ママ
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男の子でも受けられる幼稚園はありますか?入園できれば、そのまま系列の小学校にも進めますか?
うみ塾長
うみ塾長
男の子が受けられる園は複数ありますが、入園できることと系列小学校へ進めることは別の話です。男児の募集枠、系列小学校への道、卒園後の進路の3つを順に確認してください。

幼稚園受験を調べ始めたとき、男の子のご家庭が最初につまずくのが「男の子はどの園を受けられるのか」という問題です。女子校の系列幼稚園の中には、幼稚園だけは男の子も募集している園があります。

ただし、男の子も入園できることと、その先の系列小学校へ進めることは同じではありません。この記事では、男の子が受けられる幼稚園を「男児の募集枠」「系列小学校へ進む道があるか」「入園後にご家庭で小学校の進路を選ぶ必要があるか」の3つの視点で整理します。募集人数や日程は毎年変わりますので、最新は募集要項でご確認ください。

動画でも解説しています。


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男の子の幼稚園選びで見る3つの視点

1つ目は、男児の募集枠です。男児の人数が明示されている園もあれば、「男児若干名」としか示されていない園もあります。

2つ目は、系列小学校へ進む道があるかどうかです。道が示されている園でも、男の子がその制度の対象かどうかは別の話になります。

3つ目は、入園後にご家庭で小学校の進路を選ぶ必要があるかどうかです。幼稚園の合格だけを見るのではなく、その先の小学校まで考えて志望園を選ぶことが大切です。

系列の小学校へ進む道がある園

まずは、幼稚園から小学校へつながる道がある園です。

暁星幼稚園

暁星幼稚園は2年保育で、男児40名、女児10名を募集しています。男児の募集人数が明確に示され、枠も大きい園です。男児には、同じ暁星学園の暁星小学校へつながる環境があります。

ただし、幼稚園から小学校への進学条件や割合については、現在の公式サイトでは詳しく公表されていません。受験年度の説明会や配付資料で必ず確認してください。なお、暁星小学校は男子校ですので、女児は別の小学校への進学を考えることになります。

学習院幼稚園

学習院幼稚園は2年保育で、男女各26名、計52名の募集です。男の子と女の子を同じ人数募集する園で、幼稚園の推薦により学習院初等科へ進学します。

自由でのびのびとした中にも、正しい生活習慣や礼儀、思いやりを育てることを大切にしている園です。一貫教育や共学の環境をなぜお子様に選びたいのか、ご家庭の言葉で語れるようにしておきましょう。

青山学院幼稚園

青山学院幼稚園は3年保育で、男児20名、女児20名の計40名です。公式サイトには、幼稚園と初等部への入園・入学者は、ほぼ全員が上級の学校へ進学すると示されています。幼稚園から青山学院の一貫教育の中で育っていく道が、公式に示されている園です。

ただし、具体的な進学手続きや条件は、受験年度の説明会や資料で確認してください。また、暁星や学習院の2年保育より1年早い時期に受験を迎える点にも注意が必要です。

桐朋幼稚園

桐朋幼稚園は3年保育で、募集は26名です。公式に、桐朋小学校への推薦を受けられる制度が設けられています。

一方で、通園区域や通園時間には細かな条件があります。指定地域から、自転車や自家用車を使わない通園方法で60分以内であることなどが定められています。現在指定区域外に住んでいても受験は可能ですが、合格した場合は園の承認を得たうえで、入園前までに指定区域内へ転居する必要があります。地域や交通機関の条件は変わる可能性があるため、受験年度の募集要項で確認してください。

男児の枠はあるが、系列小学校には進めない園

ここが、いちばん誤解の多いところです。

雙葉小学校附属幼稚園

小学校以上は女子校ですが、幼稚園だけは共学で、応募資格も「男女児」と公式に明記されています。男の子も入れます。ただし雙葉小学校は女子校ですので、男の子は系列の小学校には進学できません。

東洋英和幼稚園

東洋英和幼稚園は、3年保育で女児30名、男児若干名、全体で約50名を募集しています。2年保育は男児若干名のみです。

注意したいのは、「全体が約50名だから男児は約20名」と単純に計算しないことです。公式にはあくまで「男児若干名」とされ、具体的な人数は公表されていません。また、系列の小学部は女子のみのため、男児は内部進学できません。男の子のご家庭は、それでも幼児期を東洋英和で過ごしたい理由を明確にしておく必要があります。

日本女子大学附属豊明幼稚園

日本女子大学附属豊明幼稚園は、3年保育で女児60名、男児24名、計84名です。男児24名と人数が明示されており、共学の私立幼稚園の中でも男児枠が比較的大きい園です。

女児は、保護者が進学を申請した場合、原則として附属豊明小学校へ推薦されます。一方、男児はこの内部推薦の対象ではありません。そのため男の子のご家庭は、入園後も、ご家庭で小学校の進路を選ぶことになります。

この3園のうち東洋英和と豊明については、別の記事でも詳しく解説しています。あわせて読むと比較しやすくなります。【東洋英和幼稚園】合格する願書の書き方をプロが解説/【日本女子大学附属豊明幼稚園】合格する願書の書き方をプロが解説

