ママ
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子どもはまだ1歳です。幼稚園受験を考えるのは早すぎるでしょうか。周りに受験をした人がいなくて、何から調べればよいのか分かりません。
うみ塾長
うみ塾長
1歳から考え始めるのは、決して早すぎることではありません。この時期にできるいちばん大切な準備は、お子さまに何かを教えることではなく、親が園のことを知り、家庭の方針を考え始めることです。元面接官の私の考えをお伝えします。

幼稚園受験というと、2歳や3歳になってから準備を始めるイメージがあるかもしれません。けれども、3年保育の受験は多くの園で2歳の秋ごろに行われ、説明会や公開行事はその年の春から夏にかけて開かれることが多いため、1歳のうちに情報を集めておくと、ずいぶん気持ちに余裕が生まれます。

この記事では、1歳のお子さまがいるご家庭に向けて、幼稚園受験の基本的な考え方、園選びの視点、情報の集め方を整理しました。2歳になってからの具体的な準備は2歳から始める幼稚園受験の準備にまとめていますので、あわせてご覧ください。

お子さまの年齢に合わせた準備に迷ったら

元幼稚園受験面接官のうみ塾長が、お子さまの今の様子とご家庭の状況をうかがいながら、受験までの準備の進め方を一緒に整理します。

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1歳から幼稚園受験を考えるのは早すぎる?

私の考えでは、1歳から「お子さまに受験対策をさせる」のは早すぎますが、「親が受験について知る」のには早すぎることはありません。むしろ、時間に余裕がある1歳のうちこそ、落ち着いて園を比べ、家庭の考えを整理できる時期です。

受験の時期が近づくと、説明会の予約、願書の準備、面接の練習と、やることが次々に出てきます。そのときになって初めて園を調べ始めると、比べる時間が足りず、なんとなく志望園を決めてしまうことにもなりかねません。生まれ年ごとの準備の目安は2025年生まれの子どもの幼稚園受験準備はいつから?でも紹介しています。

まず知っておきたい幼稚園受験の基本

幼稚園には、2年保育(4歳児から)と3年保育(3歳児から)があり、園によっては1年保育や、2歳児から通えるクラスを設けているところもあります。受験は入園の前年の秋から冬に行われることが多く、3年保育なら、お子さまが2歳のときの秋が受験の時期になります。

選考の方法も園によってさまざまです。親子面接だけの園、お子さまの行動観察や考査がある園、願書の提出順や抽選で決める園もあります。こうした違いは、各園の公式サイトや募集要項で確認しましょう。

園選びの5つの視点

視点 確認したいこと 確認の方法
教育方針 園が大切にしていること、保育の特色 公式サイト・説明会
宗教や母体 キリスト教・仏教系か、大学附属か 公式サイト
系列の小学校 内部進学の有無と考え方 公式サイト・説明会
通園 距離・通園バス・送迎の方法 公式サイト・実際に歩く
預かり保育 時間・曜日・長期休みの対応 公式サイト・募集要項

5つの視点のうち、どれを大切にするかはご家庭によって違います。共働きのご家庭なら預かり保育、小学校以降も見据えるなら系列校の有無、というように、わが家にとっての優先順位を決めておくと園選びがぶれません。系列の小学校については系列小学校へ進める園・進めない園、教育方法で選びたい方はモンテッソーリ教育の園まとめも参考になります。

情報の集め方①:公式サイトで事実を確かめる

情報集めの基本は、園の公式サイトです。教育方針、1日の流れ、行事、預かり保育、募集要項など、園が公式に伝えていることを確かめましょう。募集要項は年度ごとに更新されるので、受験の年にもう一度確認する必要があります。

インターネット上には、園についてのさまざまな情報があふれていますが、出どころのはっきりしない情報や古い情報も少なくありません。私は、公式に書かれていることを土台にし、分からないことは説明会で園に直接確かめることをおすすめしています。

情報の集め方②:説明会や公開行事に足を運ぶ

1歳のうちから、気になる園の説明会や運動会、作品展などの公開行事に参加しておくのもよい方法です。受験の年に初めて園を見るより、前の年から見ておくと、園の雰囲気や在園児の様子がよく分かります。

