相模女子大学小学部の校長先生は、どんな方なのでしょうか。
面接で校長先生とお話しすることがあれば、事前に知っておきたいです。
2026年度から校長を務めていらっしゃるのは、小勝亜希子先生です。この学校の教諭から教務主任、副校長を経て校長に就任された、内部をよくご存じの先生です。
校長先生のメッセージには、この学校が何を大切にしているかがはっきり表れています。願書や面接の準備をされる方は、必ず目を通しておいてください。
大切なのは、以下の3点です。
・校長先生は内部を歩んでこられた方で、学校の方針に一貫性がある
・キーワードは「自己肯定感・自己効力感・自己有用感」の3つ
・面接では、この言葉をなぞるのではなくご家庭の言葉に置き換える
相模女子大学小学部の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
相模女子大学小学部を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【相模女子大学小学部】現在の校長先生は小勝亜希子先生
相模女子大学小学部の校長は、小勝亜希子(こかつ あきこ)先生です。2026年度より校長に就任されました。
注目していただきたいのは、その経歴です。小勝先生は外部から招かれた方ではなく、相模女子大学小学部の教諭として教壇に立ち、教務主任、副校長を経て校長になられた先生です。
この点は、受験を考えるご家庭にとって意外に大きな意味を持ちます。
学校のトップが外部から来ると、方針が大きく変わることがあります。一方、内部を歩んでこられた方が就任される場合は、これまで積み上げてきた教育のかたちが引き継がれやすい。つまり、いま説明会で見聞きする学校の姿が、お子さまが通われる6年間も大きくは変わらないと考えやすいということです。
長く子どもたちを直接見てきた先生が校長になられたという事実は、それだけで学校の安定感を示しています。
【相模女子大学小学部】校長先生のメッセージを読み解く
小勝先生は「子どもたちの幸福感を育む学校づくり」を掲げていらっしゃいます。そして、そのために大切にするものとして、3つの感覚を挙げています。
- 自己肯定感:ありのままの自分を尊重する気持ち
- 自己効力感:自分を信じる気持ち
- 自己有用感:誰かの役に立っていると感じる気持ち
この3つは似ているようで、意味が違います。順番に見ていきましょう。
自己肯定感は「できない自分でもいい」という土台です。自己効力感は「やればできる」という前向きさ。そして自己有用感は「自分は誰かの役に立っている」という実感です。
3つ目の自己有用感を掲げている学校は、実はそう多くありません。ここに、この学校の姿勢がよく表れています。自分の成長だけを見るのではなく、人の役に立つ喜びを知ってほしい。そういう子どもを育てたいということです。
「本物に触れる」という言葉
もう一つ、小勝先生が繰り返し使われるのが「本物」という言葉です。豊かな自然のなかで動植物と触れ合う体験、人との出逢いのなかで心を揺さぶられる実体験を大切にする、と述べていらっしゃいます。
これは裏を返せば、机の上だけで完結する学びを良しとしない、ということでもあります。ご家庭での過ごし方を面接で聞かれたとき、この方向性を意識しておくと答えがぶれません。
学校としてのコンセプト
学校全体のスクールコンセプトは「毎日会いたい友達がいる、毎日学ぶよろこびがある」です。また学園の建学の精神は、創立者である西澤之助が掲げた「高潔善美」です。
志を高く持ち、何事にも挑戦する意欲を持ち、他者の気持ちを大切にする。これが学園として育てたい子ども像です。校長先生の言葉と、建学の精神。この2つは同じ方向を向いています。
【相模女子大学小学部】歴代の校長先生について
「歴代の校長先生を知りたい」と検索される方も多いのですが、正直にお伝えすると、相模女子大学小学部は歴代校長の一覧を公表していません。ネット上に断片的な情報はありますが、年度が古かったり出典が不明だったりするものが多く、そのまま信じるのは危険です。
確実な情報が必要な場合は、学校へ直接お問い合わせいただくか、説明会でおたずねください。
受験の準備という観点では、歴代よりも「今」が大切です
