京都聖母学院小学校を受験しようと思ってるんだけど、面接で質問される内容が知りたい!
聖母学院小学校は、京都市伏見区にあるカトリックの私立小学校です。女児は内部進学で京都聖母学院中学校へ進むことができます。また、共学である大阪府の香里ヌヴェール学院中学校へ学内特別推薦制度を用いて進学も可能です。
外部進学にも対応できるような授業展開と、キリスト教の教えから思いやりの心を育てられることから特に女児を持つ親御様から人気のある学校です。今回は、そんな京都聖母学院小学校の面接について、小学校受験のプロである私が詳しく解説していきます。
京都聖母学院小学校の面接を受けるなら知っておくこと
京都聖母学院小学校の創立者は、フランスのシスター、メール・マリー・クロチルド・リュチニエを中心とするシスターたちです。「カトリックの人間観・世界観にもとづく教育を通して、真理を探求し、愛と奉仕と正義に生き、真に平和な世界を築くことに積極的に貢献する人間を育成する。」ことを建学の精神としています。
校訓は「従順と純潔」です。創立者の言葉に「聖母の子どもの一人ひとりが家族のために友のために また社会において真理の中に人々の心を結ぶ平和の天使でありますように」とあり、それを体現するため「祈り」「命」「仲間」「学び」4つのプロジェクトを推進しています。
心の教育面では、やはり日々のお祈りや奉仕活動、命の授業が挙げられるでしょう。学習面では、ネイティブ講師の授業やスカイプによるオーストラリア・ルワンダの方々との交流活動、出張授業やプレゼンテーションといった特色があります。
また、京都聖母学院小学校には「総合フロンティアコース」「国際コース」の2つがあります。
総合フロンティアコースでは、日本語と国際教育のバランスが取れたカリキュラムにより、柔軟に物事を考え創造する力や、相手の立場にたったコミュニケーション能力を学ぶことができます。
国際コースは週に4〜5時間の英語に加え、算数・体育・図工・音楽なども英語を使用して授業が行われます。3・4年生は国内英語合宿、5年生はオーストラリア語学研修にも参加できるため、異文化を身近に感じ、生きた英語能力が身に付くでしょう。
ミッションスクールらしい、他者を思いやる心や先生方への尊敬が現れるような言葉遣い、礼儀も重視する学校です。そのため親御様の多くは、「お祈りを通して集中力が高まり、落ち着きのある子に育った」「周りをよく見て思いやることができるようになり、周りのお友達も活発すぎるタイプよりは、落ち着きのあるお子様が多いように思います」といった感想をお持ちです。
毎年男女100名の募集がありますが、幼稚園からの内部進学者を含みます。人数の後悔はありませんが、例年ですと国際コースだけで10名は内部進学者がほぼ必ずいらっしゃる傾向です。
また、系列の京都聖母学院中学校は女子校です。男児は中学受験の必要があります。例年ですと、灘、洛南、洛星などの難関校へ進学者がいるように、外部受験にも対応できるような高いレベルの授業であることがわかりますね。
【京都聖母学院小学校】面接の特徴
聖母学院小学校の入試は、A日程、B日程の2種類で実施されます。A日程の面接は8月中旬の3日間から希望した日に行われ、考査は9月1日です。B日程では10月中旬に、考査と面接が同日で行われます。
面接官は3名で、親御様とお子様に質問する先生はそれぞれ別のことが多いです。1人は初期係、他の2名が主に質問をしてくださいます。面接室の外には、入退室のご案内をしてくださる先生が別にいるので、指示に従って入室してください。
面接時間は15分程度です。
お父様にはお子様の性格や子育てに関するエピソード、通学経路など普段から受験や子育てに関わっていなければ答えられない質問も多くされる傾向にあります。
お母様は主に子育てへの質問が多くされます。その他、面接中のお子さまの受け答えの様子をふまえて、そこで見えた印象を挙げたうえで、ふだんの子育てでその点をどう意識しているかを掘り下げられることもあります。臨機応変に対応できるよう、家庭の教育方針や子育てに関するエピソードなどは事前に用意しておきましょう。
お子さまにも、最初の答えをそこから広げていく形の問いかけがあります。例えば園での遊びのテーマなら、答えた遊びの内容についてさらに具体的なところへ話が進んでいく、という流れです。こちらは、お子さまの様子を見ながら、受け答えが得意なお子さまにされた、ということが多いように思います。ですから、暗記した一文だけを用意するのではなく、なぜそれが好きなのか、どんなところが楽しいのかまで、ご家庭の会話の中で言葉にしておくことが大切です。
また、親御様もお子様も、自分がお話していない時間の態度や目線などもチェックされています。そのため、態度や礼儀も含めた面接対策が必要ですね。
【京都聖母学院小学校】面接で問われるテーマ
お父様に問われるテーマ
お父様には、ご家庭の方針と、そこにお父様自身がどう関わっているかが見えるテーマが向けられます。
- 志望の理由
- ご家庭の教育方針
- 宗教教育についての考え方や、これまでの関わり
- お仕事の内容と、家庭での役割
- 通学の経路と安全面の見通し
- お子さまの長所と、いま課題だと感じているところ
