玉川学園小学部は、独自の「全人教育」の理念のもと、知徳体の調和がとれた豊かな人間性を育む伝統校です。 広大なキャンパスでの学びを通じて、国際社会で活躍するリーダーの素養を養う教育方針は、多くのご家庭から確かな信頼を集めています。
お子さまの輝かしい未来への第一歩として、玉川学園小学部への入学を検討されている親御さまも多いことでしょう。
本記事では、合格を目指すご家庭がスムーズに準備を進められるよう、最新の入試データ(2025年度実施・2026年度新入生対象)に基づき、募集定員や当日の流れ、合格発表までのスケジュールを詳しく紐解き、お受験のプロの視点から、大切なポイントを整理して解説します。
※ご注意 入試に関する最終的な判断や正確な詳細については、必ず学校公式サイトの募集要項を直接ご確認ください。
【玉川学園小学部】募集人員
まずは、2025年に実施された玉川学園小学部の入学試験における募集人員について確認していきましょう。
| 第1回 | 第2回 | ||
| 募集人数 | JPクラス・EPクラス:合計140名 (内部進学者を含む) | JPクラスのみ:若干名 | |
玉川学園小学部では、年度により多少の変動はありますが、例年「JPクラス(日本語クラス)」2学級(各約35名)と、「EPクラス(英語浸透教育クラス)」2学級(各約35名)という構成になっています。
ここで注目すべきは、併設の幼稚部からの内部進学動向です。 例年、内部進学者の多くが「EPクラス」を志望する傾向にあります。そのため、外部からの一般受験生に割り当てられる席数はEPクラスの方がより少なくなり、結果として都内でも屈指の「激戦」となることが予想されます。
この限られた合格の枠を勝ち取るためには、単なる試験対策に留まらず、玉川学園が大切にしている教育方針を深く理解し、早い段階から丁寧な準備を積み重ねておくことが何よりの鍵となるでしょう。
【玉川学園小学部】出願資格
続いて、2025年に実施された玉川学園小学部の入学試験における出願資格について見ていきましょう。
| 第1回 | 第2回 | ||
| 受験資格 | 2019年4月2日から2020年4月1日までに生まれたもの | ||
玉川学園小学部では、居住地による受験の制限は設けられていません。 実際、保護者さまの転勤を見据えて関西圏などの遠方から受験され、見事合格を手にされているご家庭の実績も多々あります。「今は遠方に住んでいるから」と諦める必要はありません。
また、海外帰国生の受け入れについても門戸を広げています。 海外からの帰国に合わせて受験を希望される場合は、学校が指定する「海外在留証明書」を提出することで出願が可能となります。
ただし、帰国時期や提出書類の詳細については、個別の状況によって確認が必要なケースもあります。少しでも不安がある場合は、早めに学校の窓口へ直接問い合わせておくのが安心です。
【玉川学園小学部】入学願書受付
玉川学園小学部の2025年度入試では、試験日程として「第1回」と「第2回」の2つが設定されていました。出願にあたっては、まずどちらの日程で挑むかを選択することになります。
| 第1回 | 第2回 | ||
| 入試要項・願書配布開始 | 2025年5月下旬 | ||
| 出願期間 | 郵送 出願 | 検定料 *銀行またはコンビニエンスストアにて納入 2025年9月26日(金)~2025年10月15日(水) 出願書類 *締切日消印有効 2025年9月29日(月)~2025年10月15日(水) | 検定料 *銀行またはコンビニエンスストアにて納入 2025年11月7日(金)~2025年11月18日(火) 出願書類 *締切日消印有効 2025年11月10日(月)~2025年11月18日(火) |
| 窓口 出願 | 検定料(現金のみ) 出願書類 | 検定料(現金のみ) 出願書類 | |
| 入学検定料 | 30.000円 | ||
出願の手続き自体は、以下の2つの方法からご家庭の状況に合わせて選ぶことが可能です。
・郵送出願: 遠方の方や、お仕事などで時間が取りにくい場合に便利です。
・窓口出願: 学校の雰囲気を肌で感じながら、直接書類を提出できます。
ここで、玉川学園小学部の入試において最も特徴的であり、慎重な判断が求められるポイントがあります。
それは、「第1回と第2回の両方に出願することはできない」というルールです。
一度のチャンスをどちらの日程にかけるのか。他の併願校との兼ね合いや、お子さまの仕上がり具合を考慮しながら、ご家族でじっくりと戦略を練る必要があります。
この「一回勝負」という重みがあるからこそ、事前の情報収集と覚悟が合格への第一歩となります。
【玉川学園小学部】入学試験日程
続いて、2025年度に実施された玉川学園小学部の入学試験のスケジュールを詳しくご紹介します。
| 第1回 | 第2回 | |
| 試験日 | 2025年11月1日(土)・2日(日)・3日(月・祝)のいずれか1日
試験日の決定は原則受付順とさせていただきますが、定員の関係上ご希望通りにならない場合もありますことをご了承ください。 試験開始時刻の指定はできかねます。 | 2025年11月29日(土)
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| 試験内容 |
