四天王寺小学校の過去問には、どんな傾向があるのでしょうか。
ペーパーは幅広い分野から
ペーパーは約30分で、常識や知識、言語能力、図形、数、記憶など、幅広い分野から出されると案内されています。
特定の難問より、基礎を着実に理解できているかが問われます。過去の傾向にとらわれすぎず、幅広い分野をバランスよく準備しておくことが大切です。
話をよく聞いて理解する力は、多くの分野の土台になります。日ごろから、絵本の読み聞かせや会話を通じて育てておきましょう。
行動観察は集団での関わり
行動観察は約30分で、5〜6名程度の集団で行われます。過去には、色塗りや、魚釣りゲームといった課題が出されたことがあります。
集団のなかで、指示を聞いて動けるか、友だちと協力できるか、順番やルールを守れるかといった点が見られます。
同校は「和の精神」を大切にする学校です。こうした校風に通じる、思いやりのある振る舞いが評価の土台になります。
運動の課題
運動は約30分で、5〜6名程度で行われます。なわとび、かけっこ、ボール上げ、リズム体操などが出されたと案内されています。
なわとびは前跳びが安定してできることが目安です。短期間では身につかないため、日ごろから練習しておくと安心です。
運動の課題では、上手さよりも、指示を聞いて前向きに取り組む姿勢が見られます。楽しみながら体を動かす習慣を育てましょう。
親子面接の傾向
親子面接は考査日の前に行われ、15分程度です。保護者には志望理由や子どもの長所・短所、志願者には名前や誕生日、好きな食べ物などが問われます。
志願者の受け答えは、覚えたことより、自分の言葉で話せるかが見られます。日ごろの会話を大切にしましょう。
願書に書いた内容と、面接で話す内容が食い違わないよう、家庭で共有しておくことも大切です。
家庭でできる対策
まずは、話を聞いて理解する力と、集団のなかで落ち着いて取り組む姿勢を、日々の暮らしのなかで育てていきましょう。
あわせて、幅広い分野の経験をバランスよく積み、運動や生活習慣も整えておくことが、考査全体への準備になります。
ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
【四天王寺小学校】考査の区分から読み取れること
はじめにお断りしておきますが、四天王寺小学校が問題そのものを公表しているわけではありません。この記事では、確認できない内容を推測でお伝えすることはいたしません。ここでご紹介するのは、資料で確認できた考査の区分と、記事の前半でふれた課題の種類までです。
2027年度入試(予定)の考査は、次の区分で行われます。
- ペーパー
- 対話
- 行動観察
- 制作
- 面接(親子)
5つの区分が並んでいることから読み取れるのは、一つの力だけを見る入試ではないということです。机に向かって取り組む場面、人と言葉を交わす場面、集団のなかで過ごす場面、手を動かしてつくる場面、そして家庭とともに臨む面接。それぞれ求められるふるまいが違います。
学校の教育方針には、知識を詰め込むのではなく「なぜ」「もっと知ってみたい」という気持ちを引き出す探究型の授業が掲げられています。また、低学年から読み・書き・計算の基礎基本を定着させるため、国語や算数などの授業時数が十分に確保されるとも示されています。考査の区分にペーパーと制作の両方が置かれているのは、こうした教育の姿と重なる部分があります。
【四天王寺小学校】2027年度入試の日程と出願の流れ
準備の計画を立てるには、日程を正確につかんでおくことが欠かせません。資料で確認できた2027年度入試(予定)の日程を、年度を明記してご紹介します。最新は学校の募集要項でご確認ください。
A日程は、出願が2026年8月24日から9月1日まで、親子面接が2026年9月4日から10日までの期間、考査が2026年9月12日、合格発表(郵送)が2026年9月14日、入学手続きが2026年9月17日・18日です。
B日程は、出願が2026年11月16日から26日まで、考査と面接が2026年11月28日、合格発表(郵送)が2026年11月30日、入学手続きが2026年12月3日・4日です。
C日程は、出願が2027年1月11日から20日まで、考査と面接が2027年1月22日、入学手続きが2027年1月28日・29日です。
