名古屋のNagoya International School幼児部|特色と入学
Nagoya International School(ナゴヤ・インターナショナル・スクール、略してNIS)は、名古屋市守山区にあるインターナショナルスクールです。この記事では、幼児部にあたるEarly Learning Center(アーリーラーニングセンター、ELC)に絞ってお伝えします。
なお、2026年10月8日に私が公式サイトを読んだ範囲では、学校名の日本語の正式表記は見つかりませんでした。そのため、この記事では英語の公式名で書いています。愛知県のほかの園とあわせて比べたい方は、愛知・名古屋のインターナショナルプリスクールの選び方をご覧ください。
どんな学校の幼児部か
公式サイトによると、NISは1964年に、家族たちの手で非営利の学校として始まりました。60年以上、名古屋で国際的な教育を続けてきたと紹介されています。プリスクールから12年生(高校3年生にあたる学年)までがそろう学校です。
所在地は名古屋市守山区中志段味(なかしだみ)です。車、電車、バスでの行き方がアクセスのページで案内されており、スクールバスのページもあります。
ELCの学年
ELCは、Preschool(プリスクール)とKindergarten(キンダーガーテン)からなる幼児部です。異なる年齢の子が同じクラスで過ごす「異年齢クラス」を、意図して取り入れていると書かれています。年下の子は年上の子を見て学び、年上の子は教えることで理解を深める、という考え方です。
何歳から入れるか、学年を分ける誕生日の基準は、私が読んだ範囲でははっきり確かめられませんでした。入学の方針のページに年齢と学年の項目がありますので、問い合わせの際にご確認ください。
学びの方針と1日の過ごし方
ELCは、イタリア発祥のレッジョ・エミリア・アプローチに着想を得て、国際バカロレア(IB)の初等教育プログラム(PYP)の枠組みで学ぶと書かれています。子どもの問いや興味を出発点に、遊びや探究、人との関わりを通して学ぶ形です。読み書きや数も、ばらばらの教科としてではなく、日々の活動の中に組み込んで育てると説明されています。
教室には、読む、書く、描く、組み立てる、音楽、ごっこ遊びなどのコーナーがあり、屋外にも探究の場があります。影を使って遊べる部屋もあるそうです。
1日の流れは、決まったリズムで進みます。公式サイトにある主な時間は次のとおりです(時刻の記載はありません)。
- コミュニティタイム:子ども、家族、先生が集まって1日を始める
- コラボレーションタイム:探究や遊び、プロジェクトに取り組む
- 屋外での探究、体育
- 日本語と日本文化:歌や季節の行事を通して地域とつながる
- 休息とふり返り:年少の子は休み、年長の子は少人数で学びをふり返る
英語と家庭の言葉
ELCに入る前に英語が話せる必要はない、と公式サイトにはっきり書かれています。遊びや日々の生活の中で、自然に英語を身につけていく考え方です。同時に、家庭では親がいちばん得意な言葉を使い続けるようすすめています。家で英語を使うことは求めていない、とFAQにあります。
入学までの流れ
入学のページでは、手続きが6つの段階で示されています。
- 入学の方針を読む
- オンラインで出願する
- 書類を提出する
- 出願料を支払う
- 審査と評価
- 入学の判定
FAQによると、出願は1年を通して受け付けており、空きがあれば年度の途中でも入学できます。書類がそろったあとに、保護者と学校が合う日時で面接が行われます。出願から面接までは最低2週間、評価がある場合は4〜6週間ほどかかると書かれています。何日か体験で通う形は行っておらず、もっと見たい場合は別の日に見学を予約するよう案内されています。学費は公式サイトの学費のページでご確認ください。
小学校受験・幼稚園受験を考えるご家庭が先に決めておくこと
ここからは私の考えです。NISがこうだ、というお話ではありません。英語で過ごす園を考えるご家庭に、私が一般にお伝えしていることです。
志望する学校の方向を決める
英語で過ごした経験は、英語に力を入れている小学校には、志望理由としてつながりやすいと私は考えています。園で育ててきたことの続きを、その学校で、と話せるからです。
一方、英語を特色にしていない学校を志望する場合は、「なぜ英語の園に通っていたのに本校なのですか」と聞かれても答えられるようにしておく必要があります。園を選んだ理由と学校を選ぶ理由を、ひとつの家庭の方針として話せるよう、ご夫婦で話し合ってください。考え方はプリスクールから小学校受験はできる?でくわしくお話ししています。
集団で動く経験がどのくらいあるかを確かめる
並ぶ、座る、待つ、指示を最後まで聞いてから動く。受験の行動観察では、こうした姿が見られます。少人数のクラスは一人ひとりに目が届きやすい反面、大きな集団で同じことをする場面は少ないこともあります。見学では、子どもたちが集まって先生の話を聞く場面を見てください。足りないと感じたら、食事の間は座っている、順番を待つといったことを、ご家庭で補えます。
平日の夕方と週末の時間を書き出す
預ける時間が長いほど、家庭で準備に使える時間は短くなります。降園から寝るまでに何分あるか、週末にどのくらい使えるかを、入園を決める前に紙に書き出してください。インターナショナルスクールの幼児部から日本の小学校へ進む場合は、どの時期に何を準備するかを早めに決めておくことが大切です。
また、NISは高校まで続く学校です。幼児部だけ通って日本の小学校を受けるのか、そのまま上の学年に進むのかで、準備はまったく変わります。入学を決める前に、ご家庭の今の考えを言葉にしておいてください。
見学・説明会で聞く質問
- ELCには何歳から入れますか。学年を分ける誕生日の基準を教えてください。
- 1日の始まりと終わりの時刻、預かりの有無を教えてください。
- 全員が集まって先生の話を聞く時間は、1日にどのくらいありますか。
- 日本語と日本文化の時間は、週に何回ありますか。
- 幼児部のあとに日本の小学校へ進む家庭への案内はありますか。
ご家庭でできること3つ
- 進路の考えを話し合う。幼児部のあとも通い続けるのか、日本の小学校を受けるのかを、今の考えで言葉にします。
- 見学で集団の場面を見る。座る、並ぶ、待つ場面がどのくらいあるかを確かめます。
- 1週間の時間割を作る。降園後と週末に、家庭で使える時間を書き出します。
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プリスクールから受験を考えるご家庭へ
「なぜプリスクールから本園なのか」を、願書と面接でどう伝えるか。並ぶ・座る・待つといった集団での動きを、家庭でどう補うか。長い保育時間の中で、準備の時間をどう作るか。幼稚園受験の元面接官・うみ塾長が、ご家庭ごとに一緒に整理します。
まとめ
Nagoya International SchoolのELCは、レッジョ・エミリアの考え方とIBの枠組みで、遊びと探究を中心に学ぶ幼児部です。入学時に英語力は求められず、出願は1年を通して受け付けています。対象年齢や時間割は、公式サイトだけでは確かめきれませんでしたので、問い合わせの際にお尋ねください。
受験を考えるご家庭は、志望する学校の方向、集団で動く経験、家庭で使える時間の3つを、入学の前に決めておくことが大切だと私は考えています。
「わが家に合った園選びと準備の進め方を知りたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。
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