東洋英和女学院小学部は、キリスト教の教えを大切にした、品格ある教育を実践する女子校です。港区六本木という都心にありながら、緑に囲まれた穏やかな環境の中で、心と知性を育む学びが行われています。
本記事では、そんな東洋英和女学院小学部の入学式について、服装や持ち物、当日の流れなど、初めての方にもわかりやすくご紹介します。
これから入学式を迎えるご家庭はもちろん、受験を検討中の方にとっても、入学後のイメージを具体的に描くヒントになるはずです。式典当日を落ち着いて迎えるために、ぜひご活用ください。
【東洋英和女学院小学部】入学式の事前情報
まずは、東洋英和女学院小学部の基本情報や教育方針、その伝統や特色について簡単にご紹介します。
学校の基本情報と教育方針
東京都港区の緑豊かな高台にある東洋英和女学院小学部は、キリスト教の精神を大切にした教育を行う女子校です。
毎朝の礼拝や聖書の学びを通して、思いやりと感謝の心を育てることを大切にしています。また、少人数制の授業を通じて、一人ひとりの個性と可能性を大切にしながら、学びの土台を丁寧に築いていくのが特徴です。
学校名 | 東洋英和女学院小学部 |
校長 | 吉田太郎先生 |
共学/別学 | 女子 |
宗教 | プロテスタント |
創立年度 | 1888年 |
内部進学者数 (幼稚園から) | 30名 |
1クラスの児童数 | 40名2クラス |
教員数 | 42名(正教員28名 講師14名) |
給食/お弁当 | 給食(週5回) |
アフタースク-ル | なし |
伝統と特色
130年以上の歴史を持つ東洋英和女学院は、日本における女子教育の草分け的存在です。創立以来、変わらず大切にされているのが「敬神奉仕」の精神。日々の学校生活を通じて、自分のことだけでなく、周囲や社会へ目を向ける姿勢を育てています。
伝統を守りながらも、時代に応じた柔軟な教育を取り入れている点も、多くの家庭から支持を集める理由のひとつです。
【東洋英和女学院小学部】入学式の基本情報
ここからは、東洋英和女学院小学部の入学式について、基本的な情報をご紹介していきます。
入学式の日程と時間
東洋英和女学院小学部の入学式の日程は、一般には公表されていません。ただ、学校の公式ブログには過去の入学式の様子が写真付きで掲載されていることがあり、そこからおおよその日程を知ることができます。
具体的な日時は、入学が決定したご家庭に向けて、個別に案内される形となっています。
年度 | 日程 |
2025年度 | 4月9日(水) |
2024年度 | 4月10日(水) |
2023年度 | 4月11日(火) |
会場とアクセス方法
東洋英和女学院小学部の入学式は、校内にある講堂で行われます。こちらの講堂は、全校児童約480名が一堂にかいせる広さがあり、ふだんは朝の礼拝や学芸会、コンサートなどでも使用されています。
ステージの右側には、2006年に設置されたオランダ・ライル社製のパイプオルガンがあり、荘厳な音色が式典に彩りを添えてくれます。
アクセス方法は以下の通りです。
【会場住所】
〒106-0032
東京都港区六本木5-6-14
【最寄り駅案内】
・東京メトロ日比谷線「六本木駅」3番出口から徒歩約7分
・東京メトロ南北線「麻布十番駅」5a出口から徒歩約7分
・都営大江戸線「麻布十番駅」7番出口から徒歩約5分
いずれの路線からもアクセスが良く、六本木や麻布十番といった落ち着いた街並みの中にあります。
保護者への案内事項
※こちらの項目は現在「不明」でしたので、保留としています。情報が揃いましたら、すぐにリライト対応いたします。
入学式当日の流れ
東洋英和女学院小学部の入学式は、新一年生とそのご家族、在校生、教職員が講堂に集まり、厳かで温かい雰囲気の中で行われます。
コロナ禍では規模を縮小して実施されていましたが、2023年度からは従来の形式が復活しました。
