城南学園小学校には、どんな子が向いているのでしょうか。
うちの子で大丈夫なのか、不安になってしまいます。
城南学園小学校は「学びに向かう力が、育つ学校」を掲げ、前向きな「メタ認知」を働かせる子を育てることを教育の中心に置いています。特別に完成された子を求めているのではなく、自分の学びを振り返り、伸びていける子を育てたいという学校です。
大切なのは、以下の3点です。
・自分の学びや行動を振り返る力を、学校が6年間かけて育てようとしていること
・あいさつと応答、つまり人の話を聞いて返すことを、学校が大切にしていること
・体を動かすこと、人と関わることを楽しめる姿勢が生きる環境であること
城南学園小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
城南学園小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【城南学園小学校】学校が育てたい子どもの姿
関連動画:大阪府の小学校選びの参考に。この記事の学校を紹介しているとは限りません。
「受かる子」を考えるとき、最初にすべきは、学校が何を育てようとしているのかを正確に知ることです。城南学園小学校(大阪市東住吉区)は、公式サイトで教育の方向をはっきり言葉にしています。
トップページに掲げられているのは「学びに向かう力が、育つ学校」という一文です。そして教育の特長として、前向きな「メタ認知」を働かせる子を育てると書かれています。
公式サイトの説明によれば、メタ認知とは、自分の学びや行動、感情を俯瞰して調整する力のことです。幼児期の終わりから芽生え、小学校高学年以降に著しく伸びるとされ、この力を学習の過程で意図的に働かせることを大切にしていると説明されています。さらに、「自分」や他者との対話によって、学びの価値(よさ)に気づき、自己の成長を実感することを重視するとも書かれています。
ここから見えてくるのは、「できあがった子」を求めていない学校だということです。求められているのは、うまくいかなかったときに立ち止まれること、次はどうするかを自分で考えられること。この芽が家庭で育っているかどうかが、いちばんの土台になります。
【城南学園小学校】あいさつと応答を大切にする学校
城南学園小学校の公式サイトの「教えてQ&A」には、学校の姿勢がよく表れた記述があります。
「城南学園小学校の児童は全員、あいさつができます」と書かれ、応答にもこだわって取り組んでいると続きます。そして「聞くことが人を大切にすることを分からせる教育も行っています」とあります。
あいさつができる、というのは簡単なようで難しいことです。声の大きさではなく、相手を見て、相手に届くように言えるかどうか。応答というのは、聞かれたことに対して、自分の言葉で返せるかどうかです。
小学校受験の準備というと、机の上の課題ばかりに目が向きがちですが、この学校が言葉にしているのは、まずそこではありません。家庭でできることは、たくさんあります。お子さまが話しかけてきたときに手を止めて目を見ること。「はい」と返事をしてから動くこと。分からないときに「分かりません」と言えること。こうした一つひとつが、学校の求める姿と重なっていきます。
また、教師と子どもの関係についても、公式サイトに「同志、同学、同行で、歩んでいくもの」であるという説明があり、「あなたのしんどさは、私のしんどさです」という立場で接するよう心掛けているとされています。子どもを引っ張るのではなく、隣に立つという姿勢です。この空気の中で伸びる子は、正解を先回りして言える子よりも、分からないことを分からないと言える子でしょう。
【城南学園小学校】体を動かすこと、人と関わること
城南学園小学校は、体を動かすことにも力を入れています。公式Q&Aには、体育で足腰を鍛える種目に重点を置いて体力向上をめざすこと、専門講師による指導も行うこと、「ギネスに挑戦(なわ運動)」やマラソン大会に全校をあげて取り組むことが記載されています。
たてわり活動では、相撲や綱引きといった屋内スポーツ、屋外スポーツの活動も取り入れ、日々、体を動かすことを心がけているとされています。休み時間には、外に出る呼びかけもしていると書かれています。
つまり、外で体を動かすことが日常の学校です。運動が得意である必要はありませんが、体を動かすことを嫌がらない、友だちと一緒に何かに取り組むのが楽しいと感じられる。そうしたお子さまにとっては、居心地のよい環境になります。
