ママ
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雙葉と田園調布雙葉は同じ雙葉だから、志望理由や準備はほぼ同じで大丈夫ですよね?
うみ塾長
うみ塾長
同じ校訓でも、募集対象、選考の進み方、通園条件は違います。志望理由の使い回しはもったいないので、2園の違いを知ったうえで、それぞれに合わせて準備しましょう。

雙葉小学校附属幼稚園と、田園調布雙葉小学校附属幼稚園。どちらも幼きイエス会の精神を受け継ぐカトリックの園で、校訓も同じ「徳においては純真に、義務においては堅実に」です。

ただし、受験できるお子様も、通園の条件も、選考の進み方も同じではありません。願書の志望理由を、どちらの園にもほぼ同じ内容で書いてしまうご家庭は少なくありません。この記事では、同じ校訓を持つ2園の違いと、ご家庭でできる準備を整理します。考査の具体例は、これまで受験されたご家庭から伺ったお話で、毎年の出題や園の基準を示すものではありません。

動画でも解説しています。


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押さえておきたい3つの違い

1つ目は、募集対象

どちらも2年保育の幼稚園です。雙葉小学校附属幼稚園(四谷の雙葉)は、小学校以上は女子校ですが、幼稚園では男女を募集しています。一方、田園調布雙葉小学校附属幼稚園は、女児のみ約50名の募集です。男の子が受験できるのは四谷の雙葉です。

ただし、雙葉小学校は女児のみの募集ですので、幼稚園に入園した男の子は、卒園後の小学校の進路をご家庭で選ぶことになります。

2つ目は、選考の進み方

雙葉小学校附属幼稚園は、指定された考査日に、親子で臨む考査や面接が行われてきました。親子で遊ぶ考査や個別の課題、面接が同じ日に行われた例があります。

田園調布雙葉は、公式の募集要項で、保護者とお子様の面接が先にあり、別日にお子様の考査が行われる流れです。両園を受ける場合は、実際に指定された日時が重ならないか必ず確認してください。

また、出願はインターネットで登録して終わりではありません。四谷の雙葉は園の受付へ、田園調布雙葉は郵送で、願書を提出する案内になっています。登録と書類提出、それぞれの締め切りを分けて確認しましょう。

3つ目は、通園条件

雙葉小学校附属幼稚園は、自宅から園まで、徒歩を含めて60分以内で通えることが応募条件です。入園後も、在園中はこの条件を満たす必要があります。

一方、田園調布雙葉には、通園時間の明確な制限はありません。ただし園は、お子様の身体的・精神的な負担を考えるよう案内しています。提出書類には、自宅から園までの経路と、駅での待ち時間を含む平均所要時間を書く欄があります。田園調布雙葉にも園バスはなく、車での通園はできません。

制限がないから長時間でも問題ない、という意味ではありません。電車に乗っている時間だけでなく、家から駅までの時間や乗り換えも含めて、実際に通う時間帯に親子で歩いて確かめてみてください。

項目 雙葉小学校附属幼稚園 田園調布雙葉小学校附属幼稚園
保育年数 2年保育 2年保育
募集対象 男女 女児のみ約50名
選考の流れ 親子遊び・個別課題・面接が同じ日だった例 面接が先、別日に考査
願書の提出 園の受付へ 郵送
通園条件 徒歩を含め60分以内 時間の上限はなし(負担を考えるよう案内)

考査で見られるものの違い(先に結論)

細かい話に入る前に、いちばん大事なところをお伝えします。

雙葉は、親子が一緒にいるときの自然な関係と、複数の条件を含む指示を聞いて考える力が表れやすい園です。田園調布雙葉は、親御様と離れたときに気持ちを切り替える力と、集団の中で身体を動かせる力が表れやすい園です。どちらも親子関係を見ていますが、それを確かめる場面が違います。

雙葉小学校附属幼稚園の求める家庭像

1つ目は、親子の関わりが自然体であるご家庭

これまでの受験例では、複数の親子が同じ部屋に入り、20分ほど自由に遊ぶ形が見られました。ボードに動物や木の実を貼る遊び、ボールを転がす遊び、魚釣り、輪投げなど、親子で一緒に楽しめるものが用意された年があります。

また、遊びの途中で、先生から親御様へ「どのようなお子様ですか」「休日はどのように過ごしていますか」と質問された例もあります。用意した回答を話すのではなく、お子様と遊びながら答えるため、親子の普段の距離感が表れやすくなります。休日に一緒に身体を動かす、お子様が選んだ遊びを親御様も楽しむ。こうした日常の積み重ねが、自然な親子遊びの土台になります。

2つ目は、複数の条件を含む指示を落ち着いて聞ける子を育てているご家庭

雙葉では、複数の条件を含む指示が出された例があります。動物に指定された数の食べ物を届ける課題や、すべり台、橋、山、ベンチを伝えられた順番で移動させる課題です。言葉や数の知識だけでなく、先生のお話を最後まで聞き、順番を整理して動く力が表れやすくなります。

この力は、問題集だけで身につくものではありません。ご家庭でも、「靴をそろえたら、手を洗って、いすに座ろうね」と、生活の中で二つ、三つの行動をまとめて伝える経験を重ねてください。ただし、長い指示を出してお子様を試す必要はありません。年齢に合わせ、聞いて動けた経験を少しずつ増やすことが大切です。

3つ目は、両親のどちらも同じお子様像を語れるご家庭

これまでの面接では、お父様、お母様の両方に同じ質問が行われた例があります。受験されたご家庭からは、すべての質問について、お母様から先に答えるよう指示された年もあったと伺っています。毎年同じ順番になるとは限りません。