式の冒頭では、在校生が手作りしたお花のアーチをくぐって新一年生が入場します。讃美歌を歌い、聖書の言葉に耳を傾ける中で、神さまへの感謝を込めた礼拝としての入学式が進んでいきます。
校長先生(小学部長)からの式辞に続き、担任の先生がひとりずつ新入生の名前を読み上げて紹介。その後、副院長先生からの祝辞もあります。
式の後には、児童一人ひとりの名前を呼んでお祝いする歓迎会、そして保護者も交えてマドレーヌをいただきながらのお茶会が催され、たくさんの「おめでとう」が交わされる一日となります。
また、当日には教科書をはじめ、算数セットや文房具、お絵かき道具などが一式配布され、新たな学びのスタートに向けた準備も整います。
入学式前日の準備
入学式の前日には、全校児童と教職員が一丸となって、新一年生を迎えるための準備を行います。特に新しく最高学年になる6年生たちは、妹たちを迎える役割を担い、校内の飾り付けや清掃などに大忙しです。
この日、在校生たちはエプロン姿で校内をピカピカに磨き、お花や飾りを使って式場を華やかに整えます。かつて自分たちが温かく迎えられた経験を胸に、今度は自分たちが“迎える側”として心を込めて準備に取り組む姿には、東洋英和ならではの教育の精神が息づいています。
【東洋英和女学院小学部】入学式にふさわしい服装と持ち物
ここからは、東洋英和女学院小学部の入学式にふさわしい服装や、当日の持ち物についてご紹介します。初めての式典で戸惑うことのないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。
子ども(新入生)と保護者の服装マナー
新入生となるお子さまは、学校指定の制服を着用します。ご家族の方は、落ち着いた雰囲気のフォーマルな装いが基本です。
たとえば、お母さまは紺やグレー、アイボリーといった控えめな色のスーツに、パールのアクセサリーを添えることが多いようです。お父さまはシンプルなお受験スーツにポケットチーフを添えるなど、上品さを意識したスタイルが好まれます。
祖父母の方も、なるべく控えめなセミフォーマルが望ましいでしょう。派手な着物や華やかすぎる装いは、キリスト教の静かな雰囲気にそぐわない場合がありますので、注意が必要です。
当日の持ち物リスト
入学式当日は、配布される学用品も多く、しっかりとした準備が必要です。以下の持ち物を参考にして、余裕を持って準備しましょう。
主要な持ち物 | CHECK ✔ |
---|---|
上履き(保護者・お子さま用) | |
スリッパ(保護者用) | |
大きめのサブバッグ(教科書やさんすうセットの持ち帰り用) | |
配布資料を入れるクリアファイル | |
ハンカチ・ティッシュ | |
念のための予備マスク | |
お子さまの着替え(必要な場合) |
特にサブバッグは、かさばる教材や文具類をまとめて持ち帰るのに便利です。丈夫で大容量のものを用意しておくと安心です。
雨天時の対策や注意点
天候が崩れた場合の備えも大切です。校内には傘立てが用意されていない場合があるため、傘袋の持参をおすすめします。また、入室前には大きめのタオルで傘やレインコートの水滴をしっかり拭き取り、校内を濡らさないようにしましょう。
持参する傘は、透明のビニール傘や派手な柄のものは避け、シンプルで落ち着いたデザインのものを選ぶと無難です。
お子さまが長靴を履いてくる場合は、制服に合う外靴と靴下の替えも準備しておくと安心です。式後に写真撮影を行う可能性もあるため、足元まできちんと整えておくことが大切です。
入学式に向けての準備チェックリスト
入学式は、お子さまにとって新しい一歩となる大切な日。バタバタしがちな直前になって慌てないように、早めの準備がおすすめです。ここでは、入学式当日までに整えておきたい準備項目をリストアップしました。