願書はいずれの日程もWebでの配布・出願になります。募集人数は男女あわせて90名、考査料は20,000円です。受験番号は願書の受付順に決まり、月齢による考慮はありとされています。
A日程だけは面接と考査の日が分かれていますので、9月上旬に2回学校へ足を運ぶことになります。勤務の調整が必要なご家庭は、早めに予定を確保しておいてください。
【四天王寺小学校】過去問と傾向についてよくある質問
過去問題は手に入りますか
学校そのものが過去の問題を公開しているという情報は、資料からは確認できませんでした。ただし、どのような課題が行われたのかという水準までは分かっています。ペーパーが約30分で幅広い分野から出されること、行動観察では色を塗る課題や魚釣りのゲームのような形が出された年があること、運動ではなわとびやかけっこ、ボール上げ、リズム体操といった課題が行われたことなどです。一問ごとの設定や問題数まで再現された資料は出どころが確かめられませんので、そこを根拠に準備を組み立てるのはおすすめできません。区分と課題の種類から逆算して力を育てていく形が確実です。
ペーパーの区分があるということは学力試験ですか
ペーパーは約30分で、常識や知識、言語、図形、数、記憶といった分野から幅広く出されるとされています。特定の分野に片寄った学力試験というより、年齢相応の力がひととおり育っているかを確かめる場面だと考えてください。一問ごとの中身までは公表されていません。学校の教育方針には、低学年から読み・書き・計算の基礎基本を定着させることが掲げられていますので、就学前の段階では、話を最後まで聞く、指示どおりに手を動かす、数や形に親しむといった土台づくりが役に立ちます。
制作の区分ではどのような力が見られますか
制作は手を動かす場面です。作品の出来ばえだけでなく、道具の扱い方、片づけ、最後まで取り組む姿勢が土台になります。家庭でも、はさみやのりを使う遊びの時間を確保し、使ったあとに自分で片づけるところまでを習慣にしておくとよいでしょう。
対話の区分とは何ですか
資料には「対話」と示されています。言葉を交わす場面があるということですが、具体的な進め方までは分かりません。日常の会話のなかで「どうしてそう思ったの」と一歩踏み込んで聞き、理由を添えて話す習慣をつけておくことが、いちばんの準備になります。
行動観察はどのように見られますか
集団のなかでの過ごし方を見る場面です。順番を待つ、道具を貸し借りする、はじめて会う子と一緒に取り組むといった経験を、公園や習い事の場で重ねておくと落ち着いて臨めます。うまくできたかどうかより、困ったときにどうふるまうかが土台になると考えておくとよいでしょう。
倍率はどのくらいですか
募集人数は男女あわせて90名です。志願者数は、2026年度が男子31名・女子59名の計90名、2025年度が男子37名・女子35名の計72名、2024年度が男女85名、2023年度が男女62名、2022年度が男女64名と資料に示されています。ただし合格者数はどの年度も示されていないため、実質倍率を計算することはできません。
学校の様子を知る機会はありますか
2027年度入試に向けては、オープンスクールが2026年6月24日・25日・26日、入試説明会が2026年7月25日、学校見学会が2026年10月17日、学校体験会が2026年12月12日、学校説明会が2027年2月6日に予定されています。入試説明会では、当日の流れや持ち物の案内が示されることもありますので、日程が合えばぜひご参加ください。日程は変わることがありますので、学校のホームページでご確認ください。
準備はいつから始めればよいですか
A日程の出願が2026年8月下旬、考査が2026年9月中旬という日程ですので、A日程を目指すご家庭は年長の夏までに土台を整えておく必要があります。B日程やC日程を視野に入れる場合は、秋以降にも準備の時間を確保できます。ご家庭の状況に合わせて日程を選べる点は、この学校の入試の利点です。進め方は四天王寺小学校の合格対策の記事でご紹介しています。
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