- 休日の過ごし方と、お子さまと向き合う時間
- 子育てで印象に残っている場面
- 叱るときの基準
- 園生活で気がかりだったこと
- 将来どのように育ってほしいか
- お子さまがつらい思いをして帰ってきたときの受けとめ方
- ご自身が受けた教育と、今の教育との違いについての考え
京都聖母学院小学校はカトリックの精神を土台に、礼節やマナー、心の育ちを大切にしている学校です。宗教教育のテーマでは、信者かどうかを問われているのではありません。お祈りや宗教行事のある毎日を、ご家庭が前向きに受けとめられるかどうかが見られていると考えてください。
通学経路のテーマは、単なる交通手段の確認ではなく、六年間続けられるかという現実的な見通しの確認です。所要時間、乗り換え、雨の日の想定まで、実際に一度親子で歩いてから答えられるようにしておきましょう。
「泣いて帰ってきたら」といった場面を想定したテーマは、正解を探す必要はありません。すぐに解決してあげるより、まず話を最後まで聞く、という順番をご家庭で共有できていれば十分です。
お母様に問われるテーマ
お母様には、日々の子育ての具体的な場面に踏み込んだテーマが向けられます。
- ご家庭の教育方針
- しつけで心がけていること
- 幼児期に大切にしてきたこと
- お子さまの長所と、いま課題だと感じているところ
- よいところを伸ばすための工夫
- 叱るときに気をつけていること
- 最近ほめた場面
- 子育てでうれしかったこと
- 学校の教育を通してどう育ってほしいか
- お子さまが落ち込んでいるときの支え方
長所と課題は、お父様とお母様の両方に向けられる定番のテーマです。ここでご夫婦の見立てが食い違うと、ご家庭でお子さまをよく見ていない印象になってしまいます。長所を一つ、課題を一つ、事前に言葉をそろえておいてください。課題は「直そうとしていること」とセットで話すと、印象が大きく変わります。
ほめた場面・叱った場面のテーマは、できごとの大小は関係ありません。ここ一か月のうちに実際にあった小さなことを一つ用意し、そのときご自身が何と声をかけたかまで話せると、日々の関わりが自然に伝わります。
お子さまに問われるテーマ
お子さまには、名前や園のことから始まり、家庭でのふだんの様子へと広がっていきます。
- 自分の名前と生年月日
- 園の名前と、通っている方法
- 担任の先生のことと、その先生の印象
- 園でのお友だちと、いっしょにする遊び
- おうちでの遊びと、遊ぶ相手
- お休みの日の過ごし方
- ほめられる場面と、叱られる場面
- おうちのお手伝い
- 習い事
- 好きな本
- 大きくなったらなりたいものと、その理由
- 好きなテレビ番組
お子さまへのテーマは、覚えてきた答えかどうかがすぐに伝わります。名前や生年月日のような決まった答えのあるものは落ち着いて言えるように練習し、それ以外は暗記させないほうが安全です。理由まで尋ねられるテーマもありますので、「どうしてそう思うの」と家庭で聞き返す習慣をつけておくと、その場で自分のことばが出てきます。
お手伝いやほめられた場面は、ご両親の答えとつながっているかも見られます。お子さまが話す内容をご両親も知っている状態にしておくと、家庭の様子に一貫性が出ます。
答えの組み立て方
どのテーマも、結論を先に一文で言い、実際にあった場面を一つ足し、これからどうしたいかで締める三段の形に収まります。長く話すほど伝わるわけではありませんので、一つのテーマは30秒前後を目安にしてください。
ご両親がそろえるのは結論だけで十分です。志望の理由、家庭の教育方針、お子さまの長所と課題、入学後に期待することの四つは、面接の前に必ず言葉を合わせておきます。反対に、挙げるエピソードは父と母で別のものにしたほうが、ご家庭の姿が立体的に伝わります。
【京都聖母学院小学校】実際にどんなことが聞かれているか
テーマの全体像がつかめたら、次は実際の面接がどのように進むのかを見ておきましょう。京都聖母学院小学校の面接は、用意された問いを順に読み上げていく形ではありません。答えた言葉を手がかりに、その場で先へ広げていく形で進みます。
ひとつ答えると、そこからさらに掘り下げられます
いちばんの特徴は、お子さまへの問いかけが一問で終わらないことです。たとえば園で何をして遊んでいるかを尋ねられ、お友だちと折り紙をしていると答えると、そこから外での遊びでは何をしているのか、折り紙では何を折るのが得意なのか、というように二段三段と続いていきます。
この掘り下げは、受け答えが落ち着いているお子さまほど多くなる傾向があります。ですから、覚えた文章をひとつ用意しておく準備はほとんど役に立ちません。むしろ、ふだんから「どうしてそう思ったの」「ほかには何があるの」と家庭で聞き返しておくほうが、当日そのまま生きてきます。
お子さまの様子を踏まえてお母様に向けられる問いかけ
お母様には、面接の場で見えたお子さまの様子を材料にした問いかけが向けられることがあります。言葉がよく出ている、お友だち思いに見える、といった印象を先に挙げたうえで、ふだんからその点を意識して子育てをしてきたのかを尋ねられた方もいます。
