ママ
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100均の材料で手作りのお仕事を作っている投稿をよく見ます。うちでもやってみたいのですが、何から作ればいいですか?
うみ塾長
うみ塾長
手作りはとても楽しいのですが、0〜3歳では安全がいちばんです。この記事では、小さい部品を使わず、家にある物や100均の物でできるお仕事だけを選んでご紹介します。

「モンテッソーリ 100均」「手作り お仕事」と検索すると、カラフルな手作りの道具がたくさん紹介されています。見ていると楽しい一方で、ビーズや豆、磁石など、小さな子には危ない材料が使われていることも少なくありません。

この記事では、0〜3歳のお子さまのいるご家庭に向けて、危ない材料を使わずにできるお仕事を紹介します。作り方の細かい手順より、「どんな物を選ぶか」「何を使わないか」に重点を置いています。私が面接官として多くのご家庭のお話を聞いてきた中で感じた、受験準備とのつながりもあわせてお伝えします。

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最初に決めておきたい「使わない物」

手作りのお仕事を始める前に、使わない物を家族で決めておきましょう。この記事で紹介するお仕事では、次の物は使いません。

  • ビーズ・豆・どんぐりなど、小さな粒の物
  • 磁石(飲みこむと体の中で大きな事故につながるおそれがあります)
  • ボタン電池
  • 針・画びょう・クリップなど、とがった小さい物
  • 取れやすい小さな部品、外れるキャップ
  • 長いひも・毛糸

消費者庁によると、3歳児の口の大きさは直径約4cmとされ、これより小さい物は飲みこんで窒息するおそれがあります。トイレットペーパーの芯を通る大きさの物は、口に入る大きさだと考えてください。迷ったら使わない、が基本です。

100均で材料を選ぶときのポイント

100円ショップには、トレー、かご、ふきん、スポンジ、プラスチックのコップなど、お仕事に使える物がたくさんあります。ただし、子ども向けに作られていない物も多く、品ぞろえも変わるので、この記事では商品名は挙げません。選ぶときは次の点を見てください。

見るところ 選びたい物 避けたい物
大きさ 子どもが両手で持てる、直径4cmより大きい物 口に入る小さな物、小さな部品がつく物
素材 割れにくい、角が丸い ガラス・陶器、ふちが薄くとがった物
重さ 水を入れても子どもが持てる 大きすぎて重くなる容器
部品 一体になっていて外れない シール・飾り・キャップが外れやすい物

お仕事1:タオルをたたむ

いちばん手軽で、1歳半ごろから楽しめるのがタオルたたみです。ハンドタオルを1枚用意し、大人が角と角を合わせて半分にたたむところをゆっくり見せます。

たたむ線の目印として、タオルに縫い目や柄がある物を選ぶとわかりやすくなります。最初は半分にたたむだけで十分です。たたんだタオルをかごに入れて運ぶところまでを1つの流れにすると、片づけの練習にもなります。

お仕事2:スポンジで水を移す

2歳ごろからは、スポンジで水を吸って、となりのお皿でしぼる遊びが楽しめます。手のひらで包める大きさのスポンジを、ちぎれない丈夫な物で用意してください。

水はほんの少しにし、割れない器を使い、下にタオルを敷いて、こぼしてもすぐふける場所で行います。終わったらスポンジをしぼって決めた場所に干し、こぼれた水をふくまでがお仕事です。大人はそばを離れずに見守り、子どもが水を口にしないように気をつけましょう。

お仕事3:洗濯ばさみで厚紙をはさむ

洗濯ばさみは、指先でつまむ力を使うお仕事です。厚紙のふちにはさむだけなので、準備も簡単です。指をはさんでも痛くない軽い物を選び、小さい部品が外れる物は使わないでください。