公開行事や園庭開放は、園によって未就園児も参加できる場合があります。お子さまと一緒に参加できる場であれば、園の環境に触れるよい機会になります。参加の可否や予約の方法は、必ず園の案内で確認してください。

情報の集め方③:地域の園を一覧で比べる

通える範囲にどんな園があるのかを一覧で見ると、園ごとの違いがはっきりします。当サイトでは、地域ごとに園を整理した記事を公開しています。

気になる園が見つかったら、園別の記事や公式サイトで詳しく確かめ、自分なりのリストをつくっておきましょう。

リストには、園名と所在地だけでなく、説明会や公開行事がいつごろ行われるか、自宅からどのくらいかかるかも書き添えておくと便利です。翌年に見返したとき、どの時期に何をすればよいかがひと目で分かります。

1歳の今、家庭で大切にしたいこと

1歳のお子さまに、受験のための特別な練習は必要ありません。大切なのは、毎日の生活リズムを整えること、たくさん話しかけること、絵本を読むこと、外で体を動かして遊ぶこと。こうした当たり前の毎日が、2歳以降の準備の土台になります。

手先を使う遊びや、「自分で」の気持ちを育てる関わりも、1歳後半から少しずつ取り入れられます。具体的には巧緻性の記事や生活習慣の自立の記事をご覧ください。

親が今から考えておきたいこと

面接では、ご両親に家庭の教育方針や志望理由をうかがいます。私が面接官だったころ、言葉に重みがあると感じたのは、時間をかけて夫婦で話し合ってきたことが伝わるご家庭でした。

1歳の今から、「どんな子に育ってほしいか」「家族で大切にしていることは何か」を、夫婦で少しずつ話してみてください。答えがすぐに出なくても構いません。お子さまの成長を見ながら考え続けたことが、願書や面接で語るご家庭の言葉になります。話し合ったことは、スマートフォンのメモなどに日付とともに残しておくと、後で読み返したときに考えの変化も分かります。プレ保育や未就園児クラスの募集は1歳から2歳ごろに始まる園もあるので、プレ保育・未就園児クラスの選び方も早めに読んでおくと安心です。受験までの流れは1年間スケジュールの記事にまとめています。

早くから考えるときに気をつけたいこと

早くから受験を意識すると、どうしても周りのお子さまと比べたくなったり、情報を集めすぎて不安になったりすることがあります。1歳から2歳の発達には大きな個人差があり、言葉の早さや歩き始めの時期だけで、その子の力が分かるものではありません。

私が面接官をしていたときも、早くから準備をしてきたご家庭ほど、かえって肩に力が入りすぎてしまう姿を見ることがありました。園が見ているのは、特別な準備の量より、お子さまが安心して過ごしている様子と、ご家庭の落ち着いた関わりです。情報集めはほどほどにして、目の前のお子さまとの時間を何より大切にしてください。受験はあくまで、お子さまに合った園と出会うための手段の一つだと私は考えています。

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元面接官のうみ塾長が、首都圏の幼稚園20園以上の過去の入園考査の内容を見直し、実際によく出てくる場面をもとにまとめたチェックリスト(PDF)です。「生活習慣」「手先の遊び」「ことば・お返事」「指示行動・親子遊び」「体を動かす」「親の準備」の6つのテーマ・60項目に、「練習中」「できた」で印をつけながら、今どこにいるかを確かめられます。

※特定の園の考査内容を示すものではありません。

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まとめ

1歳から幼稚園受験を考えるのは早すぎることではありません。この時期は、お子さまに何かをさせるより、親が受験の基本を知り、通える範囲の園を公式サイトや説明会で確かめ、家庭の方針を考え始めることが大切です。時間に余裕のある今だからこそ、わが家に合う園をじっくり選ぶことができます。

「1歳の今、何から調べればよいか」「わが家に合う園の選び方が分からない」など、ご家庭だけで判断しにくいときは、うみ塾長の個別相談で、お子さまの今の様子をうかがいながら一緒に整理します。受験まで伴走する家庭対策サポートもご用意しており、家庭対策サポートの合格率95%(2024年度)は、ご家庭が早めに準備の方向を決めて積み重ねてくださった結果だと私は考えています。