願書や面接で問われるのは、過去にどなたが校長だったかではありません。いまの学校が何を大切にしているかを、ご家庭が理解しているかです。
歴代校長を調べる時間があるなら、現在の校長先生のメッセージを繰り返し読み、それがご家庭の子育てとどう重なるかを考えるほうが、はるかに合格に近づきます。
なお副校長についても同様で、体制は年度によって変わります。小勝先生ご自身が副校長を経て校長になられているように、この学校では内部で経験を積んだ先生が上に立つ流れがあるようです。
【相模女子大学小学部】先生方の体制
教員数は40名台で、非常勤の先生を含んだ人数です。児童数はおよそ350名から390名ですので、先生1人あたりが見るお子さまは10名弱という計算になります。
1クラスの人数も26名から28名以下と決められており、少人数での学級編成がとられています。学校自身も「1学級28名以下の少人数学級編成で、子どもたちの学びの個性まで丁寧に見取る」と説明しています。
少人数であることの意味
少人数編成は「手厚い」という良さがある一方で、受験のときには別の意味を持ちます。人数が少ないほど、一人ひとりが丁寧に見られるということです。
考査では、ペーパーだけでなく口頭試問、行動観察、運動、そして親子面接がおこなわれます。集団のなかでお子さまがどうふるまうか、ご家庭がどんな雰囲気かが、しっかり見られると考えてください。試験の流れは試験内容の記事で解説しています。
Q. 先生の入れ替わりは多いですか
教員数は40名台で、非常勤の先生も含まれています。入れ替わりの頻度を学校が公表しているわけではありませんので、気になる場合は説明会や学校見学の際に、在校生の様子とあわせて雰囲気を確かめてみてください。
Q. 相談しやすい先生方でしょうか
1学級28名以下という少人数編成、児童1人あたりの教員数の手厚さから見て、担任の先生との距離は近い環境といえます。実際にお子さまを通わせるかどうかを判断されるなら、説明会や公開行事で先生方が子どもたちにどう声をかけているかを、ご自身の目で確かめるのがいちばん確実です。
【相模女子大学小学部】面接で校長先生の言葉をどう活かすか
ここからは実践です。校長先生のメッセージを、面接でどう使うか。
やってはいけないのは「そのまま言う」こと
「貴校の自己肯定感・自己効力感・自己有用感を育てる教育に共感しました」
このように学校の言葉をそのまま返す答えは、面接官にすぐ見抜かれます。毎年何十組もの保護者が同じことをおっしゃるからです。
ご家庭のエピソードに置き換える
たとえば自己有用感であれば、こう変換します。
「家では、下の子の世話や配膳を息子の役割にしています。ありがとうと言われた日は、表情が明らかに違います。人の役に立つ喜びを、この年齢のうちから積ませたいと考えてきました」
学校の言葉を使わずに、学校が大切にしていることと同じ内容を語る。これが伝わる答え方です。面接対策では、こうした置き換えをご家庭ごとに一緒に作っています。
「本物に触れる」も同じです
自然体験や実体験を大切にする学校ですから、休日の過ごし方を聞かれたときが見せどころです。特別な体験である必要はありません。近所の公園で虫を探した、一緒に料理をした。そうした具体があれば十分です。
【相模女子大学小学部】校長先生についてよくある疑問
Q. 面接に校長先生は出席されますか
面接の担当者は年度によって変わります。親子面接が実施されることは公表されていますが、どなたが担当されるかは当日までわかりません。誰が相手でも同じ話ができるよう、内容を固めておくことが大切です。
Q. 校長先生の著書や講演はありますか
一般向けの著書は確認できていません。学校のホームページに掲載されているメッセージが、最も確実な情報源です。
Q. 説明会で校長先生の話は聞けますか
学校説明会では校長先生からお話があることが一般的です。日程は年度により変わりますので、説明会の記事と学校の公式発表をご確認ください。
Q. 校長先生が代わると教育方針も変わりますか
小勝先生は内部を歩んでこられた方ですので、大きな方向転換は考えにくいでしょう。建学の精神「高潔善美」は学園全体で受け継がれているものです。
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