動物のたてがみや花びらなど、はさむ場所がわかる絵があると、子どもが「ここにはさみたい」と自分で目標を持ちやすくなります。

お仕事4:大きめのシールを丸に貼る

シール貼りは、指先でつまむ・ねらって貼る動きを使います。100均でも丸いシールが手に入りますが、小さいシールは口に入るおそれがあるので、大人が管理してください。シールは大人が台紙からはがしてから渡してください。はがす作業まで子どもに任せると、シールを口に入れてしまうことがあるためです。

台紙に丸を描いておき、その中に貼る、という簡単な目標から始めましょう。

お仕事5:トングで大きな物を移す

3歳ごろには、子ども用のトングを使って、物をとなりのお皿に移すお仕事も楽しめます。移す物は、直径4cmより大きいスポンジを切った物や、丸めたハンドタオルなど、口に入らない大きさにしてください。

お皿を2枚並べ、左から右へ移す、と決めておくと、子どもにも始まりと終わりがわかりやすくなります。全部移せたら、また元に戻す。このくり返しを、子どもが満足するまで見守りましょう。

お仕事の見せ方と片づけ方

手作りのお仕事は、道具を置いておくだけでは長続きしません。最初の1回は、大人が言葉を少なくして、ゆっくり動いて見せるのがコツです。「ここを持って、ここに置くよ」と説明するより、手の動きをゆっくり見せるほうが、子どもには伝わりやすいことが多いです。

道具は、1つのお仕事に必要な物を1つのトレーかかごにまとめておきます。トレーごと棚から運んで机に置き、終わったらトレーごと棚に戻す。この流れを決めておくと、子どもが自分で始めて自分で終われるようになります。

途中で違うやり方を始めても、危なくなければしばらく見守りましょう。子どもなりに試していることがよくあります。投げる、口に入れるなど危ない使い方をしたときは、「今日はおしまいにしようね」と静かに片づけ、また別の日に見せ直せば大丈夫です。

手作りのお仕事で大人が気をつけたいこと

  • 使う前に、部品が外れないか、割れていないかを確かめる
  • お仕事をしている間は大人がそばにいる
  • 終わったら道具を子どもの手の届かない所にしまう物と、出しておく物を分ける
  • くり返し使って傷んだ物は、早めに処分する

手作りの道具は、市販のおもちゃのような安全基準の確認を受けていません。作った大人がいちばんの安全係だという気持ちで見守ってください。

受験準備とのつながり

考査では、制作や行動観察の中で、物をつまむ、運ぶ、片づけるといった場面がよく見られます。家で手作りのお仕事をくり返してきた子は、道具の扱いがていねいで、終わったら元に戻すことも自然にできることが多いと感じます。

ただ、受験のための練習にしすぎると、子どもは楽しくなくなってしまいます。年齢別の取り入れ方は家でできるモンテッソーリのお仕事|1歳・2歳・3歳別、手先の動きと考査の関係はモンテッソーリの手先遊びと幼稚園受験の巧緻性もあわせてご覧ください。

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まとめ

100均や家にある物でできるお仕事は、タオルたたみ、スポンジで水を移す、洗濯ばさみ、シール貼り、トングで移すなど、身近な物で十分に楽しめます。ビーズ・豆・磁石・針・小さな部品は使わず、直径約4cmより小さい物は避け、大人がそばで見守ることを最優先にしてください。

「手作りのお仕事を、受験の準備としてどう続けていけばいいか」と迷うこともあると思います。そんなときは、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。家庭対策サポートの合格率95%(2024年度)という結果も、ご家庭が毎日の生活の中で積み重ねてきたことがあってこそだと私は考えています。わが家らしい準備の進め方を、一緒に考えていきましょう。

※この記事は、モンテッソーリの考え方を取り入れた家庭での関わり方を紹介する一般的な情報です。子どもの発達には個人差があります。道具を使う活動は大人がそばで見守ってください。発達について心配なことがあるときは、お住まいの自治体の相談窓口や医療機関にご相談ください。園の情報は2026年10月時点のものです。最新の情報は各園の公式サイトと募集要項でご確認ください。