学教育学部附属義務教育学校】2027年度(令和9年度)入試の日程
2027年度(令和9年度)入学の主な日程は次のとおりです。2026年10月23日時点で、これから手続きが始まる段階です。最新は募集要項でご確認ください。
- 2026年10月30日(金)まで:出願書類の受け取り(本校事務室、9時30分〜16時30分、土日祝を除く)
- 2026年10月28日(水)〜11月12日(木):入学検定料の振込(金融機関の窓口で15時まで)
- 2026年11月10日(火)〜12日(木):出願(郵送の場合は書留で12日必着)
- 2026年12月10日(木):第1次選考(附属幼稚園以外の女子)
- 2026年12月11日(金):第1次選考(附属幼稚園以外の男子)
- 2026年12月15日(火)10時:合否発表(入学選考合否システム)
- 2026年12月25日(金):第2次選考(公開抽選)
- 2027年1月7日(木)・8日(金):入学手続き
出願書類は、本校所定の入学願書、入学検定料3,300円の振込金証明書、個人調査書などです。検定料は島根大学の「入学検定料」用の振込依頼書を使い、窓口で返される振込金証明書を提出します。いずれも2027年度(令和9年度)の要項の内容です。
個人調査書は、今通っている幼稚園や保育所などに作成と厳封をお願いする書類で、開封したものは無効になります。園によっては作成に時間がかかることもあるため、書類を受け取ったらすぐに園へ相談しましょう。どこにも在籍していない場合と、附属幼稚園から志願する場合は不要です。
合否は郵送では知らされず、電話での問い合わせもできません。発表の日時をカレンダーに入れておきましょう。
【島根大学教育学部附属義務教育学校】試験内容と抽選の仕組み
第1次選考では、お子さまと保護者の両方が見られます。要項に書かれている内容は次のとおりです。
- お子さま:簡単な思考の観察
- お子さま:日常の基本的な応答や生活習慣の観察
- お子さま:個人や集団での行動観察
- 保護者:面接
これらの検査の結果と個人調査書などから、総合的に判断されます。附属幼稚園以外から志願する場合、女子と男子で日が分かれ、いずれも8時40分〜9時の受付のあと、9時10分〜12時30分に検査と保護者面接が行われます。
第2次選考は公開抽選で、第1次選考の合格者が対象です。男子は午前、女子は午後に受付があり、抽選を行うのは原則として保護者1名です。抽選で不合格になった場合は補欠合格資格者となり、辞退者が出たときは補欠の番号順に繰り上げ合格となります。
募集人員は第1学年60名で、男女同数が原則です。附属幼稚園から進学する子どもを含み、附属幼稚園からの志願者は第1次選考の受検をもって入学が認められます。最新は募集要項でご確認ください。抽選の考え方は国立小学校の抽選の仕組みで詳しく解説しています。
【島根大学教育学部附属義務教育学校】学費・当日の注意と準備のポイント
学費と当日の注意
国立の義務教育学校は授業料がかかりません。入学後にかかる教材費や給食費などの金額は、2027年度(令和9年度)の募集要項には記載がありません。
選考の日は、附属幼稚園以外の志願者は受検者と保護者1名のみで来校します。お子さまと保護者の上履きを用意し、服装は自由ですが、衣服や持ち物の名前が見えないようにします。遅刻すると受検資格を失います(公共交通機関の遅れによる場合は受け入れられます)。校内でのスマートフォンなどの使用は禁止で、待ち時間用には紙の本を持っていけます。
合格に向けた準備のポイント
過去の出題例を一つに決めつけることはできませんが、要項の言葉から、ふだんの生活で育てたい力が見えてきます。
- あいさつや返事、「ありがとう」が自然に言えること
- 着替えや片づけなど、身の回りのことを自分でできること
- 考えたことを、短い言葉で伝えられること
- お友だちと一緒に、ルールを守って活動できること
保護者面接もあるため、志望の理由や家庭で大切にしていることを、ご夫婦で話し合っておきましょう。準備の進め方は、国立小学校受験に塾は必要?、国立小学校受験に模試は必要?、国立小学校の専願受験の進め方も参考にしてください。
【島根大学教育学部附属義務教育学校】よくある質問
Q. 中学校にあたる段階では、別の学校に進む必要がありますか?
義務教育学校なので、前期課程から後期課程へ同じ学校の中で進みます。9年間を通して学ぶことを前提に、家庭の見通しを立てておくとよいでしょう。
Q. 保護者面接ではどんなことを準備すればよいですか?
質問の内容は公表されていませんが、学校の教育目標や、附属学校としての研究・教育実習の役割をふまえて、家庭の考えを自分の言葉で話せるようにしておくことが大切です。面接の準備に不安がある方は、面接対策のページもご覧ください。
Q. 抽選に外れたらどうなりますか?
補欠合格資格者となり、辞退者が出た場合に補欠の番号順で繰り上げ合格になります。公立小学校への入学の準備も並行して進めておくと安心です。
▶ 国立小学校の特殊性と対策の進め方をまとめた『国立小学校 専願受験専用マニュアル』(PDF)は、筆者のオンラインショップで販売しています。
あわせて読みたい
ニュースを見逃さないように登録する
Google ニュースでフォローする1.jpg)