これは事前に答えを決めておける種類の問いではありません。備えとしては、ご家庭の教育方針と、そこにつながる子育てのエピソードをいくつか引き出しに入れておくことです。ひとつの方針について、場面の違う話を二つ三つ思い出せる状態にしておくと、どこから聞かれても落ち着いて答えられます。
お子さまに実際に尋ねられている細かい内容
お子さまへの問いかけは、次のように生活の細部まで及びます。
- 自分の名前と生年月日を答えるところから始まります
- 通っている園の名前と、そこまでどうやって通っているのかを尋ねられます
- 担任の先生の名前を答えたあと、どんな先生なのかを続けて聞かれます
- 園でお友だちと何をして遊んでいるのかを尋ねられます
- 園のお友だちの名前を三人挙げるよう求められる場面があります
- 家では誰と何をして遊んでいるのかを聞かれます
- お休みの日にどんな遊びをしているのかを尋ねられます
- お父様が遊んでくれるかどうかを聞かれます
- おうちで叱られることがあるのかを尋ねられます
- どんなときにほめてもらえるのかを聞かれます
- 家でどんなお手伝いをしているのかを尋ねられます
- お手伝いをしたときにご両親がどんな言葉をかけてくれるのかまで聞かれます
- 習い事をしているかどうかを尋ねられます
- 好きな本について紹介するよう促されます
- 大きくなったら何になりたいのか、その理由まで続けて聞かれます
- テレビを見るかどうかと、好きな番組を尋ねられます
注目していただきたいのは、お手伝いについて「何をしているか」だけでなく「そのときご両親が何と言ってくれるか」まで踏み込まれている点です。ここで返ってくる言葉から、ご家庭の空気がそのまま伝わります。日ごろお子さまの手伝いにきちんと言葉を返しているかどうかが、そのまま答えになるということです。
お友だちの名前を挙げる場面も同じです。三人という数そのものより、園でどのように過ごしているお子さまなのかが見えてきます。無理に覚えさせるのではなく、帰宅後に今日は誰と遊んだのかを話す時間をとっておけば、それで十分です。
宗教教育について確かめられていること
京都聖母学院小学校はカトリックの精神を土台に、礼節やマナー、心の育ちを大切にしている学校です。保護者には、宗教教育についての考え方や、これまでに関わりがあったかどうかが尋ねられます。
ここで確かめられているのは信仰の有無ではありません。お祈りや宗教行事が日常にある六年間を、ご家庭が前向きに受けとめられるかどうかです。家庭でも決まりごとを教えながら、愛情を持って育ててきたということが伝われば、この学校の求めているところとかみ合います。
【2026年度】の面接で新たに確かめられていたこと
2026年度のA日程では、適性検査に先立って8月下旬に面接だけが先に行われ、検査とは別の日に親子の話を聞く流れでした。総合コースと国際コースで面接の中身は変わらず、国際コースのみ、コースに関するお願いや注意事項の確認が加わります。この年に尋ねられた話題として、次のようなものが挙がっています。
- お父様へは、志望理由を具体的なエピソードを交えて語らせる質問のほか、家庭のネット環境が整っているか、緊急のときにすぐお迎えに来られるか、という通学・連絡体制の確認
- お母様へは、言いにくいことと前置きしたうえで、母親から見たお子さまの短所を尋ねる質問。長所と、それを伸ばすための心掛けとセットで続きます
- お子さまへは、お父様・お母様の素敵なところ、今日ここへ来るまでに家族とどんな話をしたか、朝起きてから寝るまでの中で一番好きな時間、といった暮らしぶりがそのままにじむ質問
どれも、家庭の日常が答えになる問いです。学校へ向かう道中の会話まで話題になり得ると考えると、当日は朝から親子で穏やかに過ごしておくこと自体が準備になります。
【京都聖母学院小学校】面接で失敗しないために気をつけること
聖母学院小学校では、カトリックの精神を重視した礼節やマナー、心の面もしっかりと育ててくださいます。面接でも、学校の理念をきちんと理解し、家庭内でも規則やルールを教えながら、愛情を持って子育てをしていることを伝える必要があるでしょう。
聖母学院小学校の面接対策をするなら、回答集も含めプロに任せてみませんか。私は毎年聖母学院小学校をはじめ、全国の難関小学校の面接回答集作成付レッスンを行っています。レッスンはオンラインで行いますので、忙しく移動時間がない親御様にもぴったりです。面接中の言葉遣いや態度、聖母学院小学校の傾向などもアドバイスしますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
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京都聖母学院小学校の面接のポイント
京都聖母学院小学校の面接は、願書に書いた内容との一貫性や、ご家庭の価値観が問われる場です。答え方の準備はオーダーメイド面接回答集作成付きオンライン面接レッスン、その土台になる願書はオーダーメイド願書作成代行でサポートします。
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