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【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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【小学校受験】異数発見|出題内容や解き方をプロが解説!

うみ塾長
うみ塾長

「異数発見」とは、異なる数のものを見つけるタイプの問題で、数量分野における基礎的な問題のひとつです。数が多い・少ないというのは、感覚的に理解できることもありますが、しっかりと知識として定着させてあげることも大切です。「異数発見」は「同数発見」と同じ解き方で解ける問題ですので、「同数発見」と一緒に対策すると効率的です。

【小学校受験】異数発見の出題意図は?

「異数発見」の問題では、基礎的な数の概念を理解しているかが問われています。

 

数に関する経験があるか

「おかずの数」「折り紙の枚数」「節分の豆の数」など、ご家庭や保育園・幼稚園で生活していると、自然と「数を比べる」という経験をすることになります。数に関する経験に限らず、小学校受験の問題を解く上では生活経験が豊かであることが大切です。生活経験が豊かなご家庭は教育熱心であることが多く、小学校側もそのようなご家庭に入学してほしいと考えています。

 

数の概念が身についているか

数の概念を身につけるためには、「数唱(数を1,2,3,・・・と数えること)ができること」「数の一対一対応ができること」「数の大小関係がわかること」など、数の性質に関する基本的な理解が必要です。大人にとっては当たり前のことでも、幼児期のお子さまにとっては理解が難しいこともありますので、数を数える経験をしながら、丁寧に数の概念を教えてあげるようにしましょう。

 

正確に数を数えられるか

例えば、ブロック(積み木)の数を数えるような問題では、見えないブロック(積み木)を数える必要があり、数を数え間違ってしまうことがあります。見えているものを数えられるだけでなく、見えないものも正しく数えられる推理力も必要になります。

 

数量感覚があるか

数の問題に取り組む上では、数の大小、量の多少、数の増減などの感覚を身につけていることも大切です。「異数発見」の問題では、数の大小(特に異なる数)を正しく判断できるようにしましょう。数の大小を判断する時には、「1つ多い」「2つ少ない」など、差について理解していることも大切になります。

【小学校受験】異数発見の出題方法は?

「異数発見」の出題方法には、大きく2つの方法があります。

 

個別テスト・口頭試問

個別テスト・口頭試問による出題では、絵やカード、実物が示されて「りんごと違う数のものを教えてください」などと問われる問題が定番です。また、「この中で違う数のものはどれですか」のように、難易度を上げた問題が出されることもあります。いずれの問題でも、数を正しく数えられることが大切です。

 

ペーパーテスト

ペーパーテストでは、形や絵が示されていて、「お手本と違う数のものを選びましょう」や「ひとつだけ数が違うものに丸をつけましょう」などと問われるのが一般的です。個別テスト・口頭試問よりも複雑な絵が出されることが多いので、落ちや重なりなく数を数えることが大切になります。

【小学校受験】異数発見の出題内容は?

「異数発見」の出題内容は、大きく3つに分類することができます。

 

指定された数と違う数のものを見つける問題

例えば「3個ではない果物を見つけて丸で囲みましょう」のように、指定された数と違う数のものを見つける問題です。「異数発見」の中では初歩的な問題ですが、「3ではない」と言われた時に「2」の場合もあれば、「4」の場合もあり、混乱してしまうお子さまもいらっしゃいます。

お手本と違う数のものを見つける問題

お手本の数を数えて選択肢の中からお手本と違う数のものを見つける問題で、「異数発見」の基礎的な問題です、まずはお手本の数を数えるというステップを踏むため、指定された数と違う数のものを見つける問題より難しくなっています。ただ、数を正しく数えられれば正解できるため、確実に正解できるようにしましょう。

 

違う数のものを見つける問題

数が違うものを見つけて答える問題で、「異数発見」の中では比較的難しい問題になっています。「1つだけ違う数のものを見つけて丸で囲みましょう」と出題されることもありますし、「数が2つ違うものを見つけて丸で囲みましょう」と数の違いを指定されることもあります。

【小学校受験】異数発見の解き方は?

「異数発見」の問題では、数を数えて解く方法と、数を数えないで解く方法があります。

数を数える方法は、お手本や選択肢のものの数を数えて、違う数を見つけるという方法です。数を数える時には、1つずつ斜線で消しながら数えるようにすると、数え間違いを減らすことができます。また、5個程度までなら、即座に数を判断して違う数を見つけられるようにしておくのが望ましいです。

数を数えない方法は、数を対応させていく方法です。数を対応させる方法を使うと、「2つ違う数」などと指定された時も、視覚的に数の違いを判断しやすくなります。数の関係を理解する上では、数を対応させて考えられるようにすることが大切です。数の対応を理解できるようになると、「同数発見」「和差」「数の分割」など、他の問題も解きやすくなります。数を対応させる方法についてはこちらの教材で解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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【小学校受験】異数発見|まとめ

「異数発見」は、数の違いを判断するため、「同数発見」よりもやや難しい内容になっています。しかし、小学校受験の中では比較的易しい問題ですので、必ず正解できるようにしっかりと対策をしておきましょう。ぜひ本記事でご紹介した教材をご活用いただき、「異数発見」の解き方を身につけていただけたらと思います。

藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
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など驚異の合格実績を誇る。

株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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