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【玉川学園小学部】試験内容・面接について
玉川学園小学部の入試では、おおむね次の3つの内容が実施されます。
試験内容 | 行動観察・運動 |
| 言語・数量(受験者面接) | |
| 保護者同伴による面接 |
【玉川学園小学部】考査概要
玉川学園小学部の考査では、行動観察や制作、面接などを通じて、お子さまの資質やご家庭の教育方針を多角的に評価するのが特徴です。
「全人教育」の理念に基づき、自ら考え行動する力や、周囲と調和する豊かな人間性が備わっているかを丁寧に見極める内容となっています。
【行動観察・運動】
玉川学園小学部の入試で行われる行動観察・運動では、しっぽ取りゲームやボール遊びなどの集団活動から周囲のお友だちとどのように関わるかという社会性が重視されます。
玉川学園小学部が掲げる「きれいな心」を体現するように、自分だけが目立つのではなく、他者と調和しながら穏やかに振る舞い、場面に応じた適切な判断ができるかどうかが鍵となります。
【言語・数量療育】
玉川学園小学部の入試で特に特徴的なのが、カプラやボール遊び、自由制作といった「自学自律」の精神を試す活動です。ここでは、単に器用に形を作るだけでなく、答えのない課題に対して自分の感性をどう発揮し、オリジナリティのある表現ができるかという創造力が評価されます。
また、先生の指示を待つだけではなく、自ら考えて工夫しながら取り組む主体性も細かく観察されています。
たとえ途中で失敗したり、思い通りにいかなかったりしても、決して諦めずに前向きに挑戦し続ける「レジリエンス(回復力)」は、玉川学園が求める“人生の開拓者”としての資質を示す大切なポイントとなります。
【保護者同伴による面接】
玉川学園小学部の面接は親子面接で、考査当日に実施されます。所要時間は約10分です。
面接会場では、出入り口から遠い順に「父・子・母」が着席し、アクリル板越しに先生が2名いらっしゃいます。
なお、出願時に提出する入学志願書・面接資料には、主に以下の項目を記入します。
・玉川学園を志望した理由
・家庭教育で大切にしていること
・お子様の性格(長所・短所)
面接は、事前に提出した入学志願書・面接資料の内容に沿って進められるため、これらの準備は非常に重要です。
入学志願書・面接資料の書き方については、こちらをご覧ください。
【玉川学園小学部】合格発表後の流れ
| 第1回 | 第2回 | |
| 合格発表(WEB) | 2025年11月4日(火)13:00~24:00 | 2025年11月29日(土)18:30~ 2025年11月30日(日)24:00 |
| 入学手続書類交付 | 2025年11月5日(水)10:00~12:00 | 2025年12月1日(月)10:00~12:00 |
| 入学手続締切 | 2025年11月7日(金) *郵送受付のみ・締切日消印有効 | 2025年12月3日(水) *郵送受付のみ・締切日消印有効 |
合格発表から入学手続きまで
合格発表の瞬間は、これまでの努力が報われる感動の時ですが、そこから入学に向けた手続きは、驚くほどスピーディーに進んでいきます。
合格通知を受け取られた後は、書類の確認や入学金の納入など、期限の限られた手続きが立て続けに控えています。「うっかり」が許されない大切な期間ですので、あらかじめスケジュールに余裕を持たせておきましょう。
合格と「補欠」の仕組みについて
玉川学園小学部の入試では、学校側が設けている一定の選抜基準に基づき、厳正な判定が行われます。ここで心に留めておきたいのは、たとえお子さまの得点が合格基準点を超えていたとしても、必ずしも「合格(正規合格)」となるとは限らないという点です。
非常に志願者が多い人気校であるため、試験の結果が良好であっても、募集定員の枠に限りがあることから「補欠」としての通知になるケースが少なくありません。
この補欠のゆくえについては、正規合格者の中に辞退者が出た場合、その欠員を埋める形で順次繰り上げの連絡が入る仕組みとなっています。
ただし、その年の合格者の動向によって繰り上げの状況は大きく変動します。「激戦」と言われる玉川学園だからこそ、どのような結果であっても落ち着いて次の一歩を踏み出せるよう、あらかじめ心構えをしておくことが大切です。
まとめ:出願戦略をまとめ、家族力を高めることが合格へのスタート
玉川学園小学部の入学考査では、国際的な教育環境や英語力といった目に見えるメリットだけでなく、玉川学園の根幹である「全人教育」や「12の教育信条」を深く理解し、その理念にどれだけ共感できているかが問われます。
「この学校で、人間としての格となる土台を築きたい」というご家庭の想いを、真摯に伝えていくことが何よりも大切です。
第1回・第2回という限られたチャンスをどう活かすか。その出願戦略を練る過程そのものが、ご家族の教育方針を見つめ直し、「家族の力」を高める貴重な時間となります。
まずは家庭内での対話を大切に、お子さまが自分らしく、自信を持って本番の舞台に立てるよう、心身両面から温かくサポートしていきましょう。その一歩一歩の積み重ねこそが、玉川学園小学部への合格、そしてお子さまの豊かな未来へと繋がっていくはずです。
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