ママ
ママ
横浜の山手にあるSaint Maur International Schoolのモンテッソーリの園が気になっています。日本の小学校受験も考えているのですが、合うのでしょうか。
うみ塾長
うみ塾長
高校まである歴史の長いインターナショナルスクールの、幼児の部門です。年齢をまぜたクラスで過ごすなど、日本の幼稚園とは形が違いますので、公式サイトで確かめたことと、受験を考えるご家庭が先に考えておきたいことを分けてお話しします。

Saint Maur International School(セント・モール)は、横浜市中区山手町にあるインターナショナルスクールです。この記事では、いちばん下の部門にあたる「Montessori Pre-School and Kindergarten」(モンテッソーリの幼児部門)に絞ってお伝えします。

内容は2026年10月8日に私が公式サイト(英語)を読んで確認したものです。神奈川のほかの園とあわせて比べたい方は、神奈川のインターナショナルプリスクールの選び方をご覧ください。

園選びや受験準備に不安がある方へ

元幼稚園受験面接官のうみ塾長が、ご家庭の状況をうかがいながら、園選びと準備の進め方を一緒に整理します。

▶ 個別相談の詳細を見る

どんな学校か

公式サイトの沿革によると、Saint Maurは1872年に創立され、横浜港を見下ろす山手の丘の、創立当時と同じ場所で続いている学校です。カトリックの考え方を土台にした学校で、FAQでは、さまざまな宗教や国籍の家庭が集まる共同体であり、改宗をすすめることはないと説明されています。

学校全体は、モンテッソーリの幼児部門、小学校、中学校、高校で構成されています。沿革のページでは、1973年に日本で初めてインターナショナルのモンテッソーリ教育を始めた学校だと紹介されています。

所在地と通い方

所在地は横浜市中区山手町83と公式サイトに書かれています。FAQによると、スクールバスはありません。日本の公共交通機関は安全で信頼できるため、という説明です。小さい子の送り迎えをどうするかは、入学前に家族で決めておく必要があります。

モンテッソーリの幼児部門の特色

幼児部門のページで確認できたことを、私の言葉でまとめます。

2歳半から5歳以上が同じクラス

教室は2歳半から5歳以上の子どもに合わせて用意されていると書かれています。いちばんの特色は、年齢をまぜたクラスです。ひとつの教室に2歳半から5歳以上の子がいて、一人で、または少人数で活動しながら、お互いに学び合うと説明されています。年上の子は年下の子の手本になることで、責任感や自信を育てる、という考え方です。

手を使う教具と、自分のペースで進むカリキュラム

教室には、手で触れて操作する教具が整えられています。子どもは自分で選んで取り組み、一人ひとりのペースと段階に合わせて導かれるそうです。身の回りのことを自分でする力に加えて、算数、言葉、フォニックス、社会、理科、音楽、美術を、順を追って具体的に学ぶと紹介されています。

学校全体のこと

FAQでは、学校全体の平均のクラスの人数は10人とされています。食事は外部の業者が担当し、朝食・昼食・軽食を出しているとあります。制服もあります。幼児部門だけの1日の時間割は、私が読んだ範囲では見つけられませんでした。

また、入学前の小さな子と保護者向けに「Toddlers’ Group」があります。毎週火曜日の朝、モンテッソーリの建物の屋上で、子どもが遊び、保護者同士が交流する場と案内されています。学校の雰囲気を知るきっかけになるかもしれません。参加の条件はお問い合わせください。

入学までの流れ

入学のページで確認できたのは、次の流れです。

  1. 問い合わせ:入学担当のスタッフに連絡します。
  2. 学校見学:問い合わせの際に見学の日程を決めるよう案内されています。
  3. 申込書の提出:申込のフォームに記入して、入学の手続きに進みます。

入学の基準や面接の有無、英語力の条件は、入学の案内のメニューに項目がありますが、私が読んだ範囲では中身を確かめられませんでした。見学の際に必ずお尋ねください。費用は学費のページでご確認ください。

小学校受験・幼稚園受験を考えるご家庭が先に決めておくこと

ここからは私の考えです。Saint Maurがこうだ、というお話ではありません。英語で過ごす園を考えるご家庭に、私が一般にお伝えしていることです。

志望する学校の方向を決める

英語で過ごした経験は、英語に力を入れている小学校には、志望理由としてつながりやすいと私は考えています。園で育ててきたことの続きを、その学校で、と話せるからです。

一方、英語を特色にしていない学校を志望する場合は、「なぜ英語の園に通っていたのに本校なのですか」と聞かれても答えられるようにしておく必要があります。園を選んだ理由と学校を選ぶ理由を、ひとつの家庭の方針として話せるよう、ご夫婦で話し合ってください。考え方はプリスクールから小学校受験はできる?でくわしくお話ししています。

集団で動く経験がどのくらいあるかを確かめる

並ぶ、座る、待つ、指示を最後まで聞いてから動く。受験の行動観察では、こうした姿が見られます。見学では、子どもたちが集まって先生の話を聞く場面を見てください。足りないと感じたら、食事の間は座っている、順番を待つといったことを、ご家庭で補えます。

平日の夕方と週末の時間を書き出す

預ける時間が長いほど、家庭で準備に使える時間は短くなります。降園から寝るまでに何分あるか、週末にどのくらい使えるかを、入園を決める前に紙に書き出してください。学校の授業は英語で進みます。日本語の力と、日本の受験で見られる生活の習慣は、家庭で意識して育てる時間が必要です。

この学校は高校まで続きます。幼児部門だけ通って日本の小学校を受けるのか、そのまま進むのかで、準備は大きく変わります。入学の前に、ご家庭の考えをはっきりさせておいてください。

見学・説明会で聞く質問

  • 幼児部門の入学には、面接や英語の確認がありますか。
  • 年齢をまぜたクラスでは、全員で集まって先生の話を聞く時間はどのくらいありますか。
  • 幼児部門の1日の時間割と、お迎えの時間を教えてください。
  • 日本語にふれる時間はありますか。
  • 幼児部門のあとに日本の小学校へ進んだご家庭はいらっしゃいますか。

ご家庭でできること3つ

  1. 通う期間を決める。幼児部門だけか、小学校以降も通うのかを、今の考えで言葉にします。
  2. 見学で集団の場面を見る。座る、並ぶ、待つ場面がどのくらいあるかを確かめます。
  3. 1週間の時間割を作る。降園後と週末に、家庭で使える時間を書き出します。

あわせて読みたい:お受験幼稚園 vs インターナショナルプリスクール 元面接官が比較

プリスクールから受験を考えるご家庭へ

「なぜプリスクールから本園なのか」を、願書と面接でどう伝えるか。並ぶ・座る・待つといった集団での動きを、家庭でどう補うか。長い保育時間の中で、準備の時間をどう作るか。幼稚園受験の元面接官・うみ塾長が、ご家庭ごとに一緒に整理します。

▶ 幼稚園受験の個別相談 ▶ 小学校受験の個別相談

まとめ

Saint Maur International Schoolのモンテッソーリの幼児部門は、横浜市中区山手町にある、1872年創立の学校の入り口です。2歳半から5歳以上の子が同じ教室で、手を使う教具を通して自分のペースで学びます。入学は、問い合わせ、見学、申込書の提出の順で、くわしい基準は見学で確かめる必要があります。

日本の受験も考えるご家庭は、志望する学校の方向、集団で動く経験、家庭で使える時間の3つを、入学の前に決めておいてください。最新は公式サイトでご確認ください。

「わが家に合った園選びと準備の進め方を知りたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。