四天王寺小学校の合格に向けて、家庭では何をすればよいでしょうか。
幅広い分野の基礎を固める
同校のペーパーは、常識や知識、言語能力、図形、数、記憶など、幅広い分野から出されます。まずは、これらの基礎をバランスよく固めることが大切です。
話をよく聞いて理解する力は、多くの分野の土台になります。絵本の読み聞かせや、日々の会話を通じて育てていきましょう。
特定の難問に偏るより、幅広い経験を積むことが近道です。日常のなかで、数や形、季節などに触れる機会を大切にしましょう。
集団で関わる力と運動を育てる
行動観察では、集団のなかで友だちと協力できるか、指示を聞いて動けるかが見られます。公園や園で、友だちと関わる機会を大切にしましょう。
運動では、なわとびやかけっこ、ボール投げなどが出されます。日ごろから、体を動かす遊びに親しんでおくことが準備になります。
どちらの課題も、上手さよりも、前向きに取り組む姿勢が見られます。楽しみながら取り組む経験を積んでおきましょう。
自分の言葉で話す習慣をつける
親子面接では、志願者が名前や誕生日、好きな食べ物などを、自分の言葉で話せるかが見られます。日ごろから、家庭で話す機会をたくさんつくりましょう。
「今日は何が楽しかった」といった問いかけを重ね、自分の考えを言葉にする習慣を育てておくと、面接でも落ち着いて話せます。
覚えた受け答えより、自然に話せることが大切です。焦らせず、子どものペースで話を聞く姿勢を心がけましょう。
学校の特色への理解を深める
保護者面接では、志望理由や子どもの長所・短所などが問われます。同校の仏教教育や、中学受験を見据えた学びへの理解を深めておきましょう。
学校説明会や公開行事に参加し、学校の雰囲気を実際に感じておくことが、面接での言葉にも説得力を与えます。
なぜこの学校を選ぶのかを、家庭で言葉にして整理しておくと、面接の準備にもなります。
家庭で無理なく続けるために
まずは、幅広い基礎・集団で関わる力・運動・話す習慣という柱を、日々の暮らしのなかに少しずつ取り入れていきましょう。
詰め込みではなく、子どもが楽しみながら続けられることが何より大切です。保護者が焦らず見守る姿勢が、子どもの力を伸ばします。
ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
【四天王寺小学校】2027年度入試の日程と考査区分から対策を考える
対策の前に、まず入試の形を正しくつかんでおきましょう。ここでは資料で確認できた2027年度入試(予定)の内容を、年度を明記してご紹介します。最新は学校の募集要項でご確認ください。
四天王寺小学校の入試は、A日程・B日程・C日程の3回に分かれています。A日程は出願が2026年8月24日から9月1日まで、親子面接が2026年9月4日から10日までの期間、考査が2026年9月12日、合格発表(郵送)が2026年9月14日、入学手続きが2026年9月17日・18日です。B日程は出願が2026年11月16日から26日まで、考査と面接が2026年11月28日、合格発表(郵送)が2026年11月30日、入学手続きが2026年12月3日・4日です。C日程は出願が2027年1月11日から20日まで、考査と面接が2027年1月22日、入学手続きが2027年1月28日・29日となっています。
考査の区分は、ペーパー・対話・行動観察・制作・面接(親子)です。募集人数は男女あわせて90名、考査料は20,000円で、受験番号は願書の受付順、月齢による考慮はありとされています。
ペーパーの区分がある一方で、対話・行動観察・制作という手を動かす場面や人と関わる場面も置かれています。机の上の学習だけに偏らない準備が必要だということが、区分の並びから読み取れます。
【四天王寺小学校】学校が大切にしている学びを知る
対策の方向を定めるうえで、学校が何を大切にしているのかを知っておくことは欠かせません。四天王寺小学校の教育方針は、大きく4つの柱で語られています。
1つめは、子どもたちの力を引き出すことです。知識を詰め込むのではなく「なぜ」「もっと知ってみたい」という気持ちを引き出す探究型の授業が中心に据えられています。たくましい体をつくるため、体育の授業のほかに中休みを使った「パワーアップタイム」も行われます。小学校専用の体育館が校内にあり、天然芝のグラウンドとあわせて環境が整えられています。
2つめは、確かな学力の育成です。低学年から読み・書き・計算の基礎基本を定着させるため、国語や算数などの授業時数が十分に確保され、発展的な内容も扱われます。「モジュールタイム」が設けられ、朝と昼にそれぞれ英語と読書に取り組む形です。
3つめは、豊かな心の涵養です。仏教を通した心の教育として、低学年にも親しみやすい仏教教材の活用、朝の礼拝や講話である「ともいきタイム」、あいさつ、授業のはじめの瞑想などが行われています。
4つめは、日本人が大切にしてきたものを継承することです。礼儀や儀式作法、伝統文化を大切にする姿勢が方針として掲げられています。
学園訓は「和を以て貴しとなす」「四恩に報いよ」「誠実を旨とせよ」「礼儀を正しくせよ」「健康を重んぜよ」の5つです。
【四天王寺小学校】受験対策についてよくある質問
どの日程を受けるのがよいですか
A日程・B日程・C日程のいずれを選ぶかは、ご家庭の準備の進み具合と併願の計画によって変わります。A日程は2026年9月、B日程は2026年11月、C日程は2027年1月と時期が離れていますので、他校の日程との重なりを見ながら決めていくとよいでしょう。募集人数は男女あわせて90名です。
ペーパーの対策はどこまで必要ですか
考査の区分にペーパーが含まれていますので、机に向かう時間はある程度必要です。ただし、出題された問題の内容は公表されていませんので、この記事では具体的な内容にはふれません。話を最後まで聞く、指示どおりに手を動かす、途中で投げ出さないといった土台を整えることが、どの区分にも効いてきます。
制作の区分ではどのような力が見られますか
制作は手を動かす場面です。作品の出来ばえだけでなく、道具の扱い方、片づけ、最後まで取り組む姿勢が土台になります。家庭でも、はさみやのりを使う遊びの時間を確保し、使ったあとに自分で片づけるところまでを習慣にしておくとよいでしょう。
説明会にはいつ参加できますか
2027年度入試に向けては、オープンスクールが2026年6月24日・25日・26日、入試説明会が2026年7月25日、学校見学会が2026年10月17日、学校体験会が2026年12月12日、学校説明会が2027年2月6日に予定されています。日程は変わることがありますので、学校のホームページでご確認ください。
倍率はどのくらいですか
募集人数は男女あわせて90名です。志願者数は、2026年度が男子31名・女子59名の計90名、2025年度が男子37名・女子35名の計72名、2024年度が男女85名、2023年度が男女62名、2022年度が男女64名と資料に示されています。ただし合格者数はどの年度も示されていないため、実質倍率を計算することはできません。数字だけで判断せず、学校との相性を軸に考えることをおすすめします。
入学後の生活も見ておいたほうがよいですか
はい。制服があり、給食も実施されています(土曜日のみ軽食、アレルギーへの対応あり)。土曜授業があり、スクールバスはありません。最寄りは近鉄南大阪線「藤井寺」駅で、学校まで徒歩3分の距離です。「大阪阿部野橋」駅からは準急でおよそ13分で到着します。児童数は301名、1クラス30名以下の編成で、教員数は非常勤6名を含めて38名です。6年間の通学と生活を思い描いたうえで対策を進めると、準備の一つひとつに意味が生まれます。試験の区分については四天王寺小学校の試験内容の記事もご覧ください。
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