プリスクールで後悔しないために|デメリットと入園前に決めておくこと
「プリスクール 後悔」「プリスクール デメリット」と調べている方は、すでに気になる園があり、最後のひと押しを探しているのだと思います。不安になるのは、しっかり考えている証拠です。
この記事では、特定の園の話はしません。元面接官として、受験を考えるご家庭が「先に決めておけばよかった」と感じやすい場面を6つに分け、それぞれに、入園前に確かめることと、家庭で補えることを添えました。内容は2026年10月時点の私の考えです。園ごとの事実は、必ずその園に確かめてください。
後悔は「園」より「決めていなかったこと」から生まれる
私が保護者の方とお話ししていて感じるのは、後悔のもとは園そのものより、入る前に決めていなかったことにある、ということです。小学校をどうするか。日本語をどこで育てるか。夕方の時間をどう使うか。ここが決まっていれば、同じ園でも受け止め方が変わります。
ですから、デメリットを数えて園をあきらめる必要はありません。ひとつずつ、先に手を打てるかを見ていきましょう。
場面1 日本語の力が気になりはじめたとき
英語で過ごす時間が長いと、年中・年長のころに、日本語で順序立てて話す力が気になることがあります。面接では、お子さんが自分の言葉で答える場面があります。
入園前に確かめること
- 日本語にふれる時間が、週にどのくらいあるか
- 絵本やひらがなに、園でふれる機会があるか
家庭で補えること
毎日、日本語で話す時間をつくってください。夕食のときに「今日いちばん楽しかったこと」を順番に話してもらうだけで十分です。寝る前の日本語の絵本も助けになります。
場面2 集団での動きを求められたとき
日本の小学校受験では、並ぶ、座る、待つ、指示を聞いて動く、といった姿が見られます。園によって、こうした経験の量は違います。のびのび過ごす園がいけないのではありません。経験の量を知らずにいることが、あとで困るもとになります。
入園前に確かめること
- みんなで座って話を聞く時間が、1日にどのくらいあるか
- 順番を待つ、列で移動する、といった場面があるか
家庭で補えること
食事のあいだは座る。お店で順番を待つ。お願いを2つ続けて聞いて動く。ふだんの暮らしの中で、少しずつ練習できます。
場面3 願書に志望理由を書くとき
小学校を決めないまま入園すると、年長になって志望理由がつながらない、ということが起こります。いちばん後悔の声を聞きやすいのは、ここです。
英語に力を入れている小学校には、プリスクールでの経験がつながりやすいと私は考えています。そうではない小学校を受けるなら、「なぜプリスクールに通っていたのに本校なのか」を言える必要があります。
入園前に決めておくこと
- 卒園後は、日本の私立・国立小学校、公立小学校、インターナショナルスクールのどれを考えるか
- まだ決めきれないなら、いつまでに決めるか
家庭で補えること
「なぜこの園を選んだのか」を、ご夫婦で一度、紙に書いてください。英語のため、だけで終わらせず、どんな子に育ってほしいかまで言葉にしておくと、どの小学校を受けるときにも土台になります。幼稚園受験に切りかえる場合はプリスクールから受験幼稚園へをご覧ください。
場面4 家庭で準備する時間が足りないとき
長い時間あずかってもらえるのは、働くご家庭にとって大きな助けです。そのぶん、家庭で受験の準備をする時間は取りにくくなります。
入園前に確かめること
- お迎えの時間と、帰宅してから寝るまでの時間
- 短い時間の利用に変えられるか
家庭で補えること
平日の夕方と週末に使える時間を、先に書き出してください。平日は15分だけ、週末にまとめて、という形でも続けられます。進め方は通いながら受験はできる?でくわしくお話ししています。
場面5 卒園して英語から離れたとき
卒園後に英語を使う場がなくなると、「せっかく身についたのに」と感じる方がいます。
入園前に確かめること
- 卒園生向けのクラスや、小学生のコースがあるか
- 進む小学校で、英語をどのくらい学べるか
家庭で補えること
英語の本や歌を、暮らしの中に少し残しておいてください。たくさんでなくてかまいません。週に何回、と決めて細く長く続けるほうが、力は残りやすいと私は考えています。
場面6 費用と送迎が負担になったとき
金額は園によって大きく違いますので、ここでは書きません。大切なのは、何にお金がかかるのかを先に知っておくことです。
入園前に確かめること(費用の項目)
- 入園のときにかかるもの
- 毎月の保育料
- 教材、制服、行事にかかるもの
- 給食やお弁当、延長、送迎バス
- 夏や冬の特別なプログラム
- 受験をするなら、塾や教室にかかるもの
無償化などの制度は、園の種類やお住まいの地域で扱いが変わります。園と自治体の両方にご確認ください。
入園前に確かめること(通い続けられるか)
- 雨の日や、下のお子さんを連れた日の送迎を、実際に試してみる
- お迎えに行ける人が、ご家庭に何人いるか
- 塾や教室に通う日は、移動が間に合うか
家庭で補えること
卒園までにかかる総額と、送迎の分担を、ご夫婦で一度話し合ってください。無理のない形にしておくことが、いちばんの備えです。
入園前に決めておくこと6つ
- 卒園後の小学校の方向
- 日本語を育てる家庭の時間
- 集団での動きを補う場面
- 平日の夕方と週末の使い方
- 卒園後の英語の続け方
- 費用の項目と、送迎の分担
6つすべてに答えが出なくてもかまいません。「ここはまだ決めていない」と分かっているだけで、後悔はずっと小さくなります。
あわせて読みたい:プリスクールから小学校受験|元面接官が教える準備の始め方と時期とは
あわせて読みたい:プリスクールの費用の見方|金額より先に確かめたい項目と無償化の確認
プリスクールから受験を考えるご家庭へ
「なぜプリスクールから本園なのか」を、願書と面接でどう伝えるか。並ぶ・座る・待つといった集団での動きを、家庭でどう補うか。長い保育時間の中で、準備の時間をどう作るか。幼稚園受験の元面接官・うみ塾長が、ご家庭ごとに一緒に整理します。
まとめ
プリスクールを選ぶこと自体は、受験で不利にはなりません。面接官が聞きたいのは、どの園に通ったかより、なぜその園を選び、ご家庭で何を大切にしてきたかです。理由を言葉にできていれば、プリスクールでの毎日は、お子さんの強みとして伝わります。
お受験幼稚園とどちらにするか迷っている方は、お受験幼稚園とプリスクールの比較も合わせてお読みください。東京で園を探している方は東京のインターナショナルプリスクールの選び方、入園の面談に備えたい方はキッズデュオインターナショナルの面接と考査で見られることも参考にしてください。
「わが家に合った園選びと準備の進め方を知りたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。
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