大切なのは、どちらが先に答えても、長所、最近の成長、ご家庭での約束などについて、同じお子様像を語れることです。一字一句そろえる必要はなく、それぞれの視点でお子様を見ながら、根底にある教育方針が一致している状態を目指してください。

4つ目は、家庭の教育方針を自分の言葉で書けるご家庭

これまでの受験例では、志望理由や家庭の教育方針、園へ伝えておきたいこと、家族写真などを含む面接資料を提出する形式が見られました。書類の名称や項目、提出方法は年度によって変わる可能性があります。

園の教育方針を書き写すのではなく、「わが家は日々どのようなことを大切にしているのか」「その考えが表れた出来事は何か」を、ご夫婦で整理しておきましょう。雙葉の面接や願書は、こちらの記事でも詳しく解説しています。【雙葉小学校附属幼稚園】面接で質問される内容をプロが解説!/【雙葉小学校附属幼稚園】合格する願書の書き方をプロが解説

田園調布雙葉小学校附属幼稚園の求める家庭像

1つ目は、14年間の一貫教育を選ぶ意味を理解しているご家庭

田園調布雙葉は、幼稚園から高校までの14年間を、一貫した教育の時間として位置づけています。幼稚園はその最初の2年間です。公式にも、幼稚園から田園調布雙葉小学校へは、原則として全員が進学すると示されています。

ですから、面接で語るべきなのは幼稚園の2年間だけではありません。なぜ長い一貫教育の中でお子様を育てたいのか。祈る心、あたたかい心、自分を表現する力を、どのように育てていただきたいのか。ご家庭の考えを、14年間の入り口として整理しておきましょう。

2つ目は、日々の通園と園生活を支えられるご家庭

田園調布雙葉は、月・火・木・金曜日が午後まで、水曜日が午前保育です。給食と園バスはなく、午後保育の日にはお弁当を持参します。車での通園もできないため、日々の送迎が必要です。過去の面接では、送迎やお弁当作り、行事への参加について質問された例もあります。

「できます」と答えるだけでなく、誰が送迎するのか、急なお迎えにはどう対応するのか、お父様、お母様がどう分担するのかまで具体的に考えておきましょう。なお、保育時間や行事の運用は変わる可能性がありますので、受験年度の説明会で確認してください。四谷の雙葉も毎日お弁当で、預かり保育はありません。

3つ目は、親御様と離れる場面でも、安心して先生についていけるよう支えているご家庭

過去の面接では、お子様が名前や年齢を聞かれた後、先生と別室へ移動する形が取られた例があります。ただし、毎年同じ形で親子分離が行われるとは限りません。

ここで大切なのは、離れられたかどうかだけではありません。これから何をするのかを、親御様が落ち着いて伝えられるか。初めて会う先生のお話を聞いて動けるか。戻ってきた後に、次の活動へ気持ちを切り替えられるか。無理に離れる練習をするのではなく、「先生と行ってきて大丈夫だよ」と安心して送り出せる関係を、日頃からつくっておきましょう。

4つ目は、体を使った遊びと生活体験を積んでいるご家庭

これまでの考査では、複数のお子様が同じ部屋に入り、身体表現、片足立ち、ケンパー、指示行動、手先の課題、自由遊びなどに取り組んだ例があります。運動の完成度だけでなく、先生のお話を聞いて、集団の中で次の行動へ移る姿が表れやすくなります。

園は、自由活動と一斉活動を組み合わせ、日常の経験を大切にする保育を掲げています。外で走る、跳ぶ、土や植物に触れる、身近な動物の動きをまねる。こうした生活の中の経験が、身体表現や常識の課題の土台になります。田園調布雙葉については、こちらの記事も参考になります。【田園調布雙葉小学校附属幼稚園】面接で質問される内容をプロが解説!/【田園調布雙葉小学校附属幼稚園】合格する願書の書き方をプロが解説

考査内容の決定的な違い

これまでの雙葉小学校附属幼稚園の考査では、親子で自由に遊ぶ時間と、お子様が先生から指示を受けて取り組む個別の課題、親子面接が同じ日に行われてきました。親子遊びでは親御様の声のかけ方やお子様の遊びを待つ姿が、個別の課題では複数の条件を含む指示を最後まで聞き、順番を考えて動く姿が表れやすくなります。

一方、田園調布雙葉は、面接と考査が別日に行われます。過去の面接では、親御様と離れて先生と移動する場面が見られた年もありました。考査では、集団の中での身体表現、運動、指示行動、手先の課題、自由遊びなどが行われた例があります。

雙葉は、親子で一緒にいるときの自然な関係と、言葉を聞いて考える力。田園調布雙葉は、親御様と離れたときの切り替えと、集団の中で身体を使って動く力。考査で親子の姿が表れる場面が異なります。なお、考査内容、面接形式、人数、所要時間は年度によって変わることがあります。

まとめ

雙葉小学校附属幼稚園は、男女が受験でき、徒歩を含めて60分以内という通園条件があります。これまでの考査では、親子で一緒に遊ぶときの自然な関係と、複数の指示を聞いて考え、動く力が表れやすい園です。

田園調布雙葉小学校附属幼稚園は、女児のみの募集で、幼稚園から高校までの14年間を見据えた一貫教育の入り口です。面接と考査は別日に行われ、これまでの受験例では、親御様と離れる場面や、集団の中で身体を動かす課題が見られてきました。

どちらも、祈り、誠実さ、けじめを大切にするカトリックの園です。ただ、男の子か女の子か、小学校受験をどう考えるか、通園やお弁当を現実的に担えるかによって、選ぶべき園は変わります。志望理由を使い回さず、2園それぞれに合わせて整理してください。

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