入学式に向けて準備しておくこと
準備項目 | CHECK ✔ |
---|---|
持ち物や学用品への名前つけ | |
通学路の確認や登校練習 | |
朝の起床・就寝時間を整える | |
保護者用スーツやアクセサリーの用意 | |
制服の着替え練習 | |
制服でのお手洗い練習 | |
制靴の脱ぎ履き練習 | |
ランドセルの開閉練習 | |
制服姿での記念撮影(リハーサル) | |
入学に対する不安のケアや声かけ |
特に生活リズムの調整や、身支度にかかる時間の見通しを立てておくことで、当日の朝がスムーズになります。
前日までに準備しておくこと
準備項目 | CHECK ✔ |
---|---|
カメラ・ビデオの充電チェック | |
会場までの道順を確認 | |
天気予報をチェックし必要に応じて雨具準備 | |
当日の荷物の確認 | |
制服やスーツのアイロンがけ | |
靴の手入れ(磨き) | |
学校からの案内・注意事項の確認 |
余裕を持って前日中にすべて準備しておけば、当日を安心して迎えられます。
写真・ビデオ撮影のポイント
式当日は、大切な瞬間を記録に残したいもの。ただし、撮影マナーを守ることも忘れてはいすることのないよう、大人としてのマナーを意識して行動することが大切です。
けません。
・撮影は、学校のルールや指示に従うのが基本です。
・三脚などの使用に制限がある場合もあるので、事前に確認を。
・他のご家族と譲り合いながら、周囲に配慮して撮影しましょう。
つい夢中になって前へ出すぎたり、後方の方の視界をふさいでしまったり
その他の注意点
きょうだいの同伴について
小さなお子さまやきょうだいの同伴は可能か、事前に学校からの案内を確認しておくと安心です。
式典中は静かな雰囲気が求められるため、騒がしくならないように配慮が必要です。ベビーカーの利用制限がある場合もあるため、必要に応じて抱っこ紐なども準備しておきましょう。
写真撮影の混雑と時間管理
入学式後は講堂前や校舎周辺で写真撮影を希望する家庭が多く、人気の撮影スポットでは混雑が予想されます。
集合時間に遅れないよう時間に余裕を持って行動しましょう。また、記念撮影の時間ばかりに気を取られず、お子さまとの会話や表情にも気を配ることが大切です。
公共交通利用時のマナー
学校周辺は住宅街であり、近隣の方々への配慮が求められます。駅からの道中や学校付近では、静かに行動し、立ち止まっての写真撮影や大声での会話は控えましょう。
特に送迎の際は、指定場所以外での駐停車を避けるなど、マナーある行動が求められます。
お子さまへの声かけとフォロー
お子さまにとっては緊張の1日。保護者が優しく声をかけて安心感を与えることも大切です。
慣れない制服や人混みで戸惑うこともありますので、できるだけ落ち着いた雰囲気で寄り添ってあげましょう。
スマートフォンの使用について
式典中のスマートフォン利用は控え、マナーモードに設定しておきましょう。撮影のためにスマートフォンを使う場合も、手元の操作音や画面の明るさが周囲の迷惑にならないよう注意が必要です。
まとめ:東洋英和女学院小学部の入学式で素敵な学校生活のスタートを
東洋英和女学院小学部の入学式は、ただの式典ではなく、お子さまが“東洋英和の一員”として新たな一歩を踏み出す大切な節目です。
伝統ある講堂で交わされる祝福の言葉や讃美歌、在校生のあたたかいまなざし──そのすべてが、これから始まる6年間の豊かな学びと心の成長を象徴しています。
準備を整えて、心穏やかにこの特別な日を迎えることができれば、親子にとって忘れられない思い出となるはずです。東洋英和女学院小学部を目指すご家庭にとっても、この入学式の様子は大きなモチベーションとなることでしょう。
素敵な学校生活のはじまりを、どうぞ心から楽しみにしてください。