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【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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【小学校受験】募集人員「○名」の読み方|内部進学・男女別・日程別をプロが解説

【小学校受験】募集人員「○名」の読み方|内部進学・男女別・日程別をプロが解説
ママ
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志望校の募集要項を読み始めたのですが、募集人員の数字が学校によって大きくちがいます。

100名をこえる学校のほうが、入りやすいと考えてよいのでしょうか?

塾長
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募集人員の「○名」は、学校によって中身がまったくちがいます。数字の大きさだけを見比べても、その学校の「広さ」はわかりません。何がふくまれていて、どう分かれているかを読むことが大切です。

大切なのは、以下の3点です。

・内部進学のお子さまが、募集人員にふくまれているかを確かめること
・男女別・日程別に、「わが家にとっての枠」に直して読むこと
・「約」「程度」の意味を知り、倍率の計算で一喜一憂しないこと

小学校受験の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。

小学校受験を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

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【小学校受験】募集人員の数字だけで比べてはいけない理由

募集要項を読み始めると、まず目に入るのが「募集人員○名」という数字です。「たくさんとる学校は入りやすそう」と感じるのは、自然なことだと思います。

けれども、同じ「100名」でも、その中に何がふくまれているのか、男女や日程でどう分かれているのかによって、外から受けるご家庭にとっての枠は大きく変わります。

募集人員を読むときに見るところは、次の4つです。

  • 内部進学のお子さまが、ふくまれているか
  • 男女で分かれているか
  • 日程で分かれているか
  • 「約」「程度」という言葉がついているか

ここからは、公式の募集要項で確認できた学校の例をもとに、ひとつずつ見ていきます。数字はいずれも2026年10月時点で公開されている要項のものです。年度によって変わることがありますので、最新は必ず各校の募集要項でご確認ください。

【小学校受験】内部進学のお子さまがふくまれているか

同じ学校法人に幼稚園がある学校では、幼稚園から上がるお子さまがいます。そのお子さまが「○名」の中にふくまれているのか、別なのかで、外から受けるご家庭の枠は大きく変わります。

たとえば、神奈川県川崎市のカリタス小学校の2027年度の募集要項には、募集人員が「第1学年 108名(男女・内部進学者を含む)」と書かれています。つまり、108名の中に、カリタス幼稚園から上がるお子さまも入っているということです。

外から受けるご家庭にとっての枠は、108名から内部進学のお子さまの人数を引いた数になります。ただ、この人数は公表されていないことが多く、正確な枠はわかりません。「108名」をそのまま外部の枠として読まないことが大切です。

国立小学校にも、似た決まりがあります。東京学芸大学附属小金井小学校の「令和9年度新1年生の募集について」には、募集人員を「計105名(35名×3学級)」としたうえで、「本学附属幼稚園卒園見込みの合格候補者については、抽選を行わず、合格者として決定します」と書かれています。

募集要項を開いたら、募集人員のところに「内部進学者を含む」などの言葉があるかを探してみてください。書かれていない場合は、説明会で「募集人員に、幼稚園からの進学者はふくまれていますか」とていねいにたずねてみましょう。受験の計画を立てるために必要な質問ですので、失礼にはあたりません。

【小学校受験】男女で分かれているか

共学の学校の募集人員には、大きく3つの書き方があります。公式の募集要項で確認できた例を、表にまとめます。

書き方学校の例と要項の言葉
男女をはっきり分ける東京学芸大学附属大泉小学校(令和9年度)「男子45名 女子45名」
合計にルールを添える東京学芸大学附属世田谷小学校(令和9年度)「105名(男女の内訳は、応募者数の多い方を53名、もう一方を52名とする)」
合計に目安を添える筑波大学附属小学校(令和9年度)「男女合わせて約128名(男女ほぼ同数)」
東京学芸大学附属竹早小学校(2027年4月入学)「男児・女児共 各20名程度」

なお、先ほどの東京学芸大学附属小金井小学校も、男女の内訳を「応募者数の多い方を53名、もう一方を52名」としています。

男女がはっきり分かれている場合、たとえば「男子45名 女子45名」の学校は、男の子のご家庭にとっての枠は90名ではなく45名と読めます。

ここで、ひとつ例を考えてみます。男の子のご家庭が「募集人員90名」の学校と「60名」の学校を比べていたとします。90名の学校が男女45名ずつに分かれていて、60名の学校が男女を分けていない場合、男の子にとっての枠は、数字の大きさだけでは単純に比べられません。

