【新渡戸文化子ども園】受かる子・家庭の特徴は?合格に近づく準備をプロが解説
新渡戸文化子ども園は、親子面接と行動観察で選考する、方針のはっきりした園です。「受かる子」というより「新渡戸に合う子・合う家庭」という見方が近いと考えられます。
新渡戸文化子ども園は、東京都中野区本町にある私立の幼稚園で、1946年に創立されました。新渡戸稲造の理念を受け継ぐ新渡戸文化学園の一員で、「全ての主語は子どもたち」を掲げています。メトロの東高円寺駅・新中野駅から徒歩7分ほどです。選考は親子面接と行動観察で、学科的な考査は行われません。倍率は公表されていないため、数字を追うより、園の考え方にご家庭が共感できるかを大切にしましょう。
子どもに育てておきたいこと
- やりたい遊びや活動に、自分から向かえる
- 自分のことを自分でやろうとする
- 初めての場所でも、自分らしく過ごせる
- 保護者と一緒に、落ち着いて取り組める
- 友だちや大人と、自然に関われる
これらは訓練で仕込むものではなく、日々の暮らしの中で育つものです。園が大切にする「自分で決める」という姿勢は、家庭でどれだけ子どもに任せているかがそのまま表れます。
行動観察の具体的な課題は公表されていませんが、遊びや活動の中での子どもの様子を見るものと考えられます。訓練で仕上げた姿より、自分から活動に向かえるか、まわりの子と自然に関われるかといった、ふだんの姿が表れます。公園や児童館、園の公開行事などで、いろいろな場所や人に触れる経験を重ねておくことが土台になります。親子面接では、お子さんが声をかけられる場面もあると考えられます。名前や好きな遊びを自分の言葉で話せれば十分で、作り込んだ受け答えより自然体が大切です。
家庭に問われること
新渡戸文化子ども園は、プロジェクト保育・食育・多彩なアフタープログラム・幼小連携と、特色のはっきりした園です。この環境に共感し、活かしたいと思えるかどうかが、親子面接で自然と表れると考えられます。共働きで預かりを活用したい家庭にも、じっくり関わりたい家庭にも合う、柔軟な環境です。
面接では「なぜ新渡戸なのか」がやわらかく問われると考えられます。園は、初代校長の新渡戸稲造が語った「教育とは、新しい知識を得たいという気持ちを起こさせること」という考えを受け継いでいます。答えを暗記するのではなく、ご夫婦で園の方針をどう受け止めているかを話し合い、家庭の本音を整理しておくことが、いちばんの準備になります。具体的な質問例は公表されていないため、「子どもが自分で決めて取り組むプロジェクト保育をどう受け止めているか」「給食・アフタープログラム・預かりまで園内で整う環境をどう活かしたいか」といったテーマを、言葉にしておくとよいでしょう。
新渡戸文化小学校への内部進学は、幼稚園と小学校が連携する環境の魅力のひとつです。小学校の教師による出前授業や交流の機会もあります。一方で、小学校への進学を前提に園を選ぶのではなく、まずは今の園での育ちに共感できるかを軸に考えることが大切です。
まずやること
- 公開保育・園庭開放・アフタープログラム見学会に足を運ぶ
- 「子どもが主語」「自律型学習者」という園の方針を、家庭の言葉にしておく
- ふだんから、子どもに自分のことを任せる
- 新渡戸文化小学校まで見据えた志望理由を、夫婦で整理する
選考までの流れ
募集要項の例では、願書の配付は10月15日から、願書の受付と親子面接・行動観察、合格発表は同じ11月1日で、入園手続は11月1日から3日でした。選考料は8,000円です。募集は3年保育が男女約20名、2年保育が約10名、1年保育が若干名です。受付から合格発表までが1日で進むため、当日は一日空けておきましょう。面接では、共働きで預かりを活用したい家庭も、じっくり関わりたい家庭も、それぞれの暮らしの中で園の環境をどう活かしたいかを具体的に話せると、考えが伝わりやすくなります。日程や金額は年度で変わるので、最新は募集要項でご確認ください。
元面接官が書いた 願書・面接ガイド(PDF)
園を知る機会と日々の暮らし
園には、公開保育、園庭開放、プレ保育、アフタープログラム見学会、運動会、新渡戸祭など、園を知る機会が豊富にあります。1・2歳児のクラスもあり、早くから園に親しめます。園庭は土や天然芝、菜園、イングリッシュガーデンなど多彩で、公開行事では、子どもが自分から活動を選んでいるか、先生がどう見守っているか、給食や食育の様子はどうかを見ておきましょう。
日々の暮らしの面では、保育時間は月曜から金曜の9時から14時で、土曜は休園です。預かり保育は7時30分から19時までで、長期休暇中も開園しています。給食は月曜から金曜まであり、和食中心です。バレエや英会話、サッカー、プログラミングなどのアフタープログラムも園内で受けられます。制服と制帽があり、通園バスはありません。保育料のほかに教育充実費や給食費、施設費などがかかり、月々の目安は8万円前後とされています。きょうだいが在園生や卒園生の場合の減額制度もあります。金額は変わることがあるため、最新は募集要項でご確認ください。
園の特色であるプロジェクト保育では、年少のころから日常生活の中で自己決定を重ね、子どもの自己肯定感と自律を育てていきます。食育では、和食中心で無添加の給食が出されます。こうした日々の保育を公開行事で実際に見て、お子さん自身が「ここで遊びたい」と感じるかどうかも、判断の大切な材料になります。未就園児のうちから1・2歳児クラスや公開保育に通っておくと、お子さんも保護者も、園の雰囲気にゆっくり慣れていけます。
「わが家に合った準備の進め方を知りたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。
▶ 新渡戸文化子ども園の受験ガイド総まとめ(倍率・学費・考査・面接など)はこちら
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