もみじ幼稚園(本郷学園)に受かる子の特徴|根の教育と教育目標から考える家庭の準備
「受かる子」と聞くと、特別な練習や早期教育を思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし、もみじ幼稚園が公式サイトで語っているのは、遊びを通して人としての根元を育てるという考え方です。
この記事では、園の公式サイトと令和9年度募集要項で確認できたことと、幼稚園受験の元面接官としての私の考えを、分けてお伝えします。内容は2026年10月時点で公式サイトを確認したものです。最新の情報は、必ず公式サイトと募集要項でご確認ください。
公式サイトに書かれている園の考え方
公式サイトによると、もみじ幼稚園は初代園長の徳川宗敬先生の「幼児教育こそが大樹に育つための“根の教育”であり、自ら伸びようとしているその力を、慈しみ育てることが幼稚園の役目である」という方針をもとに保育をしています。林学がご専門だった徳川先生は「苗木を植える時、根が充分に育つように土を掘り後は根元を踏み固める」と話されたそうです。
園長先生のごあいさつにも、幼児期の子どもたちにとっては「遊び」こそが「学び」であり、好きな遊びを見つけて夢中になることが大切な経験だと書かれています。園が合格基準を公表していない以上、この考え方こそが、園が子どもに望む姿を知る一番の手がかりだと私は考えています。
5つの教育目標と家庭での準備
| 教育目標(公式サイト) | 家庭での準備(私の考え) |
|---|---|
| 心身共に健康で、幼稚園生活を楽しむ | 早寝早起き、朝ごはん、毎日の外遊び |
| 友達と仲よく遊ぶ | 公園や児童館で順番を待つ、貸し借りをする経験 |
| 自分で考えて行動する | 身の回りのことを自分でやる、遊びを自分で選ぶ |
| いろいろなことに興味を持つ | 散歩や絵本で「なんだろう」を一緒に楽しむ |
| 思ったことや感じたことなどを表現する | 楽しかったこと、嫌だったことを自分の言葉で話す |
特徴1:外で体を動かして遊ぶのが好き
公式サイトの特長ページには、豊かな自然に囲まれた土の園庭で体をたくさん動かし、心も体も元気に育っていくと書かれています。池を覗き込む子、鉄棒に挑戦する子、はだしになって泥んこになる子の姿が紹介されています。
私の考えでは、汚れることを嫌がらず、外で思いきり遊べることが、この園で楽しく過ごせる土台です。天気のよい日は公園で、砂や泥、虫や草花に触れる時間をつくってあげてください。
特徴2:好きな遊びに夢中になれる
公式サイトには、子どもたちは自分で好きな遊びを見つけ、夢中になって遊ぶ体験をする中で、いろいろなことに興味を持ち、自分で考えたり工夫したりする力が育つと書かれています。1日の流れを見ても、「好きな遊びをする」時間が午前と午後にしっかり取られています。
家庭では、大人が遊びを次々と用意するのではなく、お子さんが選んだ遊びをじっくり続けられる時間を大切にしてください。途中で手を出したくなっても、まずは見守ることが、自分で考える力を育てます。
特徴3:友達とのやりとりができる
年中組の説明には、気の合う友達と出会い「一緒に過ごしたい」という気持ちが強くなること、年長組では自分の思いや考えを伝え、相手の思いも聞けるようになることが書かれています。先生は子どもたちの小さなトラブルに対して、それぞれの話を丁寧に聞くとも紹介されています。
入園前から完璧に仲よくできる必要はありません。「どうぞ」「ありがとう」「ごめんね」を家族の中で自然に使うこと、取り合いになったときに親が両方の気持ちを言葉にしてあげることが、やりとりの土台になります。
特徴4:身の回りのことを自分でやろうとする
1日の流れには、朝の仕度、片付け、お弁当の仕度、トイレ・手洗い・うがい、帰りの仕度と、子どもが自分で行う場面がいくつも出てきます。「年少組の子どもたちも頑張って朝の仕度をします」と書かれています。
靴の脱ぎ履き、上着の着脱、カバンから物を出す、手を洗う。こうしたことを「やってあげる」から「見守って待つ」に切り替えていくのが、入園前の家庭でできる一番の準備だと私は考えています。
特徴5:自分の気持ちを言葉にできる
教育目標の5つ目は「思ったことや感じたことなどを表現する」です。上手に話す必要はありません。「楽しかった」「いやだった」「もっとやりたい」を自分の言葉で言えること、そして親がそれを最後まで聞くことが大切です。
入園面接は保護者同伴ですが、内容は公式に書かれていません。言葉の練習というより、ふだんから気持ちを聞いてもらっている安心感が、初めての場所での落ち着きにつながります。面接の準備はもみじ幼稚園の入園面接でまとめています。
保護者に求められること
ここからは私の考えです。公式サイトの教育方針には「おうちの皆様とご一緒に子どもたちを見守り育てていきたい」とあり、通園バスを設けずに「おうちの方と一緒に登園することを大事にしています」とも書かれています。懇談会は年4回、個人面談は年2回、保育参観日も年に複数回あります。
つまり、この園は保護者が園と一緒に子どもを育てることを前提にしています。園の方針を理解し、家庭でも「根を育てる」という考え方を共有できるご家庭が、園に合っていると私は考えます。元面接官として見てきた中でも、園の考え方を自分たちの言葉で語れるご家庭は、願書にも当日の様子にもそれが自然と表れていました。
入園までの家庭での過ごし方
ここからは私の考えです。特別な教室に通う必要はありません。毎日の生活の中で、外遊び、身の回りのこと、気持ちを言葉にすること、この3つを少しずつ積み重ねてください。未就園児クラス「ちゅうりっぷ組」や園庭開放、公開行事に参加して、園の空気に親子で慣れておくのもよい方法です。説明会や行事についてはもみじ幼稚園の説明会・公開行事をご覧ください。
年の近いきょうだいがいるご家庭では、上の子のまねをして自然と身の回りのことができるようになることもありますし、一人っ子のご家庭では、親との時間の中でじっくり気持ちを言葉にする力が育つこともあります。ご家庭ごとに育ち方は違って当たり前です。ほかのお子さんと比べるのではなく、わが子がこの半年でできるようになったことを数えてみてください。
そして何より、「今日も楽しかった!」「明日も来たい!」と園長先生が願う姿は、家庭が安心できる場所であってこそ育ちます。受験の準備が親子の緊張にならないよう、楽しみながら進めていきましょう。
元面接官が書いた 願書・面接ガイド(PDF)
まとめ
もみじ幼稚園は合格基準を公表していませんが、「根の教育」と5つの教育目標から、外で元気に遊び、好きな遊びに夢中になり、友達とやりとりし、身の回りのことを自分でやり、気持ちを言葉にできる子どもの姿が読み取れます。どれも毎日の暮らしで育つ力です。全体の流れはもみじ幼稚園の受験ガイド総まとめでご確認いただけます。
「わが子の良さをどう伸ばせばよいか相談したい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。
出典:もみじ幼稚園 公式サイト・令和9年度園児募集要項(2026年10月確認)
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