【東京学芸大学附属幼稚園竹早園舎】倍率は?募集人数と抽選の仕組みをプロが解説
東京学芸大学附属幼稚園竹早園舎は東京都文京区にある国立の幼稚園です。園児数は59名(男児30名、女児29名)。2年保育のみの募集です。
募集人数
| 2年保育 | 男女計30名 |
| 応募資格 | 令和2年4月2日〜令和3年4月1日生まれ |
| 受験番号付番 | 出願順 |
| 月齢考慮 | あり |
| 考査料 | 1,600円 |
選考の流れ
| 第一次検定(発育総合調査) | 男児 12月17日/女児 12月18日 |
| 第二次検定(抽選) | 12月20日 |
| 合格発表 | 12月20日 |
| 考査日程 | 抽選を含めて2日 |
抽選の仕組み
第二次検定は、第一次検定の合格者を対象にした抽選です。合格者数より1つ多い数の番号札が入ったつぼから、受付番号順に札を引きます。最後に残った札の次の番号から、男女各15人が選出されます。
つまり、何番を引いたかではなく、「残った番号の次から15人」という仕組みです。順番も運も、結果を左右します。第一次検定を通過しても、そこで決まるわけではありません。
大切な前提
この園には通園区域の指定があります。東京都23区内の指定区域に保護者とともに居住し、徒歩または公共交通機関で35分程度までで通園できることが条件です。入園後もこの区域内に居住し続ける必要があります。
また、教育実習や研究活動が多い園です。ボランティア活動への協力も求められます。面接でもこの点が必ず問われます。
倍率が公表されない園で、まず知っておきたい第一次検定の中身
この園の選考は、第一次検定(発育総合調査)を通過してから、抽選で決まります。第一次検定は竹早小学校の校舎で行われ、所要時間は約1時間です。男女別、生年月日順に各1日で実施され、15〜17人単位でお子さんだけが調査室に入って集団テストを受けます。その後、親子で面接室前の廊下に移り、面接と親子遊び、個別テストが行われます。
集団テストでは、お店屋さんごっこ(途中で店と客が交代します)、モグラに餌をあげるゲーム、お医者さんごっこやバスごっこといった行動観察のほか、カエルやゴリラ、ヘビのまねをする身体表現、ケンケンパーなどの運動が出題されました。いずれも遊びの延長にあり、練習で身につけるというより、ふだんの遊びで培われる力です。
親子遊びに表れる「家庭の関わり方」
面接時に行われる親子遊びは、正解のない課題です。ひとつは、箱の中のコップや紙製の立方体、ラップの芯などを使って「できるだけ高く積む」課題、もうひとつは魔法のステッキを使って、イラストの動物や好きな動物に変身させる課題でした。
ここで見られるのは、親が先回りして仕切らず、お子さんと相談しながら試してみる関係かどうかだと考えられます。倒れたら一緒に笑って積み直す、お子さんの「ゾウじゃなくて恐竜がいい」という発想を受け止める。そんな日常のやり取りが、そのまま姿に表れます。
面接とアンケートはつながっている
面接は第一次検定の当日に、保護者1人と本人で3〜5分ほど行われます。お子さんの考査中に、保護者は質問票(アンケート)を記入して提出します。アンケートでは、与えたくないおもちゃ(男児)またはお菓子(女児)を子どもが欲しがったときにどうするかが問われ、面接ではその回答を受けて「そのように対処されたのはどうしてですか」と掘り下げられます。
保護者への質問には「本園の概要はお読みになりましたか」「ボランティア活動にご協力いただけますか」といったものがあります。この2問は、附属園の性格そのものを問うものです。理想の答えを用意するのではなく、ご家庭で本当に納得できているかを確かめておきましょう。
説明会も公開行事もない園だからこそ
この園には、入園説明会も公開行事もありません。出願はWeb出願をしたあとに郵送出願も行う2段階で、2025年度入園の例では、Web出願が11月8日〜13日、郵送出願が11月11日〜14日の消印有効でした。住民票の写し(世帯全員記載のもの)が必要で、取得に時間がかかります。日程は年度で変わるため、出願を考える年度の募集要項でご確認ください。
園の様子を直接見る機会が限られる分、園のホームページで公表されている資料を丁寧に読み込むことが、そのまま準備になります。
国立ならではの費用と通園の条件
国立ですので保育料は月額6,100円と抑えられており、入園料は31,300円です。そのほか、竹園会(後援会)会費が年額20,000円、エマージェンシーコールの登録料・利用料が年額5,000円、空調整備費が40,000円かかります。制服や課外教室はなく、お弁当は週4回です。金額は変更される場合がありますので、最新の募集要項でご確認ください。
通園区域の条件は、通えるかどうかの現実的な判断が必要です。「35分程度まで」は大人の足ではなく、お子さんが徒歩や公共交通機関で無理なく通える時間のことです。朝の混雑する時間帯に、お子さんと一緒に実際のルートを試してみてください。詳しくは通園区域と35分ルールの記事で解説しています。
母子分離と抽選をどう受け止めるか
集団テストはお子さんだけで入室し、誘導係は竹早小学校の6年生です。受験された家庭からは、調査中に泣いてしまった子は親が呼ばれてつき添っていたようだったという声もあります。知らない年上の子について行く経験や、トイレに行きたいと自分から言う経験を、日常の中で重ねておくことが大切です。
最後は抽選ですので、結果を左右する運の要素は避けられません。だからこそ、ご家庭では結果に一喜一憂せず、親子で遊びと会話を楽しむ時間を大切にしてください。
附属園としての性格を理解しておく
東京学芸大学附属幼稚園竹早園舎は、教員養成大学の附属園です。9月から10月にかけて教育実習があり、研究活動も日常的に行われます。園は「早期教育は行わず、子どもたちが心身ともに総合的に成長することをねらう」と明記しており、「自主性を重んじる」方針を掲げています。面接でこの方針についての考えを聞かれたときに、ご家庭の言葉で答えられるよう、日頃のしつけや声かけを見直しておくとよいでしょう。
「わが家に合った準備の進め方を知りたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。
▶ 東京学芸大学附属幼稚園竹早園舎の受験ガイド総まとめ(倍率・学費・考査・面接など)はこちら
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