「城南生の1日」には、12時45分からのたてわり活動が組み込まれています。異なる学年の子どもが一緒に過ごす時間が、時間割の中に毎日あるということです。年下の子に合わせる、年上の子から学ぶ。この経験を面白がれるかどうかは、6年間の充実に直結します。
【城南学園小学校】学びに向かう姿勢を家庭でどう育てるか
ここまでを踏まえて、家庭で何をするとよいのかを整理します。
- お子さまの話を、途中で結論を言わずに最後まで聞く
- できたことを「すごい」で終わらせず、何が良かったのかを一緒に言葉にする
- うまくいかなかった日に、次はどうしようかと一緒に考える
- 外で体を動かす時間を、週の予定の中に確保する
とくに2つめと3つめは、公式サイトの言う「メタ認知」に直接つながります。自分の学びを振り返るというのは、大人が手本を見せることでしか身につきません。「今日は最後まであきらめずにやったね」と、行動を言葉にして返してあげてください。それが積み重なると、お子さま自身が自分の行動を言葉にできるようになります。
学校の生活のリズムを知っておくことも大切です。城南学園小学校は8時15分登校で、朝は立腰と朝の学習の「Jonan Time」から始まります。決まった時間に起き、決まった時間に机に向かうという習慣は、入学前から少しずつ整えておくとお子さまが楽になります。
日々の学習の進め方については城南学園小学校の合格対策、学校の教育内容については城南学園小学校の教育内容の記事で詳しく解説しています。
【城南学園小学校】6年後を見据えて考える
「受かる子」を考えるときに忘れてはならないのは、6年間をどう過ごすかです。城南学園小学校は、公式サイトで「自分の未来を描き、歩む力を育てる」と掲げ、難関中学校への合格者を多数輩出していること、定期的な実力テストを通じて個々の学力を正確に把握し、その成績をもとに具体的な進路指導を実施していることを説明しています。
つまり、中学受験を見据えた6年間になるということです。この点は、ご家庭の方針と合っているかどうかを、入学前に確かめておく必要があります。第1・第3土曜日の学習登校日で、国語2時間と算数2時間を希望して学べるという仕組みも、学びを積み上げる姿勢の表れです。
お子さまが「もっと知りたい」と思ったときに応えてくれる環境がある、と考えるのか。詰め込みになるのではないか、と心配になるのか。ここはご家庭の価値観によって受け止め方が分かれるところです。だからこそ、説明会や個別相談で直接たずねてみてください。進学の実際については城南学園小学校の内部進学と進路の記事もご覧ください。
【城南学園小学校】受かる子についてよくある疑問
おとなしい性格でも大丈夫でしょうか
公式サイトに、特定の性格を求めるという記載はありません。学校が言葉にしているのは、あいさつと応答、そして自分の学びを振り返る姿勢です。物静かなお子さまでも、聞かれたことに自分の言葉で答えられれば十分に力を発揮できます。
運動が苦手だと不利になりますか
そのような記載は公式サイトにはありません。ただ、体を動かす取り組みが日常に多い学校ですので、体を動かすこと自体を嫌がらないかどうかは、ご家庭で見ておくとよい点です。
きょうだいが通っていると有利ですか
きょうだいの在籍が選考に影響するという記載は、公式サイトでは確認できませんでした。気になる場合は、個別相談で直接たずねてください。
家庭の教育方針はどう伝えればよいのでしょうか
学校が大切にしている言葉と、ご家庭が大切にしていることの重なりを、具体的な出来事で語るのがいちばんです。城南学園小学校の願書の書き方の記事で、書き方の手順を解説しています。
いつから準備を始めればよいですか
生活習慣づくりは、早ければ早いほど負担が小さくなります。学校を実際に見る機会としては、城南学園小学校の学校説明会の記事にまとめた年間の日程を参考にしてください。なお日程は年度で変わりますので、最新は公式サイトでご確認ください。
受かる子の姿をつかんだら、試験内容・面接・願書・学費まで一通り整理した城南学園小学校の受験情報まとめと、城南学園小学校の試験内容で準備の全体像を確認しておきましょう。
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