福岡インターナショナルスクール幼児部(早良区百道)|入学の流れと受験準備
福岡インターナショナルスクール(Fukuoka International School、略してFIS)は、福岡市早良区百道(ももち)にあるインターナショナルスクールです。この記事では、3歳から入れる幼児教育の学年(アーリーイヤーズ)とキンダーガーテンに絞ってお伝えします。
内容は2026年10月8日に私が公式サイトを読んで確認したものです。福岡のほかの園とあわせて比べたい方は、福岡のインターナショナルプリスクールの選び方をご覧ください。
どんな学校か
公式サイトによると、FISは1972年、板付の米空軍基地にあった学校が閉じたことをきっかけに生まれました。1990年に今の百道の校舎へ移り、本校舎と、歩いて4分ほどの第2キャンパス(アネックス)の2か所で学んでいます。
国際バカロレア(IB)の認定校で、3歳から18歳までが通います。幼児の学年は、IBの初等教育プログラム(PYP)の中に置かれ、小学校の部(幼児教育から小学5年生まで)に含まれると紹介されています。
学年の分け方
入学の方針のページでは、3歳から6歳の子は、その年度の9月1日時点の年齢で学年が決まると書かれています。3歳と4歳はアーリーイヤーズ、5歳はキンダーガーテン、6歳は1年生です。年度の始まりが日本の4月とは違う点に気をつけてください。
トイレトレーニングが終わっていることも条件です。下着で過ごせることが求められ、トレーニングパンツの場合は終わったとはみなさない、と明記されています。
学びの方針と1日の過ごし方
小学校の部のページでは、学習と遊びとケアのバランスをとり、年齢や発達に合わせて教えることが説明されています。探究型の授業、少人数のクラス、誰もが受け入れられる共同体を特長としてあげています。FAQには、小学校の部の生徒と教員の比率はおよそ7対1とあります。
授業時間は、小学校の部が8時20分から15時までとFAQに書かれています。15時20分以降は学校の見守りがないことも書かれています。給食は外部の業者によるもので、利用するかどうかを選べます。幼児の学年だけの時間割は、私が読んだ範囲では見つけられませんでした。
英語と保護者の英語
FAQでは、就学前の子どもには英語力の条件はないとされています。英語が母語でない子は、クラス分けのための英語の判定を受け、必要なら英語学習の支援(ELL)を受けます。
一方で、学校からの連絡はすべて英語のため、保護者のうち少なくとも1人はある程度の英語力が大切だと書かれています。入学後は、バイリンガルのスタッフが翻訳を手伝うそうです。
入学までの流れ
公式サイトの出願・入学の方針・FAQで確認できたことをまとめます。
- 見学:出願の前の学校見学がすすめられており、予約のページがあります。
- 出願:必要書類の提出と、所定の費用の支払いがあります。学年度の途中でも、4月上旬までは受け付けていると書かれています。
- 面接など:面接は本人と保護者が対象で、できれば保護者全員と会いたいとあります。合否を決める入学試験は行っていないとFAQにあります。
- 待機リスト:学年によっては定員に達しており、書類がそろった時点で待機リストに登録されます。
優先順位の仕組み
ここはとくに大切です。FISは、仕事のために日本に住む外国人の家庭を支えることを主な役目としており、入学と待機リストに優先順位を設けています。会社の異動で来た家庭、外国籍の生徒、二重国籍の生徒、ほかのインターナショナルスクールから戻る日本人生徒、日本人生徒の順です。日本国籍の家庭も出願はできますが、順位がいちばん後になる点は知っておいてください。また、入学すると最低1年間の在籍が求められます。
FAQには、日本国籍の子は小学1年生から中学3年生まで日本の学校に通う義務があり、例外には特別な手続きがいる、とも書かれています。費用は、学費のページでご確認ください。
小学校受験・幼稚園受験を考えるご家庭が先に決めておくこと
ここからは私の考えです。FISがこうだ、というお話ではありません。英語で過ごす園を考えるご家庭に、私が一般にお伝えしていることです。
志望する学校の方向を決める
英語で過ごした経験は、英語に力を入れている小学校には、志望理由としてつながりやすいと私は考えています。園で育ててきたことの続きを、その学校で、と話せるからです。
一方、英語を特色にしていない学校を志望する場合は、「なぜ英語の園に通っていたのに本校なのですか」と聞かれても答えられるようにしておく必要があります。園を選んだ理由と学校を選ぶ理由を、ひとつの家庭の方針として話せるよう、ご夫婦で話し合ってください。考え方はプリスクールから小学校受験はできる?でくわしくお話ししています。
集団で動く経験がどのくらいあるかを確かめる
並ぶ、座る、待つ、指示を最後まで聞いてから動く。受験の行動観察では、こうした姿が見られます。見学では、子どもたちが集まって先生の話を聞く場面を見てください。足りないと感じたら、食事の間は座っている、順番を待つといったことを、ご家庭で補えます。
平日の夕方と週末の時間を書き出す
預ける時間が長いほど、家庭で準備に使える時間は短くなります。降園から寝るまでに何分あるか、週末にどのくらい使えるかを、入園を決める前に紙に書き出してください。授業の終わりが15時台でも、通学に時間がかかれば、夕方に使える時間は短くなります。
この学校は高校まで続きます。幼児の学年だけ通って日本の小学校を受けるのか、そのまま進むのかで、準備は大きく変わります。入学の前に、ご家庭の考えをはっきりさせておいてください。
見学・説明会で聞く質問
- わが家の子の生まれ月だと、どの学年に入ることになりますか。
- 今、希望する学年の待機リストには何人くらいいますか。
- 幼児の学年の1日の時間割を教えてください。
- 座って先生の話を聞く時間は、1日にどのくらいありますか。
- 日本の小学校へ進んだご家庭は、これまでにいらっしゃいますか。
ご家庭でできること3つ
- 優先順位と在籍の条件を確かめる。日本国籍の家庭の順番と、最低1年の在籍を前提に、通える期間を考えます。
- 見学で集団の場面を見る。座る、並ぶ、待つ場面がどのくらいあるかを確かめます。
- 1週間の時間割を作る。降園後と週末に、家庭で使える時間を書き出します。
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プリスクールから受験を考えるご家庭へ
「なぜプリスクールから本園なのか」を、願書と面接でどう伝えるか。並ぶ・座る・待つといった集団での動きを、家庭でどう補うか。長い保育時間の中で、準備の時間をどう作るか。幼稚園受験の元面接官・うみ塾長が、ご家庭ごとに一緒に整理します。
まとめ
福岡インターナショナルスクールの幼児の学年は、福岡市早良区百道にある、3歳から18歳までが通うIB校の入り口です。学年は9月1日時点の年齢で決まり、トイレトレーニングの完了が条件です。合否を決める入学試験はありませんが、入学には優先順位があり、日本国籍の家庭は最後の順位になります。
日本の小学校受験も考えるご家庭は、志望する学校の方向、集団で動く経験、家庭で使える時間の3つを、出願の前に決めておいてください。最新は公式サイトでご確認ください。
「わが家に合った園選びと準備の進め方を知りたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。
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