系列小学校を持たない共学園

次は、そもそも系列小学校がない園です。

若葉会幼稚園

若葉会幼稚園は、3年保育で男女あわせて約54名を募集しています。2年保育の募集はありません。系列の小学校は設置しておらず、卒園後の進路はご家庭ごとに選ぶことになります。小学校への進学状況は、現在の公式サイトでは公表されていません。

進学のことだけで園を選ぶのではなく、若葉会が大切にする生活習慣や自立自助の教育を、なぜ幼児期に受けたいのかを考えることが大切です。なお、園の周辺は道路事情から、自動車での来園や園前での車の乗り降りが厳しく制限されています。通園方法は必ず園にご確認ください。

枝光会3園(附属・駒場・枝光学園)

枝光会附属、枝光会駒場、枝光学園の3園は、学校法人枝光学園が運営するカトリックの姉妹園です。法人として系列小学校は設置しておらず、卒園後はご家庭ごとに小学校の進路を選ぶことになります。募集する保育年数や日程は園ごとに違いますので、3園それぞれの募集要項を確認してください。

系列小学校がない園では、幼稚園の数年間で「何を身につけさせたいのか」を、ご家庭ではっきり持っていることが求められます。

国立大学附属幼稚園という選択肢

国立大学の附属幼稚園は、私立幼稚園とは費用だけでなく、園の使命や選考方法も異なります。大学附属の研究・実習の場であること、通園区域が細かく決められていること、選考に抽選が含まれることを理解して検討する必要があります。

お茶の水女子大学附属幼稚園

お茶の水女子大学附属幼稚園は、大学附属園として、幼児教育の研究や学生の実習を担うことを公式に掲げています。男女ともに募集がありますが、3年保育と2年保育の募集人数、抽選の回数や順番は、年度の募集要項で示されます。通園できる地域も細かく指定されていますので、最新の指定地域、募集人数、選考方法を確認してください。附属小学校への進学制度は、公開サイトだけで判断せず、説明会や正式資料で確認することが大切です。

東京学芸大学附属幼稚園 竹早園舎

竹早園舎は2年保育で、近年の募集は男児15名、女児15名です。選考は、まず発育総合調査を行い、その通過者が抽選へ進む形です。東京都23区内に保護者とともに居住し、徒歩または公共交通機関を利用して、所定の時間内で通園できることが求められます。詳しくは、こちらの記事も参考にしてください。【東京学芸大学附属幼稚園竹早園舎】通園区域は?23区内の条件と35分ルールをプロが解説

男の子の受験で押さえたい3つのこと

1つ目は、男児の募集枠を先に確認すること

暁星の男児40名、豊明の男児24名のように、人数が明示されている園があります。一方で、東洋英和のように「男児若干名」とだけ示され、具体的な人数が公表されていない園もあります。公表されていない人数を、全体の募集人数から逆算しないでください。公式に示されている数字だけを根拠に、併願の組み立てを考えましょう。

2つ目は、小学校の進路を、幼稚園を決める前に話し合うこと

系列小学校がない園では、卒園後の進路をご家庭で選ぶことになります。私立や国立の小学校を受験するのか、地域の小学校へ進むのか。幼稚園に入ってから慌てて考えるのではなく、幼稚園を選ぶ段階で、ご夫婦の方向性を話し合っておくことが大切です。

3つ目は、園ごとに親子分離の形を確認すること

男の子の募集人数が同じでも、考査の形は園によって大きく違います。学習院や豊明、若葉会のこれまでの考査では、お子様が親御様と離れて課題に取り組む時間が見られました。一方、青山学院や桐朋のように、親御様と同じ場所で遊ぶ時間を大切にする園もあります。

大切なのは、無理に離れる練習をすることではありません。当日の流れを事前に伝える。親御様が不安な表情を見せすぎない。戻ってきたときには結果を問い詰めず、落ち着いて受け止める。お子様が安心して先生についていける関係を、日頃からつくっておいてください。なお、考査の内容や時間は年度によって変わることがあります。

園の比較表

分類 園 男児について 系列小学校
道がある 暁星 男児40名(2年保育) 暁星小学校(条件・割合は要確認)
道がある 学習院 男女各26名(2年保育) 推薦により初等科へ
道がある 青山学院 男児20名(3年保育) ほぼ全員が上級校へと公式に記載
道がある 桐朋 募集26名(3年保育) 桐朋小学校への推薦制度
進めない 雙葉 男女児を募集 女子校のため進学できない
進めない 東洋英和 男児若干名 小学部は女子のみ
進めない 豊明 男児24名(3年保育) 推薦の対象は女児
設置なし 若葉会・枝光会3園 園ごとに確認 系列小学校なし

まとめ

男の子が受けられる幼稚園でも、その先の小学校への道筋は同じではありません。学習院、青山学院、桐朋には、系列小学校へつながる制度や一貫教育の道が公式に示されています。暁星にも系列小学校がありますが、進学条件や割合は受験年度の資料で確認が必要です。

雙葉、東洋英和、豊明は幼稚園に男児枠がありますが、系列小学校は女子校、または女児のみが推薦対象です。若葉会と枝光会の3園は系列小学校を設置していません。国立の附属幼稚園は、通園区域と抽選を含む選考方法の確認が欠かせません。

男の子の幼稚園受験は、受けられる園を探すだけでは足りません。幼稚園卒園後にどのような小学校の進路を考えるのか。そのうえで、幼児期をどの園で過ごすことに意味を感じるのか。この順番で、ご家庭の方針を整理してください。

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