募集人員は、「お子さまの性別にとっての枠」に直して読むようにしましょう。

【小学校受験】日程で分かれているか

入試を複数の日程に分けて行う学校では、募集人員も日程ごとに分かれていることがあります。

たとえば、神奈川県鎌倉市の清泉小学校は、2027年度の入試をA・B・C・Dの4つの日程で行うと公式サイトで案内しています。また、公式サイトの入試日程のページ(2023年度入学向けの表示)では、A日程とB日程は併願できず、C日程・D日程とは併願できる、と示されていました。このように、日程どうしの組み合わせに決まりがある学校もあります。2027年度の併願の扱いは、必ず最新の募集要項でご確認ください。

日程が分かれている学校では、まず募集人員が日程ごとに書かれているかを確かめてください。分かれている場合は、「全部で○名」ではなく、「わが家が受ける日程の枠は○名」と読みます。一般的には、あとの日程ほど枠が小さくなることが多いです。

ただし、「あとの日程は枠が小さいから避けたほうがよい」とは、一概には言えません。あとの日程は、ほかの学校の結果を見てから出願するご家庭も多く、受験するお子さまの顔ぶれも変わります。

枠の大きさだけで決めるのではなく、第一志望として最初の日程で受けるのか、ほかの結果を見てあとの日程で受けるのかを、ご夫婦で先に話し合っておきましょう。

【小学校受験】「約」「程度」という言葉の意味

先ほどの表にも、「約128名」「各20名程度」という書き方がありました。こうした言葉がついているときは、学校が状況に応じて人数を調整することがある、と読むのが自然です。

合格したご家庭の中には、ほかの学校へ進むご家庭もいます。学校はそうした動きも見こんで合格を出すことがあるため、「募集人員」と「実際に合格を出す人数」は、同じではないことが多いのです。

ですから、募集人員と志願者数から自分で倍率を計算して、一喜一憂しないようにしてください。内部進学、男女、日程、人数の調整と、これだけの要素があると、単純な割り算では本当の広さはわかりません。

数字を追いかけるよりも、要項をすみずみまで読んで、「わが子にとっての枠はどこにあるのか」をつかむことが大切です。

【小学校受験】募集要項を読むときのチェックリスト

ここまでの内容を、募集要項を読むときのチェックリストにまとめます。志望校の要項を手もとに置いて、ひとつずつ確かめてみてください。

  • 募集人員に「内部進学者を含む」などの言葉があるか
  • 男女の人数が分かれているか、分け方のルールがあるか
  • 日程ごとに募集人員が書かれているか
  • 日程どうしで併願できない組み合わせがあるか
  • 「約」「程度」などの言葉がついているか
  • 国立小学校の場合は、抽選や通学区域の条件があるか

要項だけではわからないことは、説明会や学校見学で確かめましょう。気になる点をメモしておき、その場でたずねられるようにしておくと安心です。

【小学校受験】募集人員についてのよくある疑問

募集人員が多い学校のほうが、入りやすいのですか?

数字の大きさだけでは判断できません。内部進学のお子さまがふくまれているか、男女や日程でどう分かれているかによって、外から受けるご家庭にとっての枠は大きく変わります。

内部進学のお子さまの人数は、どうすればわかりますか?

公表されていないことが多いです。気になる場合は、説明会などで学校にていねいにたずねてみましょう。答えていただけない場合もありますが、たずねること自体は失礼ではありません。

倍率は、自分で計算したほうがよいですか?

募集人員と合格を出す人数は同じではないことが多いため、ご家庭で計算した倍率には大きなずれが出やすいです。数字よりも、お子さまの準備に目を向けることをおすすめします。

募集人員は、毎年同じですか?

年度によって変わることがあります。日程や併願のルールも同じです。必ず、受験する年度の募集要項でご確認ください。

あわせて読みたい

※本記事は、カリタス小学校、清泉小学校、筑波大学附属小学校、東京学芸大学附属小金井小学校・大泉小学校・世田谷小学校・竹早小学校の公式サイト(募集要項・入試情報)の2026年10月時点の情報をもとに作成しています。最新の情報は、必ず学校の公式サイトと募集要項でご確認ください。

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ABOUT ME
うみ塾長
元お受験幼稚園の面接官。株式会社Bright Future Family代表取締役。数多くの願書審査・面接を担当してきた経験をもとに、小学校受験・幼稚園受験の願書作成・面接対策・家庭学習を全国対応でサポート。自身もわが子の小学校受験を経験。『小学校受験の教科書』著者。
藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
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株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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