みどりケ丘幼稚園(東京家政大学附属)に受かる子の特徴|保育の考え方と家庭の準備
「受かる子」とは、何かが特別にできる子のことではありません。園が大切にしている育ちの方向と、家庭の育て方が重なっている子のことだと私は考えています。この記事では、みどりケ丘幼稚園の公式サイトに書かれた保育の考え方をもとに、家庭でできる準備を考えます。
この記事では、園の公式サイトで確認できたことと、幼稚園受験の元面接官としての私の考えを、分けてお伝えします。内容は2026年10月時点で公式サイトを確認したものです。最新の情報は、必ず公式サイトと募集要項でご確認ください。
なお、みどりケ丘幼稚園は「幼稚園型認定こども園」です。幼稚園として通う1号認定と、保育を必要とするご家庭向けの2号認定(保育所枠、区への申し込み)があります。この記事では、幼稚園として入園を目指す1号認定の受験について書いています。
公式サイトに書かれている保育の考え方
公式サイトの園長ごあいさつには、次のようなことが書かれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受け継がれてきたもの | 創立当時からの「自主性」「主体性」を大切にした保育 |
| 園生活 | 子どもが子どもらしく、いきいきのびのびと充実して過ごせる |
| 学び | 好奇心を出発点に、遊びや生活の中での発見や発想を受け止め、考えたり試したり工夫したり相談したりする経験 |
| 感情 | 笑ったり泣いたりぶつかり合ったりする感情の体験に丁寧に寄り添う |
| 多様性 | さまざまな状況・立場の相手を理解し、多様性を受け入れ活かし合う力 |
| 環境 | 緑あふれるキャンパスで心と体が伸びやかに育つ |
沿革のページには、初代主事の川崎千束氏が「幼児一人一人を大切に考え、その幼児の内に持っている能力と性格の芽生えを引き出し、豊かに育つことを願い」という理念のもとに保育を始めたと書かれています。70年以上にわたって受け継がれてきた考え方です。
ここからは私の考えです。園の教育目標と教育方針は公式サイトに画像で掲載されており、ここでは引用していません。説明会や見学会で確かめてください。
ここからは私の考えです。70年以上前の理念と、現在の園長先生の言葉に共通しているのは、「一人一人」と「内から引き出す」という視点です。何かを身につけさせるより、その子の中にあるものを信じて待つ姿勢が、園の根っこにあると感じます。
特徴1:自分で遊びを選び、夢中になれる
ここからは私の考えです。「自主性」「主体性」を大切にする園では、大人に言われて動く子よりも、自分で「やってみたい」と思って動く子が園生活になじみやすいものです。家庭では、遊びを大人が決めすぎず、子どもが選ぶ時間を用意してあげてください。何もすることがなさそうに見える時間も、子どもが自分で遊びを見つける大切な時間です。
公式サイトの施設紹介には、緑豊かな園庭で子どもたちがさまざまな自然と触れ合いながら遊んでいるとあります。家庭でも、公園で砂や水、落ち葉や虫といった自然のものにたっぷり触れる機会を作ってあげてください。
特徴2:発見したことを言葉にできる
ここからは私の考えです。園は「遊びや生活の中での発見や発想を受け止め」ると書いています。「見て、アリが列になってる」「この石、つるつるしてる」といった発見を、家庭でも受け止めてあげましょう。上手に話せる必要はありません。発見を喜び、それに応える大人がいることで、子どもは考えたり試したりすることを楽しむようになります。
特徴3:いろいろな気持ちを経験している
ここからは私の考えです。園は、泣いたりぶつかり合ったりする感情の体験に丁寧に寄り添うとしています。つまり、泣かない子やけんかをしない子を求めているのではありません。悔しい、悲しい、うれしいといった気持ちを家庭で十分に経験し、受け止めてもらっている子は、園でも安心して自分を出せます。気持ちを言葉にする手助けを、日々の生活の中でしてあげてください。
ここからは私の考えです。きょうだいや友だちとのけんかも、園の言葉を借りれば「ぶつかり合う」大切な経験です。すぐに大人が仲裁するのではなく、少し見守ってから「どうしたかったの?」と気持ちを聞いてあげると、自分の気持ちを言葉にする力が育ちます。
特徴4:違う相手を受け入れられる
公式サイトによると、みどりケ丘幼稚園は1号認定と2号認定の子どもが一緒に過ごす認定こども園で、「多様性を受け入れあえるような豊かな人間関係を作る場」をめざしています。大学生のボランティアも日常的にかかわります。
ここからは私の考えです。年齢や立場の違う人と出会う経験は、家庭でも作れます。公園や児童館で年齢の違う子と遊ぶ、祖父母や近所の方とあいさつを交わすといった経験を積んでおきましょう。
特徴5:身の回りのことに自分から取り組める
ここからは私の考えです。週5日の自園給食がある園なので、スプーンやフォークを使って自分で食べる、食べ終わったら「ごちそうさま」を言うなどの習慣は園生活にそのままつながります。靴を脱いでそろえる、脱いだ服をたたむ、トイレに行きたいと伝えるといったことも、できる範囲で自分からやってみる経験を重ねておきましょう。
公式サイトによると、発表会の小道具や衣装は子どもたちと話し合いながら作ります。家庭でも、工作の材料を自由に使える場所を作り、作ったものを飾ってあげると、自分で考えて作る楽しさが育ちます。
家庭で今日からできること
ここからは私の考えです。特別な教材は必要ありません。
- 外で体を動かして遊ぶ時間を毎日つくる
- 子どもの発見に「本当だね」と応える
- 子どもの気持ちを言葉にして返す(「悔しかったね」)
- 食事・着替え・片づけを自分でやってみる機会を作る
- 早寝早起きと朝ごはんで生活リズムを整える
考査に向けた具体的な準備は入園考査の記事でまとめています。
公式サイトによると、園では課外活動は行っていません。習い事で力をつけるよりも、園での遊びと家庭での生活をゆったり楽しむことが、この園の考え方に合っていると私は思います。
保護者に求められること
ここからは私の考えです。公式サイトでは、園と保護者が「両輪」となって子どもの成長を支えるという考えのもと、父母の会が運営されていると書かれています。園長講話や保育講座、学級懇談会、個人面談など、保護者が園の保育を学ぶ機会も多い園です。園の考え方に共感し、一緒に子育てをしていこうという姿勢が、保護者に求められていると私は感じます。説明会や見学会は説明会・見学会の記事をご覧ください。
元面接官が書いた 願書・面接ガイド(PDF)
まとめ
みどりケ丘幼稚園が大切にしているのは、自主性・主体性、遊びを通しての学び、感情の体験への寄り添い、多様性を受け入れる力です。家庭では、子どもが自分で選んで遊ぶ時間、発見や気持ちを受け止める会話、身の回りのことに取り組む経験を重ねることが、そのまま準備になります。全体像は受験ガイド総まとめでご確認ください。
「わが子の様子をもとに、家庭でできる準備を一緒に考えたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。
出典:東京家政大学附属みどりケ丘幼稚園 公式サイト(2026年10月確認)
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